♭出かけよう!ふらっとシャープに#

★気ままに・・・いろいろなメモメモ(^^♪

☆行ってから読む。。。「富嶽百景」!

2018-05-30 | *ふらっとおでかけ

御坂峠からの富士



初狩駅から中央自動車道を走っていると、嬉しくなるほど行く手行く手に富士山が頭を姿を見せてくれる。


目の前に迫る富士、山の間から頭を出す富士を眺め、「富士山の眺望、中でも何処からの富士が一番かなぁ?」となった。
御坂峠の茶店「天下茶屋」から??
エブリさんが高校教科書で習った太宰治「富嶽百景」に出てくる御坂峠からの富士山がたいそう印象に残っているとか!!
そうなんや!
太宰と言えば「斜陽」が一番残っている(^-^;。
お母さまは何事も無かったように、またひらりと一さじ、ス-プをお口に流し込み」の
「ヒラリと一さじ」のくだりが忘れられない。
とかなんとか、
「富嶽百景」に描かれたバス乗客の話を混ぜて、御坂峠まで登ってきた。
(バスではなく車で。。。(^-^;)

小説では、御坂峠からの富士は
むかしから富士三景の一つにかぞへられてゐるのださうであるが、私は、あまり好かなかつた。
と書かれている。
あとの富士三景にも興味はあるが、小説の中では何処とは書かれていない(^-^;
ちょっと残念。

太宰は「天下茶屋」の二階に井伏鱒二が居ることを知って、しばらくそこで仙遊しようとバスに揺られて峠の茶店にやってくる。
「富嶽百景」では、ここ「天下茶屋」が舞台となっている。


天下茶屋

御坂峠のその茶店は、いはば山中の一軒家であるから、郵便物は、配達されない。
とあり、
太宰はバスに揺られて、郵便物を三日に一度くらい河口村の郵便局まで受け取りに行く。
茶店に引き返すバスの様子が書かれている中で、老婆がほかの遊覧客とは違い、富士には一瞥もせずに、崖のほうをながめていて、ぼんやりひとこと「おや、月見草。」
 さう言つて、細い指でもつて、路傍の一箇所をゆびさした。

と、ああ、この箇所であの有名な
「富士には月見草がよく似合う」と消えずに残ったんだ。。。(#^.^#)

我々も天下茶屋で「芋だんご」を頬張りながら茶店の向こうに見える富士を眺めた。
茶店の二階が「太宰治文学記念館」になっている。
色々な資料や写真が展示されていて、こちらも興味深い。
太宰が小説を書いたという二階の部屋の窓からも富士山がよく見えた。

太宰が、山をおりる前日の出来事、
若い知的で華やかな娘さん二人に富士をバックに記念写真撮影を頼まれた。
私は、ふたりの姿をレンズから追放して、ただ富士山だけを、レンズ一ぱいにキャッチして、富士山、さやうなら、お世話になりました。パチリ。
あれ、(#^.^#)

小説にあるようにしっかりと御坂峠からの富士山をカメラに撮って甲府に引き返した。
エブリさんと富士山を挟んでの記念写真も自動シャッターでOK!(笑)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆初狩駅に、往時のスイッチバ... | トップ | ☆それにしても硬かった!!吉... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

*ふらっとおでかけ」カテゴリの最新記事