★庚申の日でないが、庚申堂に寄ってみた。

庚申堂　（天王寺区堀越町）

四天王寺さんへの参詣道、庚申街道沿いにある。
普段、四天王寺さんへは西大門のほうからお参りしているが、参詣道は南大門からだったそうだ。
その南大門から南へ200ｍあたりに庚申堂がある。
昔は、庚申堂も四天王寺さんの飛び地の境内だった。

「人の身中に居る三尸の虫」。
その三尸の虫は、60日に一度巡ってくる暦の庚申日の夜、眠っているすきに体内から抜け出て、その人の罪悪を天帝に告げ知らせるという。
その庚申の日に庚申堂に参拝し息災を願う庚申参り。
聞いたことがあったが、庚申堂に参拝するのは初めて。

庚申堂内の受付にいらっしゃったお坊さんが丁寧に説明してくださった。
なんでも、ここ四天王寺庚申堂は、大宝元年（701年）日本で最初に庚申堂が建てられ諸国に広まっていったとの事。
へぇ～、ここが諸国庚申のはじまりの地。
そして、この現在の庚申堂は、1970年の大阪万博の時の休憩所だった「法輪閣」が、全日本仏教会からの寄進で移築された建物との事。
あの大阪万博の時の建物がここに。


庚申堂

庚申日には、境内に蒟蒻炊きのお店などが出て賑わうそうだ。
次は、庚申日に参拝させていただこう。