流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

弊社ターボドリル技術の応用装置 地熱井戸掘削

2017年12月07日 | 未来製品設計

弊社ターボドリル技術の応用装置として、地熱井戸掘削を行うターボドリルの3次元設計図とその掘削装置全体の構成図を載せてみました。

弊社のターボドリル技術は、国家プロジェクトのマントル掘削計画用ターボドリルとして、海洋研究開発機構様からの委託で6年間にわたって開発を行った確立した技術になっています。

次がターボドリル本体の3次元設計での外観です。画面内の左下が掘削ビットとなっています。

次図はターボドリル本体を断面で内部を見たものです。

高圧液体の圧力で駆動される多段軸流液体タービン画面右上部にあり、それが強力な回転力を発生してさらに減速されてドリルビットを回転させ掘削します。

今回の地熱掘削用ターボドリルは、地熱滞留層の高温地熱水の500℃ぐらいまでには問題なく耐えて使える設計をしています。

さらにターボドリル掘削は掘削方向を自由に曲げることの出来る指向性掘削が出来ますから、地熱滞留層内を水平方向に近く掘ることも可能で、熱水の取水を行い易い新しい掘削方法を行えます。

次図はターボドリル地熱井戸掘削の概念図であり、水槽に溜まった水を高圧渦巻ポンプが加圧して、その高圧水が櫓の頭頂部から掘削パイプを通ってターボドリルタービンに送り込まれ掘削をします。

掘削された切り屑と水は二重管を通って地上に出て水槽に吐き出され、水槽内の沈殿槽に切り屑は溜まり、ろ過された水は再度ポンプで加圧されてターボドリルに供給されます。

次図はターボドリルが掘削井戸に入る様子が透けて見えています。

<今日の流れ>

今日は色々なお問い合わせに回答したり、書類を作成したりしています。

最近はお仕事の問い合わせが増えてきています。

<今日の思い>

昨日の風邪が全快ではありませんが少し良くなり、今日は普通に仕事が出来たのでなんとか体調回復です。

今日も暖かくして夜は過ごします。