本日、写真のとおりエアコンが付きました!
これで一応は生花が置ける状況となりました。
プレハブという性質上、エアコンが効き難いということで、かなり強力なダイキンの業務用を入れました。
お値段も強力でしたが知人の紹介で最新型にも関わらずかなり、お安く取り付けて頂き感謝です。
今回エアコンの見積もりが予想以上の金額だったため、思いきってキーパー(ガラス張りのショーケースタイプのやつ)かストッカー(いわゆる生花用プレハブ冷蔵庫)を入れようかと悩みました。
結果的にエアコンを選んだわけですが、さぁ、ここからが本題です。
「キーパーやスットカーを使ってる花屋の花は持たない」というのを、たまに耳にします。
これが不思議なもんでお客さんからも聞いた事があるし同じ業界の人からも聞いた事があります。
でも、多分それは違うと思う。
今、生花を冷蔵すると言う行為はもはや当然、必須です。
それは流通を見れば一目瞭然。
だって、市場にも冷蔵庫、輸送するトラックも冷蔵、生産者の方ですらスットカーなどを利用されたりしてます。
この状況から見れば供給する側の末端である小売店が冷蔵施設を置くのは当然とも思えるわけですが、にも関わらず何故「花が持たない」などと言われるのか?
まして、そういった設備が整ってない花屋の花の方が持つと言われるのは何故か?
答えは単純に花の鮮度だと思います。
キーパーは生花を保存する為に作られている冷蔵庫なので当然、花が持ちます。
例えばキーパーなら常温、水替え無しで3、4日くらいの持ちの花でも余裕で一週間は持つなんて技が使えたりします。
当然、花の種類にもよりますが。
そこでマジックが起きるわけです。
冷蔵は花にとって、あくまで延命装置なわけで外に出してしまえば一週間前に仕入れた花であることに変わりはありません。
結果、常温に出した時(お客様に売った後)の花持ちは一週間前に仕入れた花なりの持ちです。
一気に咲いて一気に枯れるなんて現象が起きたりします。
これがキーパーを置いてない花屋さんだと、キーパーのように花を延命させることが出来ないので、結果、新鮮で綺麗なうちに売り切るという方向に行かざるをえません。
その上、エアコンを効かせてるとは言えキーパーに比べれば常温に近い状況のため、尚更、一気に咲いて一気に枯れるなんて現象も起こりにくいと考えられます。
では、やはり、キーパーなどを使わない花屋が良いのか?
それは、それで、また疑問です。
何故ならキーパーは花をベストな状態で保管する設備だからです。
花の為の設備なので「悪」であるわけがありません。
温度や湿度がベストな状態で一定に保たれてるわけですから。
キーパーの内の花の見た目ではなく、鮮度に対して神経を尖らせておけば「買ったけどすぐ枯れた」なんてことは起き難いと思うし。
実際、そうしてる花屋さんも沢山いるはずです。
やはり問題は鮮度だと思います。
とは言え、「なまもの」である花は鮮度だけでは片付けられない問題が多々あります。
花の種類や生産者、水揚げや管理、輸送の状況など、ありとあらゆる要素が加味されるので大変です。
話しが反れましたが辰花Tatubana的結論。
「キーパーが有るとか、無いとかはあまり問題ではない」
ま、僕は無精者なのでシンプルなキーパー無し路線で行きたいと思います!
オマケ画像は昨日お届したアレンジ。