タロットが教える人生羅針盤

タロット占い師「小町」が語るタロットによる人生セラピーです。

「愚者」から始まる人生の旅路

2008-06-27 19:04:59 | 大アルカナの教え
大アルカナカードの最初は「0」番の愚者です。ただ「0」という数字が最初なのかというと、ちょっとニュアンスが違うかもしれません。

「0」は無であり、「○丸」の形とも言えます。タロットカードは大アルカナ、小アルカナ共に、紙芝居のように連続したストーリーを描いています。

大アルカナカードは、この「愚者」から「9」番の隠者までが、人間の現実に即した成長のプロセスを描いています。その後「10」の運命の輪から「20」の審判まで、人間ではないものが登場し、精神的な・・抽象的な成長のプロセスを描きます。最後の「21」番の世界で、現実的・物質的な成長と精神的・抽象的な成長の最終過程・・完成に至るわけです。

「愚者」の数字は「0」です。カードによっては「22」と付けられている場合もあります。

「愚者」は「新しい始まり」「自由な人」「放浪」をイメージしています。「自分は何か?」という人生における究極の命題を問いかけ、その答えを探しながら旅をする人間です。

あらゆる物事の出発点、逆にいえば終着点を意味しています。

正位置では、「無邪気さ」「自由に生きる」「思い切った行動」「愚行」「出発」
●大きな決心や決断 好ましい偶然 ライフスタイルのあり方を見出す暗示 
決心・・質問者が挑戦する道を選択すれば意義深いものとなり、生活に良い変化をもたらします。
「偶然」はキーワードの1つ ラッキーハプニングという暗示もあります。

逆位置では、「無思慮」「無計画」「愚かさ」「衝動的な行動」「無知」「誤った方向や決定」「優柔不断」 
●愚かな決心 自己中心的な行動 質問者は選択を誤ったり他人に利用される暗示。 欲望はあなたを悪い方向へ駆り立てる 

「何が欲しい」のか、「何がやりたい」のかもう一度熟考する必要がある 馬鹿げた利己的な行動 

結果を考えずに気の向くまま行動すれば後悔が待っている愚者のカードを見ると明らかに旅支度をした若者が空を見上げています。

ただ旅人は、断崖絶壁の端に立っており、下を見ていません。空を見上げているのは「新しい出発の希望」を表現しています。

しかし、崖っぷちに立っている様子からまかり間違えば転落してしまう危険性も孕んでいます。

旅人の近くで吠えている犬は、旅人に用心を促しているのでしょうが、彼は聞こえていません。
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タロットはどこから来たのか?

2008-06-27 00:06:39 | タロットを学ぼう!
第20番目のカードは、「審判」です。審判は聖書の黙示録の最後の審判から取ったもので、大天使ウリエルがトランペットを吹くと、死人が生き返り、善なる人は天国へと旅立つハルマゲドンから来ています。

「審判」は別名 「怒りの日」「石棺」とも云われ、関連する色はグリーンです。パワーストーンはシルバーが対応しています。月をイメージしております。

大天使が天から現れ、旗をつけたラッパを吹いており、その音色は人類の地上からの限界を解き放ちます。死人は棺桶から立ち上がり、両手を伸ばして歓喜に満ちています。

死からの復活はまさにヨハネの黙示録に記載されている「最後の審判」の様相です。神の赦し・報い・成就することを象徴しています。

※死神は「死」によって「ゼロ」に戻して再生する意味がありますが、「審判」は内的な統合を果たした個人が認められる(肯定される)意味を示します。心に安らぎが与えられること、意識に光明が差し込むことを暗示しています。

※現実的には「生まれ変わったような気持ち」「人生の再出発」「困難を抜けた安らいだ状態」を示すと考えましょう。
棺桶は肉体の象徴。裸体は精神ですから、精神が肉体から解放された状態を暗示します。

黙示録の「最後の審判」では、7人の天使が7つのラッパを吹き鳴らすことになっています。結局、神に選ばれた善き人のみが復活を許されます。「審判」のイメージは、神のような超意識からの判決をも意味するでしょう。この判決は他者から下される場合もあるでしょうし、自分自身が判決(判断を下して決める)する意味もあります。

このように「審判」を見ていくと、決断の必要性を問いかけているように思えます。それは「審判」という他者からのものか、自分自身で判断して決断することかもしれません。また無意識からの助言や呼びかけという解釈もできます。蘇った死者は赦され、喜びを表現していますから、「赦し」という意味もあるでしょう。

正位置の意味

1.復活。蘇り。目覚める。そこから派生して強い信念を持つ。また奇跡が起こる。
2.理想を貫く。信仰心による力。神の審判を受ける。真実の愛を貫く。
3.人に理解される。誠意が伝わる。誤解が解け許される。自分自身の心情としては心を入れ替える。
4.再会。仲直りする。決断する。再婚ややっと結婚ができそう。
5.帰郷。実家の家業を継ぐ。職にありつく。

逆位置の意味

1.進展しない状況。立ち直るのに非常に困難。失敗の繰り返し。信念がない状態。遅れ。消失。
2.立ち直ったと思いきやまたくじけてしまう。つまらない人生。駄目になっていく。決断できない。
3.ごまかす態度。変化がない。信用されない。
4.復縁は困難。難しい再会。不幸な結婚。難しい結婚。
5.赤字。解消されない借金。財産を失う。

「審判」のカードは、一度死んだもの(失敗・失恋・けんか)が復活して生き返る、という基本的な意味があります。やはりカードの中央にはウリエル(天使)がラッパを吹きならし、死者が棺桶の中から生き還るそのままの絵柄です。

逆位置は死んだ状態から復活しないイメージです。どんなに努力しても、基本的には停止した状態を意味します。

フールジャーニーの視点から見ると、「愚者」は生まれ変わったようです。
彼の偽りの自我は消え、真の自己が現れようとしています。恐れではなく、喜びを感じて、彼は世界の中心を見つけました。
彼は「贖罪」の時が来た事を感じています。
本来の自分が純粋で善良であることを知ることで、彼は自分を赦し、他者を赦し尊敬します。過去の失敗は、自分の無知によるものであるこを理解しています。浄化され新たに生まれ変わることで、新しいことを始める準備ができた事にも気が付いています。

「愚者」に自分の人生に対して決定的な「審判」を下すときがやってきました。

彼自身の清算をするのです。

今や彼は真実の自分がわかっているので、将来に対しての必要な決断をすることができるのです。
それは自分の人生のとって「大切なもの」「不要なもの」の選択ができることです。

「審判」に描かれている天使は、「愚者」自身の高次な霊的自我です。
自らに約束されたものを実現するように促しています。自分の真の使命・・この世に存在している根本的な理由を見つけたのです。

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タロットカードは一体、どこの誰が発明したものなのでしょうか? タロットカードの発明については、これまで「テンプル騎士団」に帰せられていました。 テンプル騎士団とは、ユーグ・ド・シャンパーニュと8人の仲間の騎士によって巡礼者を保護し、聖地への道を警備するために1188年ごろに結成された禁欲的な軍事教団です。 テンプル騎士団は、教皇の承認を得て、税の免除や世俗の裁判権を与えられていました。当然、彼らは年月とともに強大な権力を手にします。そのことが逆に多くの敵を作ることにもなるのは必定です。14世紀にはフランスのフィリップ4世が教団を異端として告発します。 1307年にはフランスのテンプル騎士団は捉えられ、財産は没収されます。 多くの騎士団員は拷問によって異端信仰の告白を強要されました。そしてこのフランスの迫害は、次々に他国へ拡大します。 1314年、騎士団の偉大な父であるジャック・ド・モレが火刑に処せられテンプル騎士団は根絶されました。 結果的にテンプル騎士団とタロットを結びつける確固たる証拠がないまま謎に包まれます。 「Tarot」の単語には「王道」を意味するエジプトの単語「Ta-rosh」からの派生が考えられます。 またヘブライ語の「法」の意味である「Tarash」という見方もあります。古代エジプトの魔神トート「Thoth」の崩れたものとも見なせますし、言語かたの説もまちまちです。 タロットカードの神秘的な魅力は、この謎に満ちた起源・・様々な伝承・・多くの文明に晒されたことにあるかもしれません。 当たる!小町のタロット鑑定ご希望の方はこちら!

タロットってどこから来たの?

2008-06-25 19:14:17 | タロットを学ぼう!
The_foolタロットカードは78枚から構成されます。
大アルカナカードの22枚と小アルカナカードの56枚で合計78枚です。
そのうち、小アルカナカードは「ワンド」「ソード」「カップ」「ペンタクル」の4つの属性に分かれます。

「ワンド」は火の属性、「ソード」は風、「カップ」は水、「ペンタクル」は土の属性を表し、それぞれが御馴染のトランプに受け継がれています。
すなわち、「ワンド」がクラブ、「ソード」がスペード、「カップ」はハート、そして「ペンタクル」がダイヤです。
また小アルカナカードは1から10までの数札と「ペイジ」「ナイト」「クイーン」「キング」という人物カード・・コートカード(宮廷カード)から構成されています。
22枚の大アルカナのうち、「0番」のFool(愚者)が、ジョーカーになったと言われています。

<タロットカードの起源>
はっきり言えば確かなことは未だ解明されていません。
西洋の遊戯用カードはインドにあるという説があります。その絵柄には、4本の腕を持つヒンドゥー今日の神アルダナリ・・シヴァ神の半身と彼の配偶者デヴィの半身を結びつけた両性具有者が錫杖と剣と指輪を持った姿で描かれております。そして猿神The_foolハヌマンにこれらと同様なエンブレムを持つ姿を見ることができます。

このエンブレムは「棍棒」「剣」「コイン」「聖杯」の4つであり、極めて似ているといえます。
ただインドの遊戯用カードは大抵は円形なので、西洋のカードとはほとんど似ていません。

逆に西洋の遊戯用カードが最初に現れたのは16世紀のことで、ヨーロッパの旅人によってもたらせられたと言われています。
イタリアの著述家コボェルツオは1480年に、カードは北アフリカからもたらされたと書いています。彼は「カードゲームが1379年にサラセン人の国からヴィテルボにもたらされた。それはサラセン人の国ではナイブと呼ばれていた。」と言っています。

The_fool
また一説では、アラブ人が遊戯用カードを流布したとも言われています。
アラブ人がアフリカとアジアに進出した後、7世紀に地中海横断を最初に試みたようで、彼らは、710年ごろにスペインへ、731年ごろまでにはフランスのアルル地方にまで進出し、832年にシチリアを征服、842年にイタリア本土に踏み行り、その後教皇や反目し合う大公たちによって傭兵として雇われました。

1379年にはそれぞれ、ウルバヌス六世、クレメンス七世というライバル同士の教皇たちの傭兵に加わります。コヴェルツオ曰く、サラセン人たちはカード・ゲームのことをナイブと呼んだそうです。またスペインではこのカード・ゲームのことをnaipaesと呼んでおり、アラブ人はスペイン南部を1492年まで占領していました。

一般的に広く伝わる説としては、デッキ(カードの束のこと)は、エジプト、またはインドから来た預言者のジプシーたちによって流布されたとも言われています。
ただ、ジプシーが西洋各地に現れたのは15世紀の半ばですから、これはイタリアから北フランスまでのすべての国でカードが知れ渡ってから100年の歳月が流れたからのことになります。
ジプシーはカードを借用し、諸外国に流布させた貢献はあったものの、発明したわけではありません。
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タロット占い師「小町」のE-ラーニング通信講座のご紹介

2008-06-25 00:00:14 | タロットを学ぼう!

タロット占い師「小町」のE-ラーニング講座のご紹介です。

「タロット」は難しい!と思っていませんか?
78枚ものカードの意味を全て、覚えなくてはならないし、逆位置の場合も意味が変わってくるので、膨大な量です。

タロットの初心者や挫折される方の理由は以下のものが多いようです。
●タロットカードの意味を覚えられない。
●スプレッドで展開されたポジションに合ったタロットカードの意味がわからない。
●スプレッドで配置されたポジションの意味と、カードの意味が矛盾する。
●配置された1枚づつのカードを読み解くだけで、物語(ストーリング)ができない。

でも大丈夫!!
タロット占いは「カードの意味を覚える必要がない」のです。

タロットは1枚づつ描かれた「絵柄」に、「古代の秘密教義」が隠されています。それは、絵柄の中の象徴(シンボル)から読み解く事ができます。

象徴(シンボル)は、万人に共通のものです。それは「元型(アーキタイプ)」とも言えるSekai_2 でしょう。例えば、赤ん坊の絵を見て、「死」「絶望」をイメージする人はいません。大抵は、「誕生」「純真無垢」「始まり」「喜び」「生命力」と連想するはずです。このように象徴からイメージを膨らませて読み解く事で、カードの意味を覚える必要が無いわけです。

また、リーディングには「コツ」と「文法」があります。
タロットには読み解くためのタロット文法があるのです。

皆さまも、タロットの教えを人生に活かすために、是非、タロットの読み方を学んでみてはいかがですか?

タロッティスト「小町」が随時メール指導もしています。
「お試し講座」もありますので、是非、覗いてみてください。

当たる!占える!タロット講座。シンボルを読む解くイメージリーディング


タロットプチ検定に挑戦してみませんか!

2008-06-24 08:45:29 | タロットを学ぼう!
タロットは「古代の秘密教義」が絵柄の中に閉じ込められている1冊の書物とも言えます。
その絵柄のシンボルは、世界中の人間の元型たるイメージを表現しています。

タロット占いを実際にやってみますと、当然、カードを読み解く作業があります。
実はこの「リーディング」も大きく分けると2つに区分されます。

1.カードの「意味」を前提としたリーディング
2.カードの「絵柄」をイメージした閃きによるリーディング

<カードの「意味」に焦点を当てたリーディング>
この場合は、実占する前に1枚1枚のカードの意味を覚えておくか、あるいは、書籍を片手に占うスタイルとなります。
そのため、このスタイルで実占する場合には、経験上や世の中の出来事など、なるべく多くの「語彙」「意味」を覚えておく必要があります。
しかし、逆に多くの「意味」「語彙」が豊富であれば、それだけ、どの「意味」を選択するか、が迷うところとなります。

<カードの「絵柄」をイメージした閃きによるリーディング>
展開されたカードの絵柄のイメージによる・・いわゆる直観・インスピレーションによって鑑定するスタイルです。

この場合は1枚1枚のカードの意味を覚える必要はありません。
逆にカードの意味を覚えているがために、そのイメージが固定されてしまうこともあります。

だいたい、実占する場合は上記の方法のいずれか、もしくはその混合で行っていると思いますが、展開されたカードの意味に矛盾が表れていたり、イメージされた解釈が相談者の状況と懸け離れている場合など、初心者の方は苦労されているのが現状でしょう。

そこで・・「シンボライジング・イメージング」でカードを読み解く方法では、

上記のイメージした閃きによる解釈と似ているようですが、若干異なります。
相談者は「私の片思いの意中の彼と付き合えるか?」と言う質問の場合、そのポジションにおいて「・・みたい」「・・ぽい」という言葉を付けてみるリーディングです。

私たちは日常生活でよく「・・みたい」という表現をしています。
「あの人、大きくてどっしりしてて熊みたい」「彼女の足はカモシカのようだ」などです。

例えば上記の「片思い」の相談で、ワンオラクル(1枚引き)で占ったとしましょう。
そこに「愚者」が出た場合、あなたのその片思いは「愚者みたい」「愚者のようだ」「愚者っぽい」となるわけです。
そこでその「愚者っぽい」とは何か?をイメージ化で説明していきます。
「愚者」はスタートを始めようとして、天を見上げる若者です。足元には白い犬が裾に纏わりついています。進む先には崖かもしれない危険性も孕んでいますが、顔は希望に満ちています。
まさしくあなたの片思いは愚者みたい・・すなわち期待感に溢れ、恋愛成就の可能性が高いような希望に満ちていますが、彼の情報は何もなく、具体的な行動も方向も定まらない、期待感重視の片思い・・となるわけです。

このような図像学に基づく象徴からイメージを読み解くことは、まさにタロットの本質を解釈することに他なりません。


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タロット「小町」のご紹介

2008-06-10 22:37:51 | タロット占い師「小町」
Tarotkomachi2mb「小町からのメッセージ」 はじめまして。タロット占いの「小町」と申します。 タロット歴20年。多くのお悩みを鑑定してまいりました。電話鑑定とメール鑑定をしております。当たる!小町のタロット鑑定ご希望の方はこちら! タロットカードには、古代の教えが閉じ込められています。絵柄の象徴から導かれるイメージ言語には、人生に多大な影響を与えるものだと感じています。 ご相談のお客様の性格・運勢診断を占星術で行い、タロットによって詳細な出来事や状況、心理的な側面を総合的に判断します。貴女が悩んでいること、苦しんでいること、その根本原因と貴女自身の気づきをタロットリーディングで導きます。 男性ならではの視点と、優しい語り口で、あなたの悩みを受け止めさせていただきます。 社会経験を踏まえた現実的なアドバイスを加えます。 貴女がが輝く方向へ進む為に、必要な事はしっかりお伝えしますが、基本的には「話しやすいお兄さん」ですので(?)安心してご連絡ください。 慣れない方は緊張すると思いますがゆっくりと話をお聞きしますので安心してくださいね。 また、できるだけ短時間で話をしたい場合でも、できる限り効率良くお話いたしますので遠慮せずおっしゃってください。

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1分180円となります。お電話をしていただき、ご相談内容を確認後、ストップウォッチでタイムを計ります。鑑定が終了しましたら、時間×180円で計算し、銀行振込みで清算していただきます。
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