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医者の心の目で日々を綴ります

コロナワクチン副反応:筋肉痛

2021年06月09日 | CORONA
新型コロナワクチンについて、もしも不安や疑問があるならば、接種を受ける前に解決しておきたいですね。

私も機会があれば友人や知人に「なにか心配なことがありますか?」とたずね、わかる範囲内で答えるようにしています。

ご存じの方も多いと思いますが、新型コロナワクチンは腕の外側にある三角筋という筋肉に注射をします。

三角筋は、主に腕を持ち上げるための筋肉です。

筋肉注射は皮下注射に比べると痛くないので、接種を受けたみなさんは「えっ?!もう終わり?痛くない!」と驚かれていましたが、副反応として、ほぼ全員に数時間後から翌日にかけて筋肉痛がおこります。


重いものを持ち上げたり、スマホいじりする時間が長かったり、あるいはデスクワークが中心の仕事だったりすると、実はこの三角筋がこり固まってしまっていることが多いのです。

ですから、そういう人は、ワクチン後の筋肉痛がよけいにひどく感じられる可能性がありますから注意が必要です。

ふだんから、ストレッチをしたり、マッサージでリンパの流れをよくしたり、筋肉をほぐすようにしておくとよいと思います。

筋肉のほぐし方を動画サイトで検索するときは、「三角筋」に「ストレッチ」とか「筋膜リリース」というワードを組み合わせて探してみてください。

「40肩や50肩の治し方」のなかには、三角筋をほぐすやり方が示されていることもあります。

ワクチン接種の直後に、肘から下にしびれを感じたり、胸や首の周りに違和感や痛みを感じた人がいました。

筋肉は筋膜という薄い膜で覆われており、注射の針を刺したことによる刺激が、この筋膜の繋がりを介して、他の場所に影響するのかもしれません。
専門家によれば、三角筋の痛みが原因の頭痛もあるそうですから、ワクチン接種後の副反応としての頭痛には、発熱によるものだけでなく、三角筋の筋肉痛の影響もあるのかもしれません。

肩こり解消にもなることが多いので、三角筋ほぐしはやってみる価値がありますよ!


















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