さて、来年の運勢を観てみましょう。
西洋占星術の立場からでは、来年2009年は「冥王星」が山羊座（第１０ハウス）に入ります。冥王星は公転周期が遅いため、長期間、射手座に滞在していました。今年１月に冥王星は山羊座に入り、逆行し射手座に戻り、11月27日、再び山羊座に入り、2024年まで山羊座に滞在します。これは「印新」を暗示させるものです。
今までの体系・ルール・構造が覆され、新たな局面を迎える暗示です。それは政治・宗教・ビジネス・家庭などの様々な社会性に影響を及ぼすと考えられます。
■２００９年の運勢■
NEW YEAR’ｓ Spreadを使って来年２００９年の運勢を占ってみます！使用カードは「ウェイト・スミス版」フルセットで20枚を展開します。
前年から持ってくるべき前向きな事柄：「世界」「ペンタクル９」
冬の運勢：「カップのエース逆位置」
１月：「カップ９」
２月：「愚者」
３月：「ソード７」
春の運勢：「ペンタクルのナイト逆位置」
４月：「正義」
５月：「カップのナイト」
６月：「ワンドのクイーン逆位置」
夏の運勢：「ペンタクルのエース」
７月：「節制」
８月「ワンドのペイジ」
９月「ワンド７」
秋の運勢：「ペンタクルの６逆位置」
１０月：「月 逆位置」
１１月：「運命の輪」
１２月「ペンタクル１０」
２００９年に携えるべき（注意すべき）ものは何か：「戦車」「恋人たち」まずは「冬（１月～３月）までを観てみましょう。
１月は「カップの９」で満足の月と言えそうです。でも個人的な満足・安定を表しますので、家庭や組織での充足感ではありません。チャンスやツキが多いので、冒険や何かを始める（例えば独立・習い事）などは吉です。健康も申し分ないでしょう。
２月は「愚者」。あまり形式ばらないこと。型にはまることよりも、型から抜け出すことを目指してください。ただ計画性のないカードです。自分の目指すべき理想や目標はきちんと立てましょう。
３月は「ソードの７」です。欲張りは禁物。自分のことばからいではなく、相手や家族・組織のことを中心に考えるようにしてください。「狡賢い奴」と誤解されがちな月ですから、相手に奉仕するぐらいがちょうど良いでしょう。
「この冬の運勢」は「カップのエース逆位置」が出ていますから、個人的には幸運や満足感を得ることができますが、感情の流れは停滞気味。相手との協調性や、相手の事を理解するように努めてください。カップのエース逆位置は、他者との信頼性のリスクが高い事を示しています。恋愛では「告白」は止めておきましょう。まずは友人として信用されること。ビジネス面でも「信頼を得る」ことを主眼に置いて言葉を選び、行動することが大切です。
次に春です。
４月は「正義」。非常に冷静で思慮深いカードが出ています。裁判や調停、何かの判断を成すべきなら吉です。自分の意思を貫くことも重要です。「正しい」と思ったら、「正しく」行動することで運勢を上げることができます。
５月は「カップのナイト」ですが、恋愛は吉。積極的に、でもいたわる気持ちを持つこと。とてもムードが大切なカードです。恋愛もビジネスも、演出効果を考えましょう。
６月は「ワンドのクイーン」ですが逆位置が出ています。今まであった自信が喪失するような出来事があるかもしれません。他者からの裏切りや、何事も悲観的に考えることも多そうです。６月は中間地点ですから、自分の半年間を反省し、出来事や他者の反応の「因果関係」をじっくりと振り返ってみてください。
「この春の運勢」は「ペンタクルのナイト逆位置」ですが、経済的にはちょっと物足りなさがあります。また心の安定が乱れやすいので注意してください。落ち着くことで回避できます。
夏はどうでしょう？
７月は「節制」で、６月のアンバランスな精神状態が安定し、物事を俯瞰してみることができるようになります、「節制」はバランスの他にも「受け身」の姿勢の大切さを問うものです。ですから、前に進むよりも様子を伺うことが必要でしょう。
８月は「ワンドのペイジ」。とにかく工夫してみましょう。ビジネスだって恋愛だって、アイディアを出すことが吉です。何事もゲーム感覚で楽しみましょう。アイディアとは、恋愛でも必要です。自分の言葉の伝え方やデートの演出など様々なアイディアがあるでしょう。
９月は「ワンドの７」ですが、喧噪に巻き込まれそうな運勢です。相手の言葉や仕草・態度に一喜一憂しないように。もっと距離を置いてください。どうしても喧嘩をしなければならないなら、優位なポジションを取ること。相手の弱みにつけ込むというのではなく自分の正当性を固めることです。
「この夏の運勢」は「ペンタクルのエース」です。金銭面では大吉。ビジネスにはもってこいの夏でしょう。自分を信じてください。相手の信頼を得るには、貴方が自信ある態度を示すことです。
冬を観てみましょう。
１０月は「月 逆位置」です。９月の喧噪に対しての不安な気持ちは解消に向かいます。まだ、積極的に動くたいみんぐではありませんが、事態は好転します。ゆっくりと離陸しましょう。
１１月には「運命の輪」が出ています。チャンス到来！まさに貴方の人生が好転するターニングポイントの月です。チャンスは思わぬところにあります。それは「人」「メディア」「書籍」「インターネット」「広告」「芸術」などの分野に隠れています。自分の目的を再確認してください。貴方が必要なもの・ことは何でしょう？アンテナを立ててください。
１２月は「ペンタクル１０」です。結婚運が強い月です。また非常に豊かな運勢なので、投資にも吉です。家族との和を大事にしてください。
「この冬の運勢」は「ペンタクル６逆位置」です。コミュニケーションが一方通行ですが、これは自分をしっかりと持ち、自分の言葉として意志を伝えることを示しています。力の流れ・・トレンドを見ましょう。社会や組織、相手の動きを予想することが吉となります。
２００８年から持ってくるべき前向きなもの・ことは何でしょう？「世界」「ペンタクル９」が出ています。自分が信じることを疑わずに、継続しましょう。２００８年から既に個人の時代の到来を暗示しています。つまり、個人そのもののパーソナリティーがとても重要だということ。現在の米国では、就業人口の３０％を超える人がフリーエージェントです。つまり企業に属さず、自分のスキルで仕事をしている人が多いわけです。貴方がもっとも好きなこと、得意なことは必ず来年も継続してください。好きなことは、「楽なこと」ではありません。「好きなこと」とは、情熱をかけることのできること、集中できることです。また「世界」が強く出ていますから、自分の中の「統合」、組織の「統合」を意識しましょう。「統合」とは、纏まりであり、相互に均衡状態を保ちながら前に進むエネルギーを持つことです。
２００９年に携えるべきものは、「戦車」「恋人たち」です。「恋人たち」は「選択」を意味していると思います。多々ある情報の中（インターネット・メディア）から、自分の目的や夢に役立つ情報を選び抜くことが大切です。まずは情報に溺れずに、情報を回していくこと。情報を自分でコントロール術を学びましょう。情報はそれだけでは役に立ちません。まず集めてみて、それを選び、加工することで生きたものになります。そしてその情報を武器に「戦車」のように自分を前面に出していきましょう。「受け身」ではなく、参加することです。情報を自分から発信してください。
以上が２００９年の運勢でした。環境の激変が予想されるでしょうが、だからこそ個人力が必要な年になりそうです。
今年１年、ご愛読を頂いた皆様、ありがとうございました。来年２００９年もよろしくお願い申し上げます。
■Strength Spread■
ここでは「４cards spread」のバリエーションを幾つかご紹介いたします。
使用タロットカードは「モーガン・グリア」フルセット７８枚です。最近、沙良ルララ（しゃらるらら）先生から「モーガン・グリアはインスピレーションが湧きますよ！総合的にバランスが取れていて占いの相性も良いですよ」と教えを頂き、購入しました。皆様に無料占いを提供するのは、１つはこの「モーガン・グリア」を使って、私小町とシンクロさせることと、皆さまへのご愛顧に感謝してのことです。
■今日一日の運勢を観る■
シャッフル・カットをした後に、任意のカードを一枚引きます。この引き方は、上から一枚引くのもいいですし、扇状に広げてその中から一枚選んでも構いません。
「ワンオラクル」で引いたカードの種類によって、判断します。
スプレッド（Spread）とは、タロットカードを任意の枚数を引き出し、特定のルールに基づいて並べることを言います。
