朝岡聡の畳三昧

フリーアナウンサー、朝岡聡が面白い畳、最新の畳事情をレポートします。

畳表の出来るまで(その1)

2007-09-09 22:18:27 | 
生まれて初めて訪れたイグサの畑も興味深かったのですが、刈り取ったイグサをどうやって畳にするかを見るのが今回の僕の最大の目的。いよいよ枩島さんの加工が始まります。お宅には大きな水槽のようなものがありました…はて、何に使うのかな?
 実は刈り取ったイグサは水で洗った後、泥水に浸けるのです。泥?と驚くでしょ。そうなんです。イグサを乾燥させて畳表に編む時に、泥が草を覆う事でイグサの水分を吸収して均一に乾燥させることが出来るそうです。これ畳作りのポイント。僕もビックリでした。凄いなぁ、先人の知恵は。
 泥水に浸ったイグサを55度の熱風で17時間ほど乾燥させると、あらっ、僕らが知っている青畳の色になったイグサの出来上がりです。何とも良い色合いと香り。これを品質別に分けていよいよ畳表を編む段階へと進みます。次回はその様子をお話しましょう。

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