これまで女性像をからなる「美人画」を観てきたが 今日、地元美術館で
『美男におわす』を観る 感心したり、心をときめかしたりし「美男画」を
日本文化の中の 美男のイメージをたどる おびただしい数の展示作品
江戸の粋を体現する伊達男,挿絵や漫画のなかの妖しい美青年・美少年
現代作家がとらえたたくましい男性のからだ、歴史上の麗しいヒーロー
時代やジャンルをまたいだ さまざまな男性像を美しいものとして表現に
はじめて出会う 「男性美」の世界が 展開されている
これはまさに 異端の世界だ 観てはいけないものを観てしまったような気になる
これは私の世界ではない早く抜け出さなくてはと、思いつつ魅入ってしまう
『妖艶』な世界 どこか秘密めいた 世界・・・・・こんな風に思うのは
私のこころが歪んでいるのか それとも正常なのか 初めての体験に戸惑う
読みかけの小説 原田マハ『サロメ』と重なる ここに「男色」とも言われる
オスカー・ワイルドが登場 挿絵画家オーブリー・ビアズリーとの禁断の世界
その世界が 頭に浮かんではなれない 小説とは何の繋がりもないのだが