取材で熊本を訪れた僕を迎えてくれたのはいつものようにジャパン畳工房のメンバーです。国産イグサの最大の産地である九州だけにジャパン畳工房の支店も個性豊かでお客様の絶大なる支持を集めているお店があります。北九州を拠点にする福岡支店もそのひとつ。石橋さんと松下さんにお話を伺いました。「我々がお客様に接するのは畳だけじゃない。衣食住の住に関するものは全てかかわっていこうじゃないか」こんな気持ちでお客様のニーズに応えているそうです。畳を店の人間が取りに行くのは当然として、時にはお客様からも持ち込んでいただけるようなシステムにするべく、八幡の工場はお客様にも外から内部が見えるような構造になっているとか。近くでゲートボールをしていた御年配が帰りに立ち寄ることもあるそうです。なんだか畳のテーマパークにもつながりそうな素敵な工場ですね。従業員の皆さんが経営や事業展開に主体的に取り組んでいるのも特色で、冬に大人気の暖房畳をガス会社と共同で開発したり、臭い対策や空気清浄に効果があるといわれる「炭の畳」(畳の芯である床に贅沢に1キロも炭を埋め込んであるもの)を商品化して好評だそうです。進取の精神に溢れた姿勢がとっても印象的でした。
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