黄昏のかりんとう

日々黄昏ていく自分と向き合う日記

母は認知症だった

2021年12月14日 | 私のこと

朝から雨

この季節にしては強い雨でした

 

今日は水泳教室が今期最後の日でしたから、

雨だけど怠けずに行ってきました

 

ある方のブログで、お父様の最後の時は認知症であった、という内容を読んだ

その内容を読んでいてやはり母も認知症だったのだと思った

母がおかしいことは家族は分かっていたのだが

精神科の受診をすることにはかなり本人の抵抗があった

なんども説得をしてやっと精神科の受診をすることになった

 

大学病院のドクターはどこでもやっている認知症のテストをやってくれた

結果、母は認知症ではないと診断された

並べられたものをちゃんと覚えているし

100から7づつ引いていくテストも途中までは難なくこなした

 

その時私は、母の妄想とか部屋に誰かいるとか言う内容を先生に話したのかどうか、

そんな事件が現れる前のことだったのかもしれない

その時は母は元気だったし、おかしな妄想もなかったのかもしれない

 

母は自分は認知症ではなかった、ということをことあるごとに言っていた

いま思えば、

認知症だと決めつけられて病院の精神科に連れて行かれた母はどんな気持ちだったのだろうか

人に会えば、認知症ではなかったことを言いたかったのだろう

年老いた母にずいぶんと可哀想なことをしたものだ

 

しかしその時はそれしか道がなかった

父も病弱でいつ入院するか分からないし

二人の生活は不安だらけだった

その時母を引き取るべきだった?

それは多分無理だったと思う

そんな母だから環境が変わったらもっとおかしくなっていたと思う

第一私はそのころ一番忙しい毎日を送っていたのだから

 

母がようやく施設に入ることができると

(そのころは要介護1でも入ることができた)

母からたまに電話がかかってきた

「目が見えないんだよ」という

きっと目が見えないことが不安でたまらなかったのだろう

私の目がいま突然見えなくなったら、と思うと・・・

 

今日はある方のブログから亡き母のことを思い出しました

いろいろ思い出して少しばかり切ない気持ちです

 

 

 

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