この1ヵ月、初任研の研究授業「個別の課題学習」(50分間で3名の個別学習・自習学習も含む)を一緒に作り上げてきました。本日、その授業で、初任の先生は生徒以上に緊張していて、その緊張感が見ているこちらにも伝わってくるほどでした。そんな緊張を感じ取り、わざといつも見せないような悪な表情で試すような行動に出る生徒・・・。生の授業ならではの真剣勝負。あえて介入することなく静観しました。
そんな中、初任の先生は考えて、いろいろな工夫をして対応していました。
これまで授業を見させていただき、「仮説と検証」を繰り返すことが大事、とお伝えしてきました。生徒が何を考えて、どのように感じているのかを捉え、そのことに対してどのような教材教具を用意して対応し、その仮説を検証していくのかということ。
研究協議会では、すこし厳しいやりとりがありました。教師として専門性向上のための真剣勝負です。
これまで授業を見させていただき、初任の先生と生徒とのやりとりの中で思ったことをお伝えし、自分の答えを押し付けることなく、問題提起をし、そのことに関して、初任の先生がどのように考えるのか、その考えたことを次の授業にどのように反映させるのか、そんなやりとりをしてきたつもりです。
研究協議会で、厳しいご意見に対し、初任の先生は自分の言葉で、自分の考えを伝えていました。
教員として、自分の行った指導に対して、はっきりとその理由と根拠を説明できる、説明責任を果たせることってやはりとても大事だなぁと思った瞬間でした。