お仕事でコバルトが含まれた原料をアルミナるつぼで焼くことがあるのですが、
使えば使うほど、鮮やかな青色に染まっていきます。
実はこれが『コバルトブルー』と呼ばれる色なんです。
というわけで、今日はコバルトブルーについてお話ししましょう。
コバルト青は組成式 CoAl2O4で表される物質になります。
コバルト原子ひとつにアルミ原子がふたつ化合した金属酸化物ですね。
前回の記事で酸化物は安定していると書きましたが、
こちらもなかなか頑丈さが期待できる顔料です。
ここでコバルトとアルミの比率について、コバルトが多いほど青さが増すようです。
つまりアルミナるつぼに、コバルトが付けばつくほど青くなっていくのはこのためだったのですね。
というわけで、コバルトブルーにはアルミも必要なんだよっ! というお話でした。
ふっふーは空を描くとき、青さに深みを持たせたいところにコバルトブルーを使っています。
実際の空はここまで深い青ではないのですが、好きなんですよね。
山の上で見るような濃い空の色って。
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