足跡の記憶

あちらこちらで残した足跡の日記 
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世界人民大団結万歳!

2011年08月19日 | 日記

8月のお盆。 世間の皆様の多くが 先祖の霊を慰めるため、一同に会し、焼肉をしたり、花火をしたり、宴会をしたり、と厳かな日々を送っているであろう時、何の因果か 北京で仕事と相成った。 中国の同僚たち25名にまぎれた日本人1人とブラジル人1人。  そのにぎやかさと言ったらなんと言うかはてさて、何デシベルあるのだろう。  

 
8月14日 なんとも不安なちっこい飛行機で関空から一路北京へ。 観客のほとんどが日本観光から帰国する中国の方たち。 
しかし、不思議なことに、2時間半ほどしたら北京にしっかり着いた。 ホテルからの迎えが来ると聞いていたのだが、飛行機から出たところに空港の職員が名札を持って待っていてくれた。  飛行機を出たところから付き添いつきで、イミグレを出た後、空港の秘密の扉から外に出ると そこにホテルの車が待っていた。 うーん まるでVIP扱い。  それもそのはず、なぜか大きなキングサイズの部屋が用意されていた。 中国のお仲間たち。 ちょっとやりすぎ。

  
到着が昼ごろだったので、お昼ご飯を食べにホテルの外へ。
ホテルの近くに ITO YOKADOがあった。 日本のものもたくさんおいてある。 おまけにそのショッピングセンターでは 日本ラーメン横丁なるものがあり、日本のラーメン屋さんがたくさん。 中国の人が 中国語で注文している。

 

  
いくらなんでも、日本のラーメンは悔しいので、英語も日本語も一切わからない そばにあった店に入った。 いずれにせよ言葉がわからないので、日本語で、「これください」とメニューを指差し、おはしがついていなかったので、身振りで「おはしください」 そして、お礼だけ 「シェーシェー」。
ふと麺に何の肉だかわからない肉。 牛と書いてあったのでたぶん牛。 香菜がたっぷりかかり、好みの味。 以外に美味しい。

 
4泊分のビールをITO YOKADOで買い込み ホテルの冷蔵庫はいろんなビールがたっぷりで、とりあえず一安心。
高層ホテルの窓から、北京の地平線を眺めながら一杯。 


中国のお札は 全員 毛沢東である。 周恩来はどこにいった? 孟子はどこにいった? 孔子はどこにいった? と思うのだが、人民大団結だから毛おじさんが一番いいのだろう。 

   
さて、北京のお食事集である。 まずは真っ赤な一皿。 到着した翌日、中国の同僚たちと四川料理に出かけた。 香港・台湾の出身者も含め、中国全土から集まった中国の同僚たちも、「辛すぎ!水!水!」と大騒ぎである。  「もしかしてここ四川料理?」と字を書くと、「そうそう。辛すぎる。」とこれまた大騒ぎ。 勇敢な香港の同僚が 「辛いから美味しい。」と食べ始めたが、頭全体から汗が流れ出ていかにも苦しそうである。 うーん、あんたらわかってて来たんちゃうん?  
そして、ホテルの朝ごはん、好物の中国おかゆピータン・ザーサイ入り。 これは、自分でも良く作って食べたものある。 本場のピータンは南京町で買うピータンより美味しかったように思う。
スーパーで買ったスナック菓子。 OISHI とある。 もしかして美味しい?かなと思い買ったが、いまだに封を開けていない。
最後に、帰国前に空港で食べた 包子と空芯菜の炒め物と海鮮麺。 これは旨かった。 
昼は会社でピザにSubwayに吉野家と会議の合間の出前。 それはそれでOKだけど。 うーん、外に見える言葉の通じない中国料理やで何ぞ現地のものを食べたかった・・・・。

      
さて、仕事が終わった翌日、遅めのフライトをとっていたので 滞在している望京地区から 北京中心部の天安門に出かけた。 荷物をホテルに預けて、タクシーでいざ天安門と故宮博物館へ。 中国の同僚が故宮博物館の北側の入り口から入ったほうが良いというのでタクシーで行ったが、残念なことに そこからの入り口は最近閉鎖になっていた。 仕方がないので、バスにのって、南側・天安門側に回った。 行き先も良くわからないが、方向がそのようだったので、運転手に聞いたら天安門に行くという。 そして、無事到着。 聞いたといっても単語のやりとりだけである。
「天安門?」
「天安門!」。
だだ広い天安門広場。 山のような観光客が わーわーぎゃーぎゃー。 いやはや、同僚たち以上ににぎやかにぎやか。

 
天安門をくぐり、故宮博物館へ。 入場料は60元。 空港までの40分ほどのタクシー代が約100元。 そう考えると案外高い。 
天安門と故宮博物館には 門とながつく建造物が 35ほどある。 ほかにも同じくらいの数の宮や殿。 こんだけ複雑にたくさん門をつくって何がしたかったのかわからないが、写真をとっているうちにだんだんわからなくなってきた。 どれがどれだか・・・・。 とりあえず、有名どころを一枚。

 
故宮博物館の中には公安の詰め所らしきものもあり、担当交代の儀式が、行われていた。(たぶん)。 バッキンガムほどではないが、それなりにきびきびしてかっこいい。 むかしは、こんな写真はとれなかっただろう。 

 
GIANTと見慣れた看板。 中国の自転車屋では、マウンテンバイクと折りたたみバイクが人気らしい。 が、なぜか自転車はあまり見かけない。 バスか車か、二輪。 昔、中国の町は 山のような自転車であふれていたはず。 人民は自転車を忘れたのだろうか? そりゃ、車のほうが便利だわね。
が、現在、北京では、車優先。 横断歩道を渡っていても ぷっぷっぷっ!! 右見て左見て、後ろ見て前見て もう一回右見て・・・。 うーん、いつまでたってもわたれない・・・。

  
北京は広い。そして、道が広い。 そして、道の終わりが見えない。 なにせ、地平線の向こうがまだ北京という広さ。

  
ふと、わき道を見ると 見慣れたような風景が。 南京街じゃありませんか? と思ったが、王府街の民族街という雑貨屋さんがたくさんある場所らしい。 そして、その反対側を見ると献血車が。  わかりやすい文字とデザイン。 

中国の5日間は、仕事がほぼ観光半日だったが、中国の大きさと、人民のにぎやかさとは十分理解した。
今度来るときは 万里の長城に行こう。 



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