流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

宇宙ステーション用のCO2回収利用装置用ブロワの設計が上手くいっている

2020年12月16日 | 宇宙航空産業機械

宇宙ステーションでの生命維持装置用に使われる、CO2回収利用装置用ブロワの設計が、次のような性能流体解析により上手くいっていることが確認出来ています。

宇宙ステーションでの居住モジュール内部にて、宇宙飛行士が活動することで発生するCO2を、この設計したブロワで空気ごと回収して、更に処理装置と利用装置に充分な圧力を加えて送り出す性能を持つブロワとして設計しています。

宇宙ステーション居住モジュールの狭い装置空間に入れるために、ブロワ全体を非常に小型に設計しています。

ブロワモーターやESCなどの電気機器の冷却の為に、ブロワ吸込み空気にて電気機器冷却が出来る構造を設計して、機器の耐久性を高め、ブロワ排熱は処理装置や利用装置で有効に利用されます。

このCO2回収処理ブロワの流体設計が優れていることが確認出来たことから、今後はブロワの詳細構造設計へと進展します。

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