たろおの小屋

昼間は「聖職者」を演じる永遠の若造「たろお」のつぶやき。
仕事のこと,家族のこと,そして脳出血や失語症のこと・・・。

再起動編【前立腺の検査って何するの?】

2024-04-24 20:19:24 | 脳出血・失語症
 夏の定期健診での前立腺の「要精密検査」も恒例になった。
 私の父も晩年に前立腺の検査を勧められていたから、遺伝なのだろう。
 父は「癌の疑い」と言われたまま検査を断り続けていた。
結局、受けないまま老衰で亡くなった。
「医者嫌いだし、高齢だから癌であっても進行は遅いだろう。
 切り刻まれるのは酷だろう。」
と、結局、放置したままで終わった。

 私の場合は、まだまだ稼がなければならなかった。
 そして、すかり「病院通いが得意」になっていた。
 だから、最初はドキドキしながら、地元の泌尿器科の門を叩いた。
 最初の診察で掲げてあった「千葉大学医学部」の看板に少し安心した。
 定期健診の結果を見せて検査希望の要件を伝えると、
「事前に電話でお伝えしておいたとおり、尿は溜まっていますか?」
と看護師さんに尋ねられた。
「たくさんの尿が溜まっていないと検査できませんよ。」
と念を押されていたので、我慢の限界になるまで溜め切っておいた。
「どの程度が必要かわかりませんが、私としては限界です!」

「早速、尿と取ってください。尿をする様子も記録するので…」
と、診察室の隣に設置された専用の便器で尿をする。
「座って、立ってでも良いので、部屋に入ってからボタンを押して
 『測定を開始します』と声がしてから、尿をします。
 終わったらズボンを履いて、『終了』のボタンを押してください。
 『測定を終了します』と言われた、尿を流して終了です。」
看護師さんの説明を思い出しながら、ボタンの指示に従って無事に測定が終了。
思い起こすと、尿を溜めておくことと、最初と最後にボタンを押すこと以外は簡単であった。

「次にお腹のエコーを見ます。」
とネットにお腹を出して仰向けになる。
下腹にクリームを塗られて、先生が機械で撫でていく…
うつ伏せになり、同様に背中からお尻の上にかけてグリグリグリ…
「まだ尿が残っておることが分かりますか?」
言われてビックリ。いわゆる「残尿感」は物理的に調べられるようだ。

「続けては下腹の周辺を調べます。」
と仰向けになる。
「ズボンを膝まで下して、足を上に持ち上げて、横の絵のような姿勢になってください。」
 これは50歳後半の男には、体力的な姿勢でも、精神的にも苦しい姿勢であった。
 さらに、そのままの姿勢で、先生が肛門に指を入れて指診。
 かなり恥ずかしいが、
「痔の傾向があるけれど、怪しいシコリなどは無いから…」
と、まずは一安心。

最後に採血。これは、倒れてからの入院で血を取られるのが得意(?)になった。
「結果は来週に分かります。」
「PSA=4.35……前立腺癌または前立腺肥大の可能性あり。」
という結果でドキドキしましたが、
「F-PSA/T-PSA比=34……高いほど良く、25以下になると癌の可能性がある」
という結果で、癌ではなさそうです。
「経過観察」ということで、夏の定期健診と合わせて冬に泌尿器科での検診が義務化。
半年に1度の経過観察で体調管理をすることになった。
 慣れれば簡単な検査だし、癌の早期発見に備えられるなら良いかもしれない。



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