たろはな家のいぬびと

16歳と13歳のゴールデンレトリバー たろうとはなこの日記

【リンパ腫の治療*1】 L-アスパラギナーゼ投与

2009年12月24日 | 【健康】病院記録
2009(平成21)年12月24日 木曜日
≪田舎のおうち地方のお天気≫
・天   気 (06:00-18:00/快晴) (18:00-翌日06:00/晴一時曇)
・気   温 (最高気温/13.6 14:00) (最低気温/1.2 00:43) (平均湿度/48)
・風向風速 (最大瞬間/北西 11.3 10:11) (日照時間/9.1)

≪都会のおうち地方のお天気≫
・気   温 (最高気温/13.2 14:03) (最低気温/-0.6 02:03)
・風向風速 (最大瞬間/西北西 10.3 11:06) (日照時間/9.1)



1週間前の定期健診で、リンパに腫れがみられたため、
血液検査と細胞診の検査をした はなこ


残念なことに、きのう動物病院から 悪性リンパ腫 であると電話があり、
早く治療を始めた方が良いと言われたので、朝一で動物病院へ





いつも通り、動物病院へ着いてから父と一緒にお散歩へ行き、
暖かい待合室で待つ。


診察時間が始まる少し前に、父にお願いして たろう を車へと連れ出してもらうと・・・





嫌な予感がしたのか? この後はウロウロウロウロ・・・
犬は感が鋭いさね


診察はまず、先日の血液と細胞診の結果から。




≪細胞診診断書≫

所見
標本中には血液成分を背景に、多数のリンパ系細胞が孤在散在性あるいは密に採取
されています。 これらの細胞は中~大型で、核クロマチン結節に乏しい類円形核と
好塩基性の細胞質を有しており、多くの細胞には明瞭な核小体が観察されます。
細胞形態としてはリンパ芽球と判定されるものであり、成熟リンパ球への分化傾向は
認められません。 このような所見は、本病態がリンパ腫である事を支持するものです。


診断
リンパ腫(同義語;悪性リンパ腫、リンパ肉腫)

コメント
犬の多中心型リンパ腫(低分化型)と考えられます。
多くは化学療法に感受性を示し、全身状態の改善や延命が期待できます。
本例も漸進的なスクリーニング検査を行い、今後の治療方針を決定する必要があります。




≪血液塗抹診断診断書≫

所見・コメント
白血球系には総白血球数の増加がみられ、白血球分布としてはリンパ球増加症と判定されます。
出現しているリンパ球は核クロマチン結節に乏しい類円形核と好塩基性の細胞質を有しています。
細胞形態としてはリンパ芽球あるいは前リンパ球と判定されるものであり、
リンパ節の所見を参考にするとリンパ腫の白血化を示するものです。
赤血球系および血小板に著変は認められません。


診断
リンパ腫の白血化が考えられる。




難しい言葉が多くて、全文を理解することができないんだけど、診断結果はリンパ腫さね。
血液検査の結果から、骨髄までガン細胞が達しているだろうとの見解で、
いきなり ステージ5 でございます。


なんで ステージ5 に至る前に気付かなかったんだろう
食欲もあるし、貧血もないし、毛ツヤも悪くないし、下痢もしてないし、熱もないし・・・


とんでもない飼い主だ  と言われそうだけど、全くわかりません





検査結果の説明を受けた後は、遺伝子チェックをするための血液採取と、
転移しやすいと言われる、肝臓、腎臓、脾臓の超音波検査を行った。


≪超音波検査≫
腎臓、肝臓共に正常。 (胆嚢では胆汁が少しドロドロ気味に見える)
脾臓は少し怪しいが、摘出しても生命の危機はない臓器なので、気にしなくても良いと言われた。


≪血液検査≫

ピンクのところが、先生が重視して見ている項目。
問題があるのは、総白血球のリンパ球の割合。 通常は15%以下らしい。
それに対して、体内に侵入してきた細菌や真菌類を飲み込んで退治してくれる、
好中球の割合が少ない。

HCT(ヘマトクリフト値)の割合が小さいと貧血なのだが、これは問題なし。
ALT(トランスアミラーゼ)は肝細胞が壊れると血中に出てくるが、これも問題なし。
Ca(カルシウム)、UN(腎臓)の説明も効いたのだが、パニック状態で覚えておらず。
でも、どちらも問題なし。






ステージ5 でも はなこ が元気なのは、臓器系に異常がないせいかもしれんね。


元気だけど症状はどんどん進んでいて、
1週間前にはなかった首のリンパも腫れてきている。

想像以上に進行が早く、先生も1日でも早く治療をと言うので、
今日から抗がん剤治療を始めることにした。


だって治療をしないと、1か月前後で亡くなってしまうっていうから・・・
こんなに元気なのに・・・





抗がん剤ってさ、その子に合ったものを何度かに分けて、
点滴で打つものだと思ってたんだけど違うのね。

1種類の抗がん剤だと、ガンウイルスが抗がん剤より強くなっちゃうから、
数種類の抗がん剤を、ランダムに投与するらしいの。

そして、点滴だけでなく、錠剤や注射で投与するものがある事も分かった。
はなこ がこれから投与していく抗がん剤↓


ビンクリスチン(点滴)
L-アスパラギナーゼ(注射)
シクロホスファミド(錠剤)
ドキソルビシン(点滴)
プレドニゾン(錠剤)



今日、投与してきたのは、お注射の L-アスパラギナーゼ

はなこ の場合、良い細胞である好中球の割合が少ないので、
数値を上げてくれるステロイドと一緒に投与。 抗生物質も一緒に打ったさね。





帰り道はすごく眠たそうで、コックリコックリしておった。
抗がん剤を打ったからかな?


抗がん剤を打つと、シコリが溶けて臓器に流れ込むそうな。
そのせいで体調が悪くなることもあるらしくて、3~4日は目が離せない。


初めての事で、頭の中にハテナがいっぱいで、オドオドしてしまう事もあるけど、
はなこ の笑顔には100%答えていきたいと思っている





今日から新しい生活がスタートするさね








にほんブログ村 犬ブログ 老犬・高齢犬へ ランキングに参加してます~~ 
     たろうは今日で13歳♪ ★Happy Birthday!!★
     はなこは12歳3カ月20日 13歳の誕生日まで254日

2006年の今日は何してた? 2007年の今日は何してた? 2008年の今日は何してた?


最新の画像もっと見る