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『死香探偵 哀しき死たちは儚く香る』のあらすじ・ネタバレ感想

喜多喜久さんの『死香探偵 哀しき死たちは儚く香る』のあらすじ・ネタバレ感想。
中央公論新社より2020年3月19日に発売。
潤平くんが狙われ、嗅覚を失っちゃう!
そして、風間のライバル登場!


『死香探偵 哀しき死たちは儚く香る』 

著者:喜多喜久
カバーイラスト:ミキワカコ
カバーデザイン:西村弘美
発行:中央公論新社
『死香探偵 哀しき死たちは儚く香る』著者:喜多喜久 tataraworks
2020年3月19日発売

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『死香探偵 哀しき死たちは儚く香る』登場人物 

●桜庭潤平(さくらば・じゅんぺい)
 身長158㎝、童顔、女子顔、26歳
 <まごころクリーニングサービス>で特殊清掃のアルバイト
 死臭が食物の匂いに変換される特殊能力
 風間の秘書の仕事もしている

●風間由人(かざま・よしひと)
 東京科学大学薬学部分析化学研究室准教授
 風間計器の御曹司
 長身でかなりの男前
 潤平の能力に目をつける


●警視庁刑事部捜査一課刑事・曽根(そね)
 第一強行犯捜査分析研究係
 風間の専任サポート係

●羽賀 樹(はが・いつき)
 <まごころクリーニングサービス>勤務
 茶髪、垂れ目がちの三白眼、元ヤンキー
 いつも潤平に気を配る良い人

●丸岡萌奈美(まるおか・もなみ)
 熱烈な風間ファンの学生
 風間と潤平を恋人同士だと勘違い
 潤平に対抗意識を燃やしている

●月森征司(つきもり・せいじ)
 元医者で「死香」を花の香として認識
 それに取り憑かれ患者を自殺に導く

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『死香探偵 哀しき死たちは儚く香る』のあらすじ 

特殊清掃のアルバイトを続けるうちに、死臭を食べ物の匂いとして認識するようになった桜庭潤平。
その能力に目をつけた大学の准教授・風間由人の秘書をしながら、彼が解決策を見つけるのを待ち望む日々。
と、言うのも、死臭---ここでは「死香」と呼ぶ---を食べ物の匂いに脳が変換することで本物の食べ物の匂いが死臭に置き換わる為、潤平が食べられる食物がどんどん減ってきているからだ。

第一話 増殖する死は、人知れず香る
風間が研究の為にサンプルを集めてきた中で、特に「ごはんの香り」がするものを優先して分析しようと試みる。
別々の場所で採取したサンプルだったが、潤平が匂いをかぐと共通するものが2つあり、連続殺人事件の可能性が出てくる。

第二話 水辺に揺蕩う死は、野性的な香り
川面を漂う足首が発見される。
「死香」を採取する為、現場に足を運んだ潤平はブラックペッパーの匂いをかぐ。
自分ができることをして役に立とうとする潤平は、ブラックペッパーの「死香」を頼りに捜査を始める。
そして、死体に近づいたことで、そこからあふれる心地良い光に包まれ……。

第三話 病床の死を包む、金木犀の香り
頭部を鈍器で殴られ、意識不明の状態で入院中の男性の人口呼吸器が何者かによって停止させられた。
風間と潤平は病院へ向かい「死香」のサンプル採取をするが、場所が病院だけに潤平もいつものように犯人を特定できない。
医師や看護師など多くの人が同じ「死香」を身にまとっているせいだ。
そんな中、看護師の女性が殺され……。

第四話 死を司る悪意は、あやしく香る
潤平がアパートに戻ると、赤ワインの香りを感じた。
それは郵便受けに入れられた宛名のない封筒から香る「死香」だった。
封筒を風間の元へ持ち込んだところ、中には赤ワインの「死香」がついた布とGPS発信器が入っていた。
潤平は用心してアパートに戻らずホテルに滞在する。
食事に出掛けようとした潤平の前に見知らぬ女が現われ、潤平の顔に霧吹きで液体を吹きかける。
そして、潤平は嗅覚を失った……。

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『死香探偵 哀しき死たちは儚く香る』ネタバレ感想 

一話目はごはん、二話目はブラックペッパー、三話目はピーナッツバターと「死香」をたどって捜査する。
四話目は、潤平が誰かに狙われ、風間のライバルが登場する。
二話目と四話目には、『死香探偵 連なる死たちは狂おしく香る』で登場した月森征司(つきもり・せいじ)が共通している。


二話目を読みながら、潤平くんが危険な世界に足を踏み入れている気がした。
本物のご遺体を見つけたら心地良い光に包まれるなんて、ダメでしょ、それは!
潤平くんが月森と表裏一体になりつつある。


そんな時、潤平が何者かに狙われ嗅覚を失ってしまう。
FBI勤務のミナミ・アキカワと名乗る謎の女は、潤平をつけ狙い、風間のライバルであるイアン・ニューマンと手を組む。
こうなってくると『死香探偵』シリーズ、長く続きそうだわね。


そして、潤平の身を案じた風間は、とうとう潤平と一緒に住むことに。
『死香探偵』4巻からは、風間と潤平の同居生活も楽しめるのかしら?
そして、潤平くんの食生活はどうなるのか。
とりあえず、『死香探偵 連なる死たちは狂おしく香る』では風間が手作りしたパンを食べられるようになった。
主食が食べられるようになれば、潤平くんがこれ以上痩せ細ることもないわね。
それにしても、風間お手製の文旦のマーマレードは、かなり食べたくなった。

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ご訪問ありがとうございました(人´∀`*)

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