一番搾り シングルモルト

ビール界初(？)のシングルモルトがキリンから発売されました。


その名も「一番搾りシングルモルト」
そもそもシングルモルトとは、同一蒸留所で蒸留されたモルトウイスキーを指し、
そう考えるとビールはホップが添加されているのでブレンデッドだと思いますが…

原材料によると、大麦、ホップともにオーガニックのものを使用しており、
特に大麦は、一品種に絞って使用しる「シングルモルト」ビール。




一番搾りと比較すると、むしろホップが強い印象。
華やかな香り、確かに感じる苦味が心地良いです。
スーパードライのキレのある苦味とは異なる、重みを感じる苦味。
IPAにも共通しますが、華やかな香りがこの苦味と交わると
いくらでも飲めてしまうから怖いんですよね…笑

苦味に負けないよう、アンコールアタック、ボディも強化されており、
しっかりとした麦汁のうまみ、甘みがあるおかげで、苦味はかなり緩和されます。
香り、風味、奥深さ全ての面で通常の一番搾りの一つ上を行くものがあり、
「キリンのビール、良いなあ」と改めて感じられる1本。


個人的に日本のビール＝一番搾りという印象があります(シェアではアサヒですが)。
キリンの近年の取り組みとしては、その一番搾りから1歩踏み出し、
香り、風味に突出したクラフトビールへの試みなんかも見られたりしますが、
スタンダードなピルスナーを1段階高みへと引き上げる、
こういう直球なプレミアムビールも、まさに王者らしくて嬉しいものです。

ウイスキーでもシングルモルトの強化、お願いできませんかね、キリンさん…笑



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