たろおの小屋

昼間は「聖職者」を演じる永遠の若造「たろお」のつぶやき。
仕事,家族,後遺症・・・。感謝の日々を綴っています。

オリンピック日本選手の批判を許される人は…

2024-08-03 20:11:42 | つぶやき

「負けたオリンピック選手を非難している人たちがいる…」
そんなニュースを知って唖然としたのが数日前のこと。

 【五輪選手へ相次ぐ中傷 人格否定、被爆地からかう言葉も - 東京オリンピック:朝日新聞デジタル (asahi.com)

前回の日本大会では、
コロナ禍で、開催すら危うかったのに…。」
スポーツだから、
応援するのは良い。
深夜に応援して寝不足になるのも良い。

でも、
その勝敗を悲観すのは
「どれだけ暇人なのか?」
と人格を疑いたくなる。

選手を批判していいのは、
補欠の選手だけだと思う。
「あなたが負けるくらいだったら、
 私が出たかった!」
と……。


夏休み直前の
職員会議を思い出す。
「1学期の行事も終わり、
 子どもたちの様子が
 よく見られるようになる。
 見え過ぎて、
 指導過多にならないように。」

指導者側に
余裕が出来て、
それまで以上に
期待する。
期待通りに進まないと
落胆と同時に
苛立ちが増してくる…。

私自身、
空手大会での
子どもたちの戦績に
一喜一憂したことを思い出す。
親としての反省も多い。
「指導者あるある」
「ファンあるある」である。


先週の出張で
「柳家花緑師匠」の講演を伺った。
彼は先天性の識字障害を持ちながら
多方面で活躍している。
「文字が記号に見えて
 形が整わない。」
「緊張すると、
 ますます読めなくなる。」
そんな点は、
私の失語症に似ている。

 【柳家花緑 - Wikipedia


そんな彼は
競技や学校教育について嘆いていた。
「オリンピック等の協議は、
 銅メダルを取れば銀メダルを期待され、
 銀メダルを取れな金メダルをい期待される。
 金メダルを取れば…連覇を期待さえれて切りがない。」
「『頑張れ』は
 『我を張る』が語源で、
 独りよがりの
 マイナスの言葉。」

「その反対は『有難う』。
 普通は在り得ない状態の仏教用語。
 日々の生活に感謝できる人は
 嫌な感情が生じない。」

コロナ禍や震災で
日本中がボロボロになっていた頃、
オリンピック選手を非難する日本人が
居ただろうか?

日本人として、
全ての選手と、
それを支えた人々の、
血が滲むような努力に
「有難う!」
と感謝したいものである。





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