クマネズミの攻略法と認知症と私の日々の出来事

クマネズミの撃退法と認知症の母と愛犬の癌。

認知症検査は結構難しい?

2009-08-10 12:09:30 | Weblog
旅行から帰ってきました。
母と同居してるけど、一日中一緒にいるわけではないので、認知症だとは
思っていたけど、想像以上に変でした。

家のテーブルの上にカレンダーが置いてあって、そこに予定を書いている。
そう、旅行に来てるから、日付けも分からない。
メモがあって初めて今日やる事とか曜日が分かる。
だって平成何年だかも分かってない。

同じ事を何度も繰り返し、ちょっと見てないと寝てるし。でもなんか憎めないし
ちょっと可愛くも見えてしまうのは何故?食欲はとってもスゴく驚くばかり。。

先日病院で認知症の検査をしました。その前にMRIを撮ってあってそれも
参考にして話をしてくれました。

検査の内容ですが、初めは単に簡単な質問。30点満点で何点取れたかで
次の質問に進む。今日は何日とか、自分が生まれた所とか、計算問題。
母はかなりいい成績だったので、ステージⅡにいく。

その前に認知症とうつ病と間違える事があるので、うつ病の検査をした。
「毎日が楽しいですか?自分がこの世に必要とされてないと思いますか?
何もやる気が起こらないですか?」などなどの質問。

母は結構前向きなのか、全く感じてないのか、うつ病ではなかった。

そしてまた認知症の検査。今度は3個の物を言って、少し経ってから
その3個を言ってもらう。2個は正解だったけど、1個は覚えてなかった。

それから図形を書く。5角形が重なってる絵。それをお手本通りに書くテスト。
それもどうにか出来た。

それからある人物の名前と住所を言って、覚えてる範囲で答えるテスト。
これもちょっと間違えたけど、どうにか。その他にもたくさんある。

それで第3ステージへ。
これはとっても難しく私達でも覚えきれない。

ある文章を読んで、その通りに話す。だから100%出来なくて当たり前。
所々覚えてる箇所を話しだした。

でも単語は出ても、文章の意味を理解してなかった。
そう言えば毎日観てる朝ドラも意味が分かってなかった。
旅行に行って、朝ドラを観てるから、私達は観てないので、お母さんに
「どんな内容のドラマなの?」って聞くと、「別に何もないのよ。
毎回一回で終わるのよ」って「だってこれは連続小説でしょ?」って
聞いても、何だか分かってない。

それからまた「そう言えばさっきの3個の物は覚えてる?」って先生が聞いた。
母は全く覚えてなかった。
母はオウム返しの様に話す事は出来ても、意味を理解してないから、
ちょっと前の事でも忘れてしまう。

それから困ってる事を話して下さいって両者の意見を先生が丁寧に聞いてくれた。

そしてMRIの写真を見て、海馬が小さくなってるって指摘された。
「来週アイソトープの検査をして、もっと詳しい事が分かると思うので
来月の診察の時にお話しましょう」って。

先生は母に「頭の中に悪い奴がいて、その為に物忘れをしちゃうんだからね。
病気なんだよ」って。

今のところちゃんと家に帰って来れるし、どうにか自分の事は自分で出来るし、
いいかな?って思ってる。

こうやって病院に来たり検査したりしても、母は情けないとか悲しいって
感情が今はもうないみたいで、ただただ、みんな忙しいのに連れてきて
もらってしか言わない。

記憶を司る海馬がこれ以上小さくならない様に先生と相談して治療の仕方を
考えていきます。

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