夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

心にぽっかり穴が空いたよう

2018-09-28 22:35:51 | 日記・エッセイ・コラム

  心にぽっかり穴が空いた

幼なじみのすみれさん(仮名)のお母さんが9月23日に肺炎で亡くなり

24日にお通夜。25日に告別式だったとのこと。

91才の天寿を全うされた女性でした。

 

 

9月24日にケビンの両親の富士霊園のお墓参りの後、

私の故郷沼津の実家のお墓参りに連れて行ってもらった時に、

渋滞で夕方遅くなってしまいました。

その時に、喪服を着た方々がお寺に向かって三々五々歩いて行くのを見ました。

 

 

  娘を亡くした母親と母親を亡くした子供

  庭に咲いている花を沢山花束にして持って行ったので、

26才の若さで亡くなった幼なじみの「たか枝さんに供えてねと。」とお墓の前に家が在る

たか枝さんのお母さんに花を渡す時に、

Г誰が亡くなったのかしら?」

と尋ねると、Гわからない。」と言う答えでした。

40年前に長女を26才の若さで亡くしたお婆さん。

次女は横浜に住んでいるとのこと。

私が違う用事を先に済ませていたので、ケビンが一人でお墓参りをしていると思ったようで、

Г旦那さんだけだったから、タンポポちゃんがまた具合が悪くなって、来られないのかと思ったよ……」と心配してくれていました。

 

 

幾つになっても親子の別れは悲しい……

すみれさん

告別式の後、雨の東名高速道路を走って関東地区の自宅に戻りました。

帰省すると、何時もГ無事に着いた?」とお母さんから電話があったそうです。

もう自分のことを心配してくれる人もいないんだなぁと思ったそうです……

心にぽっかり穴が空いたよう

とはこんな気持ちなのかと思ったそうです……

 

 

今年の暑さは並大抵の暑さではありませんでしたので、

91才の高齢者にはこたえたのでしょう。

すみれさんは66才。

『66才ですが、やはり淋しいです。』

幾つになっても、愛する母親との別れは淋しいよね……

もう私のことを心配してくれる人もいないんだ

なんて思わなくても大丈夫!!

三人の娘さんも孫たちも、

そして旦那様もあなたのことを心配してくれていますよ!

  (気持ちだけで、何も手助け出来ませんが、私も心配していますよ。)

 

     寿命

 私の母は、私が37才の時に67才で亡くなりました。

あの日から、丸28年経ちました。が一日も母のことを忘れたことがありません。

37才の私にとって突然の母の死は強烈な出来事。

  時薬と言いますが、私の時薬は25年かかって効いて来ました…

 

私も母が亡くなった年齢に近づいています。

人間の死亡率は間違いなく100%です。

遅かれ早かれ亡くなるのです……

寿命ですから……

今夜も、幼なじみの友も、おばさんも母もみんなの冥福を祈ります。

    合掌

 

 

 

 

 



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