水上旅行記

シーカヤックとクライミングで地球を遊ぶ

西表島一周 その10

2008-05-31 22:18:32 | カヤック
5月3日(土)

朝、つがいのカンムリ鷲が甲高く鳴きながら上空を旋回。

今日は朝から刺すような強い日差し。これぞ八重山っていう天気となりました。

あまりの暑さに朝食を軽く済ませ、まずはシュノーケリング。

ウエットスーツは必要無し、所々サンゴが群生しており魚も多く感動。

本州では見ることが出来ない海の中の景色です。


アダンの樹にオレンジ色に熟したおいしそうな実がなっていたので食べてみました。


んっ??? 見た目とは違い全然甘くありません。 

後から聞いた話によると、アダンは実ではなく中の芯を食べるのだそうですね。

次回は食べてみましょう。

熟した実が下に沢山落ちており、それらにおびただしい数のヤドカリが群がっていました。

大原港からパイミ崎までの南岸ではほとんどゴミの漂着が見られませんでしたが、ここ網取の浜にはハングル文字のボトル類や漁船の照明の電球がいっぱい漂着しており、きれいな浜なのにちょっと残念です。

パッキングを済ませ昼過ぎにノンビリと出発。
今日は間違いなく集落にたどり着いて冷たいビールが飲めるだろう!

見てください、この透明度!

前方に見えるは外離島。



外離島にも無人のきれいなビーチが有りました。
でも頭の中は『ビール! ビール!』で通り過ぎ。
次回はぜひとも上陸したいと思います。

10kmほど漕いで午後、祖納という集落にたどり着いた。

1週間ぶりの冷えたビールが美味い! 

やっぱり文明ってすばらしいナ~!(笑)

漁港の水道で頭を洗い、ついでに洗濯も。

今日は祖納の浜でキャンプ。

夜、浜の上の道を歩いていると、草むらの中に蛍の光が。

ライトで照らしてみると、なんと蛍の幼虫じゃないですか!(驚)

蛍の幼虫は水の中という本州の常識が覆されました。

八重山ボタルかな?




西表島一周 その9

2008-05-24 21:40:01 | カヤック
5月2日(金)その2 パイミ崎編

鹿川湾を渡りきり後方を振り返ると... 


お~、まるでジェラシックパーク!

まさに原始の島って感じです。


夕日を浴びて一路パイミ崎を目指します。

飲み水も残り500ml、酒も尽きたので今日は何とか集落までたどり着き、冷たいビールを飲みたい。

パイミ崎が見えてきました。


ウビラ石からパイミ崎にかけては外洋のウネリがもろにぶつかる西表島一番の難所です。
海が少しでも荒れると岬を越えることが出来ずに停滞する事が多々有るらしい。

さいわい今日は弱い向かい風でウネリも小さく何の問題も無くクリアすることが出来ました。

ただパイミ崎を越えたとたん海が一変し、かなり強い向かい風とウネリに苦労させられました。

港に帰る漁船が何艘も近寄ってきて、両手で丸を作り『大丈夫か?』と心配してくれます。

そのたびにこちらも両手でパドルを頭上に上げ『大丈夫だ!』と答える。

この辺りは西表島でも一番サメが多い所らしい。その方が怖かった。

強い向かい風で距離が稼げず必死に漕ぎつづける、日が落ち辺りがだんだん暗くなってきた。

集落までは諦め、崎山湾を渡りきり綱取の先端の浜に上陸。

真っ暗になる前に上陸前に確認した崖に落ちる滝に水を汲みに行く。

今にも崩れ落ちそうな岩を登っていかなければ滝から水を汲めそうも無いので、下の水溜りに溜まった濁った水をペットボトルに汲んだ。

テントを張ってから汲んできた水をハンカチで濾過し、15分ほど沸騰させ飲み水を作る。

西表島遠征には簡易浄水器も必要だな~。

夜は盛大に焚き火。

今日も恐ろしいほど星がきれいだ...。



西表島一周 その8

2008-05-23 22:17:45 | カヤック
5月2日(金) 出発!

朝7時起床、今日は雨は降っていない、何とか出発できそうだ。

天気も徐々に回復してきた。

連日の雨で湿ったテントや荷物を全て乾かし、ついでに頭と身体を洗ってから出発。

干潮時間に当たりリーフの中はめっちゃ浅いのでリーフ際の波の合間をついてリーフの外へ。

今回の旅の最難関、最西端のパイミ崎を目指します。

鹿川湾までの数キロの間にも居心地の良さそうな無人のビーチが多数有りました。

鹿川湾を渡っていると何やら前方に滝のような物が見える。

さらに近づくと、やっぱり滝だった。

地図で確認すると落水崎とある。
本当にこの島の海岸には川や沢、滝が多い。
人の手が入っていない自然の山は保水力が高いという証拠ですね。

西表島一周 その7

2008-05-20 21:58:43 | カヤック
5月1日(木) 停滞4日目

今日も朝から雨が降ったり止んだり。

昨夜、泡盛を飲みすぎたせいで二日酔いだ。

二日酔いで何もやる気が起こらないので今日も停滞を決める。

今日も浜の散策、林の中には奇妙な形をした樹が沢山ある。

こんな樹や

こんな樹


こんな樹も

浜にはこんな形をした岩も

私の感じた西表島のイメージ、それは『原始の島』!


酒も終わった、飲み水も残りわずか、明日は出発しよう...。

Z2(ゼッツー)

2008-05-19 22:20:59 | オートバイ
友人がレストアしていたZ2が完成したので見に行ってきました。

いや~、素晴らしい出来です。

レストア前の状態からは想像できませんでした。

エンジン周りなんてまるで新車のようです。

タンク、前後のフェンダー等は交換したようですが。


やっぱりこの頃のカワサキのオートバイはカッコイイですな~!

男のにおいがしますね~!


私が高校生で中型自動二輪の免許を取った頃はFXが全盛期でした。
FTもカッコ良かったな~。

750(ナナハン)のFXなんてすでにレア物らしいですからね~。

でも、カワサキのオートバイはシート高が高いのが足の短い私にとっては唯一の欠点でした。(笑)

西表島一周 その6

2008-05-18 21:56:43 | カヤック
4月30日(水) 停滞3日目

今日も朝から雨である。 既にうりずん(梅雨)に入ってしまったのか?
昨日は夕方から夜半過ぎまで雷を伴って大雨だった。
沢も増水し濁ってしまった。

日中雨が止んでる時、テントの前の浜をでかいザックを担いだ青年が通りかかった。
話をすると道の終わりまでタクシーで来て、そこから浜をずっと歩いてきたらしい。
浜の終わりの岩場で一週間魚を突いてキャンプするそうで、毎年来ているとの事。大物が取れたら差し入れをお願いした。

今日も浜の散策。
当然こんな物も漂着してます。

なんかで聞いたけれど、海を流れてきたヤシの実は塩分を吸収してしまうため陸に打ち上げられても芽を出す事は無いらしい。

高い所があると登りたくなる性分なもので...。


夕方、差し入れが届いた。

ヒトミハタとイサキに似た魚、ミナミコショウダイって言ってたかな?
どちらも刺身で美味しく頂きました。泡盛がよく合います...。

鷲頭山

2008-05-17 23:24:38 | クライミング
西表島一周報告の途中ですが、今日は久しぶりにクライミングに行ってきたので報告。

場所は鷲頭山。沼津市外からも近いのでアクセスもいいです。

岩に登れば駿河湾も一望出来て気分爽快!

今日は陽気も暖かくて最高のクライミング日和でした。

西表島一周 その5

2008-05-16 23:13:22 | カヤック
4月29日(火) 停滞2日目

今日も朝から雨が降ったり、止んだり。

雨が止んだら午後からでも出発したいが...。

ついに携帯のバッテリーも無くなったので天気予報も見ることができません。
ここは集落から数キロ離れていますが何故かアンテナが立ちます。
さすがソフトバンク!

あー、やっぱりバイオレッタのソーラーバッテリーチャージャー買って来るんだったなー。こいつは携帯も充電できるんですよ。

今日も浜の散策。

林の中には誰かが長期滞在していたと思われる空間が...。

入り口には珊瑚で作った風鈴も有りました。


西表島一周 その4

2008-05-15 22:35:28 | カヤック
4月28日(月)停滞1日目

天気予報通り朝から雨。

午前中は降ったり止んだりだったので浜を散策。

この浜にはパパイヤ・ヤスさんが名づけた『象足岩石』が有ります。


私には、どっちかというと像の足よりティーレックスの足に見えました。(笑)

彼はこの浜のいろんな岩に文字を彫っていました。

さらに浜の西の方には小さな家ほどの巨石が沢山有ります。

それらの巨石をボルダリングで乗り越えながらの散策。

これがなかなか楽しいのですよ。 あー、クライミングシューズ持って来るんだった。
Tevaのサンダルで石にかじりついてました。(笑)

午後からは本格的に雨が降り始め、夜はかなり強く降りました。

西表島一周 その3

2008-05-14 23:22:48 | カヤック
4月27日(日)

ゆっくりと12時に出発。

いよいよ、ここからは道路も無く、人が住んでいない無人地帯に突入!

明日は雨の予報なので停滞してもノンビリとできる快適なキャンプ地を探す。

南風見田浜を過ぎてしばらく行くと快適そうな広いビーチが現れた。

ここはもう人が住んでいる集落から数キロ離れている。

ちょっと早いがきれいな沢も有るし頭も洗いたいので上陸を決める。

さっそく沢で2日ぶりにシャンプー&身体を洗いサッパリしました。
ついでに洗濯も。

でも、沢の水はけっこう冷たかったな~。

これなら缶ビール持ってきたら冷やして飲めたじゃん!と後悔。

あー、こんな天国のようなキャンプ地ははじめてです。