Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

次回、12月19日(土)開催決定!

2015年08月30日 22時24分23秒 | 日記

チーム埼玉学習会、次回、12月19日(土)に開催することが決まりました。

内容は高等部の実践報告になる予定です。場所はまだ未定です。これから抽選です。

高等部の専門性は全国的に問われているので(生徒の急激な増加や、実態に応じた教育課程の複線化など)、専門性高く実践されている先生方の報告は今後の埼玉県内の高等部における教育実践において大きな影響を与えるものと考えています(キャリア教育、特にワークキャリアについても)。

話は変わりますが、1998年に公開されたイタリアの喜劇俳優、ロベルト・ベニーニ監督・主演の「ライフ・イズ・ビューティフル」を17年ぶりに見ました。当時は映画館で見て、それなりに面白いハートフルな映画だったなぁという印象でしたが、年を経てから観て、改めて感動してしまいました。実力のある作品は時空を超えて、その価値が光り輝き続けるのだなぁと思いました。(畠山)


夏休み終了。

2015年08月24日 23時39分55秒 | 日記

本日、午前、中学校での「発達障害の理解と指導」、午後、特別支援学校での「キャリア教育の視点での自立活動」の研修を終えました。移動時間も含め、なんだかんだの12時間でした。

何とか無事に終え、ホッとしています。

自分に何ができたのかはわかりませんが、今の自分にできる限りの精一杯のことはしてきたつもりです。

中学校の先生方、特別支援学校の先生方から、意見交換を通して多くのことを学ばせていただきました。

本日の研修を終え、今年の夏休みは終了です。明日から出勤、後期の準備が始まります。

                                         畠山


14歳の君へ

2015年08月14日 23時08分01秒 | 日記

毎日新聞社から出された2006年の池田晶子さんの作品です。

2007年に知り、ずーっと読みたいと思いながら、やっとこのお盆休みに読みました。

30年前に読まなけれならない作品ですが、今読んで感動し、また今の自分を支え、いろんなことを考えさせられました。

池田晶子さんは、2007年に癌で亡くなられています。

今年の自分の宿題であるキャリア教育と自立活動の関連の答えに通ずる内容でした。池田晶子さんは哲学の立場から語っていますが、結局、本質は同じなのかな、という考えに行きつきそうです(もう少し時間をかけて熟考しないといけないとは思いますが)。

同じ30年前、日航機の御巣鷹山墜落事故がありました。

「沈まぬ太陽」等の映画でも取り扱われています。テレビでも特番を組んで放送されているのを改めて観ました。

14歳の自分にとって大きな衝撃でした。当時の報道では倫理規定がまだ確立されておらず、生々しい写真がそのまま報道されていました。あまりに悲惨な状況が今でも記憶に残っています(国会図書館に行けば、その当時の出版物を閲覧することができるかと思います)。私は規制している現状を支持します。見るべきではないと。見ることをせず、想像し、あってはならないと思いいたる方がよいと考えます。異論があるかもしれませんが、私はそれが正しいのではないかと思います。

「人が生きることとは何か」「自分らしさとは何か」「思うのではなく考える力」等等、池田晶子さんの言葉から多くの気づきをいただきました。

今悩んでいる人や学生も含め、できれば多くの人に読んでもらいたい一冊です。

畠山


戦争を2度としてはいけない。

2015年08月12日 00時10分01秒 | 日記

先輩の先生から言われた言葉です。

その先輩の先生は志なかばで病気で亡くなりました。

自分にできることはその先輩の分まで教員として精一杯仕事をすることだと思っています。

戦争は絶対してはいけない。

終戦70年を迎えて改めて思うことです。

決して歴史上の昔話ではありません。

日本が戦争をしてはいけない、と思うのですが、自分の意志とはかかわらず時代は動いていくものだと思わざるを得ない現実も直感的に感じつつあります。でも、日本が2度と戦争をしないことを願うばかりです。


音読の効果

2015年08月06日 22時32分49秒 | 日記

昨日、免許状更新講習で東洋大学の湯舟教授の英文速読の講義を受講してきました。

非常に興味深く収穫の多い学びの機会でした。

とにかく速読。チャンクでまとめて和訳せず意味を理解していくことの重要性。脳科学や認知心理学からのデータの裏図けから解説していて納得いくものでした。できるだけ早く読むこと(1分間で150word以上)で、ワーキングメモリーの負担が減り(自動化)、深い理解ができ、読解力が向上するということ(ネイティブのコミュニケーションレベル)。その結果が、TOEICの点数にも反映されていて実証されているということ。

Web教材として「Power Reading」というものを紹介していただきました。無料で体験できます。東洋大学の授業でも使用しているものだそうです。その結果、交換留学件数も増加しているとのこと。中高の英語科の先生方と学びながら特別支援学校の教員が場違いな感じで参加していた講習会でした…。

明日は、センターで小中の先生方を対象に、「特別支援学校における自立活動」について研修会をしてきます。

ワーキングメモリーや錯視、図と地についての疑似体験から、「障害とは何か」、「子どもたちの苦戦」について「感じ」「考える」時間を共有できればと企んでいます。

自立活動とは何か、法的な説明や教育課程の話、そしてその実践について話すことはもちろん大切ですが、自分たちが子供時代に教わってこなっかった「自立活動」について、理解することは難しいと思うので、できる限り一緒に考える時間となればと思っています。国語や算数・数学、理科、社会、体育、図工・美術、家庭科、技術科などは、子どものころに自分たちも経験してきているので、「だいたいこんな感じ」と見通しを持って教師として授業づくりができるのですが、特別支援教育において特別に設けられている「自立活動」に関しては、経験がないため見当もつかず、「何それ???」という通常学校の先生方が多いかと思っています。

そこで、疑似体験を通して子どもたちの体験している世界をなぞり、劣等感やストレスを感じ、それがずーっと続いていることに思いをはせ、子どもの気持ちを実感して、教師として自分に何ができるのかを感じ、考える機会となればと思っています。

事前に送った資料は、読んで参考になればと思って作成し、当日は残らない・残せない疑似体験用の資料を提示しながら時間を費やすため、毎回、アンケート結果が賛否両論に分かれるのですが、懲りずに明日もチャレンジしてこようと思っています。

                                                   畠山