タロットは独学ではかなり難しい習い事の一つです。
それは、「タロット＝哲学」 だからです。
１９１０年に黄金の夜明け団（ゴールデン・ドーン）という秘密結社の幹部アーサー・エドワード・ウェイトは、
マルセイユ版タロットを基に、カバラの思想体系を盛り込み、パメラ・コールマン・スミスに新規一転してタロットを制作しました。
当然ですが蛇の道は蛇。
近世のオカルティスト（正確にはカバリスト）達が、タロットとカバラの相関関係を研究しました。
有名なのはクローリーやエリファス・レヴィ二世ですね。
参考までに「秘密結社」とは、別に陰で悪いことを企んでいる組織ではありません。
最初の秘密結社は「テンプル騎士団」と云われています。
彼らの目的は、表面上の目的と裏の目的があります。
テンプル騎士団は表上では、エルサレムに巡礼に行くキリスト教者達を守ることです。
しかし実際は、カバラの解読と実践が目的です。
確かに現代のフリーメーソンは、政治家・大起業家など、国を動かすことが目的のように見えます。
実際に国家を動かすのがメインの目的になってしまった感は否定できません。
そして「カバラ」とは？
比喩・暗喩が多く、解読が難しい哲学書です。
そこには「人間が幸せに生きる生き方」「神に近づく生き方」を啓示しています。
セフィロトの樹が最たるものでしょう。
一般的に「習い事」と謂われているものがこの世には多く在ります。
テニスやゴルフなどのスポーツ。
茶道や着付け。
フラワーアレンジメントやアロマテラピー。
とにかく、探せば無限にあるでしょう。
そして、とやかく皆様は「無料」で何とか習得したいと考えがちです。
しかし答えは不可能です。
書籍を買うのも経済的活動です。
講座やセミナーもおなじく資金が必要です。
では、無形の情報はどうか？
現代は「インターネット」の時代です。
確かに世界中の人々を繋ぎ、世界を狭くした功績はあります。
googleで検索すれば、誰でも多くの知識が得られます。
タロットもそうですね。
ネットの中には多くの知識が現に存在しています。
しかし、その知識・情報は信憑性があるでしょうか？
視点を変えましょう。自分が情報提供側になったと仮定します。
秘匿性が高く、希少価値の高い情報を、無料で公開するでしょうか？
答えはNOです。
２０００年を皮切りに、情報の価値が無くなってきました。
現に皆さんは、情報は「無料（ただで）」で貰えると思い込んでいます。
タロットのノウハウもネットの中には溢れ還っています。
だからお金なんか必用無い、と考えるように社会が世界中の人々の大脳に刻み込んでしまったわけです。
タロットを無料で習得する？
はっきり言えば、不可能です。
自己投資すらしないで、ある特定のスキルを習得することは、人間にはできません。
私の昔話を語りましたね。
私はビジネスのWEBマーケティングやAdobe社のスキル、さらには、フォトリーディングなど、
自己投資した金額は、有に500万以上はあります。
フォトリーディングとは、書籍をぺらぺらと捲って、写真のように右脳に焼き付けます。
それを瞬時に、重要キーワードを頭の中で、マインドマップを創り書籍を読む方法です。
当時は米国でしかスクールがありませんでした。
でも私は大枚をはたいて、そのスクールに行きました。花＊時代の話です。有給と夏休みを使って学びました。
約1ヶ月の長期滞在です。
あの有名なコンサルタント神田昌典もいらしゃいました。
そのおかげで、数百ページの書籍をわずか5分～10分で読めるようになったのです。
この効果は、私の人生で非常に有意義なものです。
「お金がある人はいいよね！」とよく謂われます。
これは、皆さんが言われている「言い訳」の一つです。
しかし私は、単なるサラリーマンですよ。当時は。
ただ、下らない飲み会など無駄な事にお金を使わなかっただけです。
自治体でも援助してくれました。
現に私の講座を自治体から丸ごと援助して受講している方もいらっしゃいます。
一般には「契約書」「規約書」などがあれば、認可されます。
何度も言いますが、希少なる情報には価値があるのです。
自己投資しない者が、無料で習得できる希少性の高い情報は一切存在しません。
私は法人としての「ビジネス講座」も実施していますし、個人としても「タロット講座」「タロット動画講座」「タロット教材」を販売・実施しています。
また「プロのタロット鑑定師」の経済的問題を解消する目的として、個人でタロット鑑定師用に「ビジネス講座」「ビジネス動画講座」を実施・販売しています。
しかし、ほとんど価格をダンピング（価格を下げること）はしません。
「自分の使命感でタロットを教えるならば、無料で行えば良いじゃないか！」と云う方もいるに違い在りません。
実は無料でタロットを教えていた時期もあったのですよ。
「タロットを学びたい」「タロットを上手く読めるようになりたい」と云うから、
タロットリーディングの極意を、まさに無料で教えていたのです。
ところが、私の期待はことごとく破られました。
折角、教えて欲しい、と頼むから教えたのに関わらず、
１００％の生徒さんが、途中で投げ出して諦めてしまいます。
その理由は、価格をダンピングすると、正規価格の生徒さんと比較して、約65%の方が「諦める」ことがわかったからです。
その生徒さんの頭の中はこうでしょう。
「どうせ・・キャンペーンで・・・の価格なのだから・・・でもいいや！」
ある社長さんに云われたことがあります。
「茂内君さ。無料ということは無価値と捉えるのが人間なんだよ。」
「人間はお金を払うから、真剣に学ぼうとするんだよ。」
その通りです。
私の本ブログは「意味を憶えない」「意味を当てはめない」
本物のタロッティストとして「連想法タロットリーディング法」を紹介することです。
逆に言えば、中途半端な考えで読んで貰いたくはありません。
私の余命は少ないのです。
他にも多くのメルマガやブログを書いています。
一般の人間は、論理的には「明日、死ぬかもしれない」という理論は知っています。理性としてです。
しかし実際に、医者から「余命半年だ」と謂われていません。
よって潜在意識では、「自分はまだまあ死なない」と考えています。
故にどんな事を学ぼうとしても、一生懸命になれないのです。
一生懸命とは、一生に対して命を懸けるのですよ。
その意気込みが無いならば、どうぞ、「意味を憶えて」学習してください。
タロットの存在価値を無視して、相談にだけ回答してお金を貰って下さい。
ドローされたタロットに意味を当てはめて、端なる作業としてタロットリーディングをしてください。
私は一向に構いません。