蓼科クラフトヴィレッジ 陶芸工房 陶仙房

私達は山の工房で、若手作家など個々で活動しているスタッフの視点で、その時に感じている事を声にしていきたいと思っています。

春の風物詩と思うのは、一部の人かもしれないけれど

2016年04月24日 | 日記


羊の毛を洗って、糸をつむぐ。
一頭の一年分の毛は、ゴミの袋にぎゅうぎゅう詰めてひとつ分くらいあって、これがまた次の年には同じくらい生えてくるのかと思うとなんだか不思議だ。

一頭のひつじさんから一着のセーターを作って着るのが夢なのだけど、作業はなかなか進まない。

もうすぐ毛がりのシーズン。
ベーベー泣きながらこっちをみていたひつじさんたちを思い出す。


きみ

しみじみ、うれしい。

2016年04月18日 | 日記



4月に入った。

まだとても寒い日に、窯づめ。

窯炊きの日、暖かくて夜も外にいられた。
窯の前に座って、マダムが持ってきてくれた夜食を食べた。
しみじみと、うれしかった。

数日経って、夜。
窯出しした器、たくさん。
しみじみと、見る。
うれしい、と、なんだろう。
力がすっーーとなった。

作品展の準備に入る。

フユウ


春はあけぼの

2016年04月12日 | 日記



鳥のさえずりと木をつつく音で目が覚める

毎年変わらずにやってくる春の音ってことに気がつく

作品を乾かす為のテーブルを新しく作ってもらいました
重厚感があってどっしりしていて沢山乗せても大丈夫

夜はバーベキュー用のテーブルに変わります
もう少し暖かくなったらですが

もぐ


卯月

2016年04月04日 | 日記

四月に入り春の工房の準備もはじまった。
秋の落ち葉が雪に埋もれ腐葉土の様になっている。
熊手や竹ぼうきで掻くのだがなかなか動かない。
やっと剥がれると雪と落ち葉の下から小さな緑の若芽が、、。

屋根から落ちた雪の塊が裏手に残るだけで残雪も少なくなってきた。
白樺の木々もうっすら赤味を帯びた新芽を膨らませている。
ゆっくりだけれど今年も山に春がきた。

「山の大木、里に下りて神になる」という。
里では七年に一度という御柱祭で盛り上がっている。
諏訪人には堪らないらしい、僕もそうなのだが。

須栗平店も今月22日に今季オープンです。
土間ギャラリーでは「かねこゆうこ」の新しい器が展示されます。
良い季節になってきましたお出かけ下さい。              山人