きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

本質を考える

2021年06月08日 | ヘルスリテラシー
私は普段よく「本質」という言葉を使っている気がします。

私たちの言動そのものや、実際に目の前に見えていることが真実とは限りません。

物事の根本的要素や性質は、様々な言葉や現象に修飾され、隠れてしまい、時に誤解されてしまうことがあります。
私は気がつくと「このことの本質は何か?」と、よく自問自答しています。


今朝も、病院の玄関先でコンシェルジュ役をやりました。

私にとっては驚くべきことなんですが、病院の玄関先で出迎えた白衣を着た人物が「消毒お願いします」と声をかけているのに、露骨に嫌な顔をしたり、面倒くさがったり、やったふりをする人までいるんです。

最近は、スーパーやデパートの入り口でも、アルコール消毒をスルーしてしまっている人を時々見かけたりもします。

なぜなんだろう?と考えました。


ひょっとしたら彼らは、手指の消毒をする本質的意義を理解していないのではないか・・・と思うのです。

それとも、「みんながやっていることなのだから、あなたも当然やってください」と言われているように感じているのでしょうか?
だとすれば、反発したくなる人もいるでしょうね。

でも、「同調圧力」という言葉で片づけてしまってはいけません。

マスクをしたり、手洗いや消毒をしたり、密を避けたり、ワクチン接種をしたりすることの本質は何か?
そこのところをよく考え、見失わないようにしましょう。

いや、見失っているのではなく、そもそも理解できていない人も、中にはいるのかも・・・。
そうなると、ヘルスリテラシーの問題ですね。















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