蓼科クラフトヴィレッジ 陶芸工房 陶仙房

私達は山の工房で、若手作家など個々で活動しているスタッフの視点で、その時に感じている事を声にしていきたいと思っています。

ガジュマルの木

2012年07月23日 | 旅行記

Gajumaru
私用で、6月の中旬から7月の初め頃まで、実家に帰った。
旧暦の5月4日(今年は6月23日)に沖縄は梅雨が明けると
言われているらしい。
見事に梅雨が明けた。カンカン照り。ガンガン照りつける。
余りの気温の違いに、参ってしまった。

ガジュマルの木。キジムナー(木の精霊)が宿る木。
小学校の頃は、この木に登って遊んだりした。
その夜金縛りにあうと、キジムナーのイタズラだ!
と思ったりもした。
色んな事が、不思議な島。今更ながら思った。
住んでいる頃は、当たり前だと思っていた事も、離れてみて、
改めて知る事が多い。

帰る度に、景色がどんどん変わっていく島。
でも、いつも変わらずに迎えてくれる友人達。
ありがとう!

留守中に頑張ってくれたスタッフに、ありがとう。
家族にありがとう。
皆にありがとう!
感謝の気持ちを沢山知った実家への帰省だった。

気まぐれマダム


2012年07月16日 | インポート

夏
もわん
とした、夏の夕方の匂いを
この頃感じていなかったんだな。
そう思ったのは、
食料品の買い出しに山を下った時だった。
蛙の声とか、
空の色とか、
道の脇をぺたぺた歩いている
エプロン姿のおかあさんとか。
そういうの全部ひっくるめて 私の中にある、
どこか懐かしい夏の記憶。

森の中はとても涼しくて、
川のせせらぎも爽やかだ。
ついつい暑い暑い夏のことを忘れてしまいそうになる。
連休にテラスで寛ぐお客様の姿に、
山の夏も始まっているのだと教えられた今日このごろ。

きみ


手紙

2012年07月02日 | インポート

手紙
あるお客様と、手紙の話をした。                

それで思い出した、手紙。                  

小さい頃祭りに行った時に、

知らないおじいちゃんが写真を撮ってくれて、

手紙と共に送ってくれた。      

達筆すぎて読めなかった。

「僕はおじいちゃんだけれども、君はまだ若いからがんばって」         

というようなことが書いてあった。

大人になって読んだ時、

もうこのおじいちゃんは亡くなっているかもしれないなと思った。

小さな自分はお礼の返事をしたんだろうか。                  

今もその手紙は宝物箱にとってある。

外国のチョコレート箱に、たくさんの手紙。

フユウ