たっちゃんは以前からハーレーダビットソンには少なからず興味があったんです。特にエンジンは一度は乗ってどんなパワー感なのか感じてみたかったんですよね。でも普通のハーレーじゃなんか物足りなさそうだから、Buellに興味が沸いてきててオークションを探してみたらこの写真が目にとまったわけです。Buell M2 CYCLONE(サイクロン)の2001年モデルですね。エアクリーナーとマフラーはカスタムされてますが、他はノーマル状態みたいですね。特にリヤフェンダーが純正のままなのが、気に入りました。大抵の中古車はフェンダーレスになっちゃってますからね。オークションにはこの車両以外にも数台同じM2 CYCLONEが出品されてましたが、この個体が一番興味を引いたわけです。オレンジ色のフレームとホイールも派手でどうせ外車を買うんなら良いじゃないですかってね。ただ、気を抜いている間により高い金額を入札されて他の人に落札されちゃったんです。ところが、落札者がせっかく落札したのにキャンセルしたみたいで再度出品されました。たっちゃんはますます欲しい欲しい病にかかったみたいで落札する気満々になってたし、キャンセルされて再出品されたのも赤い糸に繋がった運命じゃないかなんて思ったりして今度はきっちり落札しました。しかも前回より安価に落札できて超ラッキーでした。落札してから不安なのは写真は実物より綺麗に写るものなので状態が悪いんじゃないかって言うことですが、まあ適度に時代を纏ってる機械は好きなんで問題ないでしょう。案外安く落札できたので、最もお金をかけずに運送する方法を色々考えてレンタルの軽トラックで受け取りに行くことに決めました。更に有料道路を使わないで行くと決めたんですがこれが失敗でした・・・
レンタカー屋さんで24時間6780円で軽トラックを借りて夜10時に出発、一般道を延々走って出品者の指定の場所へ向かったわけだけど、まあ行きは晴れてたし夜だから道も空いてて順調だった。途中のコンビニの駐車場で仮眠とったりしながら向かったんだけど、結局指定の時間より2時間以上早く着いちゃった。実車を見て思ってた以上に程度が良くて安心した。タンクの左側に多少キズがあってリタッチしてあるけど気になるほどじゃないしカーボン風シートで自分なりにドレスアップするつもりでいたからどうってことない。一応エンジンがかかることを確認したかったので出品者に頼んだんだけどバッテリーが充電されてなかったのでかからなくてブースターでセルを回してなんとか実働を確認。軽トラックに積んで、自前で持ってったロープで自分で縛るつもりでいたんだけど出品者の方が固定するのもやってくれて申し訳なかったかな・・・・ 帰りの時間は十分あると思ってたんで時々コンビニでたばこ休憩をとりながら家に向かう。途中でやっと左のミラーが無いことに気づいたけど、問題ないでしょ、きっと。
43号線のこのコンビニまでは、曇ってはいたけど雨は降ってこなかったんだけど、この後急に降り出した。カスタムされたエアクリーナーは雨水に強くは見えなかったのでコンビニでもらったビニール袋を被せて縛り付けときました。無いよりはマシだったし、この後大雨になったこと考えると被せといて正解だったかな。いずれにせよ雨は避けたかったんだけど・・・この日しか休めなかったから仕方なかったってことですね。大雨の中、23号線の渋滞ですっかり疲れちゃって時間かかっちゃって、高速使えば良かったって後悔したけどしょうがない。一応バイク載せてるので運転にも気を使うし雨で視界は悪いし軽トラは乗り心地悪いしでマジ疲れた。しかも家に着いてからバイクを降ろす際、トラックの荷台で向きを変えなきゃならないのにビューエルにはシートからリヤフェンダーにかけて掴めるグリップみたいなものが何も無い。夜雨の中タイヤ持って引きずるように動かすしかなくてまたまた疲れた・・・・でもまあ、ガレージに入れて眺めてるとつい、にやけてしまうね。
翌朝、実際に車両を整備してみようと思ったけどまずはエンジン。確認できてるのはブースターをバッテリーに繋いでセルを回せばエンジンがかかるということだけで、バッテリーだけでかかるか分からないし、バッテリー自体弱りきってるかもしれないので、まずは充電から。見た目は良くても原動機まわりがダメじゃ乗れないからね。十分充電したかいがあって、セルも勢い良く回って一発でエンジン始動します。そして初めて感じる異次元の乗り味にまたまたびっくりです。こりゃぶったまげなバイクです。たっちゃっん家はちょい田舎だからちょこっと家の周りを走ってみただけですが買ってよかったです。これ・・・
Buell M2 CYCLONE 2001 | |||||||||||||
【概要】 | 【性能】 | ||||||||||||
メーカー名 | ビューエル | 最高出力 | 93hp/6100rpm | ||||||||||
乾燥重量 | 197.3 kg | 最大トルク | 11.5kgf-m/5600rpm | ||||||||||
全長×全幅×全高 | 2020 mm × 740 mm × 1140mm | 最高速度 | 135 mph | ||||||||||
【エンジン】 | 【シャーシ】 | ||||||||||||
エンジン形式 | 空冷4サイクルV型2気筒OHVエンジン | フレーム形式 | クロモリ鋼製チューブラーペリメターフレーム | ||||||||||
エンジン型式 | LS11 V2エヴォリューション | エンジン懸架方式 | ユニプランナー伝動機構振動隔離システム付き | ||||||||||
総排気量 | 1203cc | キャスター | 24度/5分 | ||||||||||
圧縮比 | 10 | トレール | 97.0mm | ||||||||||
内径(ボア) | 88.8mm | タイヤサイズ(前) | 120/70ZR17 D205F | ||||||||||
行程(ストローク) | 96.8mm | タイヤサイズ(後) | 170/60ZR17 D207 | ||||||||||
燃料供給装置 | 40mmケイヒンCVキャブレター | ホイールサイズ(前) | 3.5×17 | ||||||||||
【変速機】 | ホイールサイズ(後) | 5.0×17 | |||||||||||
クラッチ形式 | 湿式多板クラッチ(8枚) | ブレーキ(前) | ニッシン製6ポッドキャリパー+340mmディスク | ||||||||||
変速機形式 | コンスタントメッシュ5速 | ブレーキ(後) | シングルピストンキャリパー+230mmディスク | ||||||||||
変速比 | 1速 2.69 | フロントフォーク | ショウワ製プリロード及び伸び減衰調整付き正立 | ||||||||||
2速 1.85 | リヤサスペンション | テンション式クッションユニット/圧縮&伸び減衰調整付き | |||||||||||
3速 1.43 | 燃料タンク容量 | 18.9 L | |||||||||||
4速 1.18 | 燃費 | 18.9 km/L ( km/h走行時) | |||||||||||
5速 1.00 | シート高さ | 749mm | |||||||||||
1次減速比 | 1.6 | 燃料タンク容量 | 18.9 L | ||||||||||
2次減速比 | 1.9 | 燃費 | 18.9 km/L ( km/h走行時) |
ところが、アイドリングさせてたらエンジンが止まっちまいました。しかもセルは勢い良く回るのに再始動しません。ガソリンはタンクの中でポチャポチャしてるんで大丈夫だと思ってたんですが・・・実はガス欠だったんです。タンクの底の形状のせいか、まだあると思ってたガソリンが足りてなかったのがエンジンが再始動しない原因でした。リザーブもないことだしガス欠にはこれからも注意した方が良さそうです。
M2サイクロンの右側のかっこ悪い特徴である馬鹿でかいエアクリーナーはあっさり撤去されていて小振りな網タイプのエアクリーナに換えられてます。こっちの方がかっこいいけど、雨の日とかはどうなっちゃうのか心配なのでそのうちに良い方法を考えなきゃいけませんね。昨日持ってきたときはミラーが片側しかなかったんで、家にあったYAMAHAのミラーをつけてみたら、取り付けできちゃいました。アメリカ製だからネジが違うかと思ってたのでこれはラッキーでした。まあド中古ですからこの車両についているマスターシリンダーやクラッチレバーホルダーが純正とは限りませんが・・・少なくともレバー自体は位置調整可能な社外品にカスタムされてます。
あきらかに前後のフラッシャーは換えられてますが,テールランプ・リヤフェンダーからシートカウルにかけては明らかにノーマルでカスタムとかされてないようです。ドライブベルトは右側です。ゴッグドベルトの山は128でハーレーのスピードスターと共通のようです。とにかくはじめての外車Buell M2 CYCLONE 2001年式ゲットです。
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