日本初?の畳表誕生リポート続けます(笑)。 前回は刈り取ったイグサを泥水に浸けて乾燥させるところまでお話しました。今回はそれを畳表に織る場面です。今度は熊本・八代の深川商店を訪問しました。 こちらは農家からイグサを買って畳表やござを製作しています。工場の中では数台の織機が休みなく動き続々と新しい畳表が編み出されています。使うイグサも生産者や畑、質や長さによって等級があるのです。生産地ならではの贅沢な選別ができるから、製品となる畳表もバラエティに富んでいるのでしょうね。そうそう、市松模様の縁なし畳用の表も製作していました。イグサの織り方は工夫次第でいろんな畳になるのです。今、従来にはなかった全く新しい畳柄も増えているんですよ。 織機には左右からイグサが送り込まれ、2本の縦糸によってしっかり編みこまれてゆきます。良質のイグサが畳表になってゆく様子は、青い草絨毯が出現するのにも似た感動。出来上がった畳表は編目が美しく揃った抜群の手触り。 農家の人が丹精こめて育てた最高級イグサはこうして第一級の畳表になるのです。
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