流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

クロスフローファンについて詳しく

2007年11月22日 | 流体機械設計

今日のファン型式の説明は、クロスフローファンについてその形状や原理などを御紹介したいと思います。

クロスフローファンが良く使われる身近な電気機器がエアコンだと思います。エアコンに要求される風の吹き出しは、横幅広く吹き出せ、風量も有り、圧力も割りと高く取れるようなファンとなり、まさにクロスフローファンがその用途に最適です。

Crossflowfansmall 左図のようにクロスフローファンは、奥行きがあるつまり横長であり、そのファン羽根円筒面のある範囲から空気を吸い込み、そしてその円筒面のある範囲から吹き出すという構造です。左図なら、右側が吸込みで上面が吹き出しとなります。その羽根内での空気の通り道は、完全に羽根内側を横断するため、空気に羽根は2回作用を施しています。 

この羽根内を横断しながら羽根が2回空気に作用する為、クロスフロー(横断流れ)と呼ばれています。その効果は、羽根直径が小さい割りに空気の圧力を高く出来るところです。

ターボブレードでは、ファン設計を承っています。

この記事についてブログを書く
« もう一度ターボファンとシロ... | トップ | トウミファンとはいったいど... »