務田(むでん)駅へ列車が入ってきた。
5月9日(月)雨。
第41番札所 龍光寺の最寄り駅である予土線・務田駅。
お参りの前に、エブリさんの鉄分補給で立ち寄った。
予土線は、高知県の四万十町と愛媛県宇和島市を結ぶJR四国の鉄道。
高知県側では、清流四万十川に沿って走っている。
予讃線、土讃線、土佐くろしお鉄道は、何度か乗ったこともあり、
知っていたのだが、今回の旅で予土線のことを初めて知った。(^-^;
その予土線の窓峠天辺あたりにある務田駅。
海辺の宇和島から山道を車でどんどん登ってきて、
窓峠の天辺にある務田交差点に出た。
びっくりなことに、
突然に山が開け、田園風景が広がる。
交差点近くに務田駅舎がある。
駅舎前道路と反対側に三間(みま)川が流れている。
この三間川は、四万十川水系ということ。
えぇ~こんなところにも四万十川水系が。。
愛媛県を流れる三間川は、近くの宇和海の方に向かえば、
すぐにでも海へ注ぐのに。。
予土線に沿いながら四万十川に合流し、
長い川の旅をへて、高知県土佐湾へ流れ込む。
なんとも不思議な地形。
務田駅は、1914年(大正3)に宇和島鉄道の駅として開業。
当時は木造駅舎だったようだが、今は無人駅。
100年前の軽便鉄道時代の線路の様子がよく分かるらしい。
無人駅だが、トイレ設備があった。
ちょっとびっくりな無人駅。
このカーブが凄いらしい。
100年前の軽便鉄道時代当時のまんまの半径160mのカーブだそうだ。
そう聞いても、私はちょっと分からない。(^-^;
伊予宮野下駅の方から
100年前の軽便鉄道時代当時のカーブを曲がって、
列車が時刻表通りに務田駅に入ってきた。
駅に停車。
乗客一人を乗せて、北宇和島駅へ出発進行。
エブリさんは、列車撮影。
それだけで十分に鉄分補給が出来るようだ。
務田駅に停車する列車に、
青年一人だけ乗り込んだ。
この青年は、私に待合の席を譲ってくれようとした。(^-^;
駅の待合ベンチは、何人も座れるスペースがあったのだが。
乗車口に一番近い席を譲ってくれようとしたのだった。
白髪にマスク、背中も曲っていただろう?
老婆に間違いない。(^-^;
優しい青年に恐縮した。(感謝)
列車が北宇和島駅へ発車。
踏切の向こうが、すぐトンネルだ。
駅を出たところから、線路は下り勾配になってトンネルへつづく。
務田駅構内
窓峠の天辺で、戸惑う三間盆地の三間川沿いにあった務田駅。
窓峠(まどとお)と読むらしい。
朝から、緑雨が降り続いていたが。
列車撮影の時間、ほんの少し小止みになった。
鉄分補給も親切補給も十分に貰った務田駅。
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