訃報の一方が届きました。。。

おはようございます！！

タツキチです

 

 

去年の夏にバイク屋の社長が脳梗塞で倒れてから

一命を取り留めて

病院から施設に移動して

ずっっとリハビリを頑張っていたのですが

先日肺炎にかかってしまい

そのまま社長は逝去されました。。

 

ここからは社長とのエピソードを

書かせていただきます

 

社長との出会いは

僕の姉がそこのバイク屋さんで原付を購入し

その原付を譲ってもらってからすぐに

転倒してしまった為バイクのカウルがバキバキになってしまいました

新品のカウルの値段を聞きに行った時が

僕と社長との初めての出会いでした。

当時の記憶は今でも鮮明に覚えています。

姉からは『とてもいいおっちゃんやで〜』って聞いていたので

優しいおっちゃんなのかな〜って勝手に思ってたのですが

話しかけても、愛想が無くとてもぶっきらぼうな印象でした

この時は内心『どこがええおっちゃんやねん』って

当時は思っていましたww

 

そしてそのあとすぐに

その原付で車と事故しました。

 

この時　社長は

『身体は大丈夫か〜』って心配してくれました。

そこで退院してから、挨拶に行った時に

バイクが全損でもう乗れないという話の後に

これよかったらどうや？って

めちゃくちゃ綺麗なアプリオを

格安で譲っていただきました。

 

 

この時ぐらいから少しずつ

おっちゃんは良心的になっていきましたww

 

そこからは

バイクのカスタムパーツを格安で譲って頂いたり

ジュースをご馳走してもらったり

中には部品を無料で譲って頂いた事もありました！

 

そして僕が普通二輪免許を取得後

バリオスを探してもらい

めちゃくちゃタイプの子を連れてきてくれました

納車するまで何回も見に行ったりしてるうちに

『これ使ったら綺麗になるで〜』って

紙ヤスリをもらい

早速擦ってみるとめちゃくちゃ綺麗になり

夢中になり、ひたすらアルミのパーツを手で磨いてました！

 

 

この時初めて自分のバイクを整備している感じがあり

愛着が湧き出た瞬間でした！

 

そして納車３ヶ月後ぐらいに

オーバーフロー（ガソリンが漏れる現象）になってしまい

またしばらくバイクに乗れなくなりました。

 

 

その時のエピソードで

今でも信じがたいですが

僕がお店の椅子で寝てしまった時に

『俺のバリオスがぁ〜〜』って

言ってたのを聞いて

『それだけ大事にされてたらこっちまで嬉しいわ＾＾』

って言われましたが

僕は全く覚えてはないんです

 

 

無事に直してもらってから

バイク屋さんのツーリングに参加させてもらったり

友達と走りに行ったりしましたが

約一年後ほどでエンジンが止まってしまい

エンジンを全部バラしてメンテナンスしてもらいましたが

それでも直らずバリオスは降りることになりました。

古いバイクなのでこういった事は認識していましたが

それでも高校二年生の僕にはとてもショックでした。

 

そんな僕を見て

社長が当時乗っていたバイクを

格安で売ってもらいました！

 

このあたりから

社長が乗ってるバイクを毎回格安でかっさらっていくのが

定着していきましたww

 

〜グランドマジェスティ250cc〜

 

〜スカイウェーブ250cc〜

 

〜マグナ250cc〜

 

〜マジェスティ250cc〜

 

〜スペイシー125cc〜

 

過去に何度か単独や事故を起こすたびに

社長はその度に

『大丈夫か〜？生きてるか〜〜？』

『絶対いつか死ぬぞ〜』って

笑いながら話したりしてました！

 

昨年の今ぐらいに

社長が最後の勝負に出ると言い

隣町に『２号店を出すために土地を借りてん』っと

聞いた時はびっくりしました！

 

何もない土地に小屋を作って欲しいと言われ

軌道に乗らなかった時も視野に入れてなるべく溶接は無しで

ボルト留めで作れるように考え

 

鋼材を仕入れて、加工し

 

 

それからの社長は

２号店や本店を行ったりきたりする毎日で

この時ぐらいから少し疲れたような表情をしていました。

 

 

そして

７月のある日

僕が祝日でお休みだったので

朝からお店に行き社長と雑談や作業をし

晩ご飯を一緒に食べに行きました！

 

今後の展開や色々雑談した時に

前々から体調が優れない話になった時に

 

『社長！だいぶ疲労溜まってませんか？？

最近とても暑くなってきてるので無理しないでください！』

 

と僕が言うと

 

『これくらい大丈夫大丈夫！！

年金もらうまで絶対死なれへんわ〜〜w』って

 

笑いながらカレーを頬張ってました

まさかこれが、

社長と一緒に食べる最後のご飯になるとは

夢にも思ってなかったです。。

 

その数日後に

社長が脳梗塞で倒れたと

電話をもらった時は

とてもショックでびっくりしてしまい

しばらく言葉が出なかったです。

 

この時は一命を取り留めたので

 

『いつかまたお店に帰ってきてくれるだろう』

 

『たとえ車椅子だったとしても来れるだろう』

 

『今のお店を見たら社長はどんな反応をするんだろうなぁ〜』

 

社長の復活を誰もが望んでいたのですが

その願いも届かず社長は、、永眠されました。

 

 

お通夜とお葬式両方に出席しました

社長の表情はお店で居眠りしてるような

とても和やかな表情をしていました

今にも起きてくるんじゃないかなって何度も思いましたが

社長は起き上がってくる事はなく

お別れとなりました。

 

 

正直

未だあの社長が亡くなった実感がないんですよね

僕がクソガキだった頃から

社長から色々なことを学び

ここまで成長させていただきました。

本当にお世話になりました

今までありがとうございました！

あなたは最高のおっちゃんでした！

 

僕も後悔のないようこれから

頑張っていきますから見ててください

 

今回は僕の思い出を振り返るような記事ですみません

一人笑ったり、泣きそうになりながら書いてましたww

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう