夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

徒然草第百十七段友とするに悪しきもの

2011-05-29 22:04:38 | 日記・エッセイ・コラム

徒然草   吉田兼好

第百十七段

友とするに悪きもの、七あり。

一には高くやむごとなき人。

二には、若き人。

三に病なく身強き人。

四には、酒を好む人、

五には、猛く勇める兵。

六には、空言する人。

七には、欲深き人。

良き友、三あり。

一には、物くるる友。

二には、医師。

三には、智惠のある友。

この段は、人それぞれ色々な解釈があると思う。

私も、好きな段かと聞かれれば、決して好きな段ではなかった。

しかし、今、自分が病んで見ると、本質を鋭く突いているのに、感心させられる!

三には、無病で、身体の強い人。と言うのが、兼好らしい。

確かに、元気いっぱいの人は、他人の痛みなど理解出来ないものだ。

良き友の二番目が医師。と言うことは、兼好は身体が弱かったのだろうか?

欲深き人は七番目に悪いと書いたその筆の乾かぬうちに、一番良き友は、物をくれる友だ。とは、流石兼好。ユーモアたっぷりだ。

我々凡人ならば、智惠のある友が一に来そうだ。

やはり、逆から読んで行くのが、筋なのだろうか?

兼好に質問してみたいものだ。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
兼好に聞いてまた、おしえて下さい。 (たんぽぽ)
2011-05-30 06:28:03
兼好に聞いてまた、おしえて下さい。
夢見るタンポポおばさんならできそうです。
返信する

コメントを投稿