夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

百里を行く者は、九十里を半ばとす

2018-12-22 21:31:29 | 日記・エッセイ・コラム

                     百里を行く者は、九十里を半ばとす

 年末になると、

中国 戦国時代の史書Г戦国策」に由来する

『百里を行く者は、九十里を半ばとす』 と言う言葉を肝にめいじています。

              最後迄気を緩めずに努力をしなければならない。

何事も仕上がり近くが肝心で、最後ほど難関だから九分のところで気を引き締め直せと言う意味でしょうか。

人の一生も一日一日の積み重ねですし、一年365日の積み重ねですから、

人生の最期をキチンと終える為には、終わり方が肝心と言う事でしょうか?

 

  『晩節を汚す』と言う言葉

折角今まで頑張って、それなりの成果を上げて来たのに、

人生の後半になって、

金銭欲権力欲に目が眩んで、退き際を間違えている輩達の多いこと。

 

ゴーン然り。

金銭。権力。女性。欲望の塊。

2020東京オリンピック 関連の森さんを始め

各種スポーツ関係のお偉方。

 

教えの内容や意味合いは違いますが、本当にそうだなぁと納得するのが、

徒然草109段

高名の木のぼり

高名の木のぼりの教えです!!

     軒長(のきたけ)ばかりの高さになって、

「あやまちすな。心して降りよ」

 

        『過ちはやすきところになりて必ずつかまつる』

 高い所や枝の細い場所では、自分で十分に危険なことを意識して気を使って気を付けているが、

飛び降りても降りられる位の高さになると気が緩んで、怪我をしたりする

 蹴鞠でも、難しい玉を返した後で簡単なのを返し損ねる。

  試験で、難しい問題は解けたのに、簡単な問題でケアレスミスとかすると、かなり落ち込みますね……

   難しい手術そのものは成功したのに、ガーゼをお腹に置き忘れたとか言うニュースに接すると、

人間の愚行は、兼行法師の時代と同じだなぁと思ってしまいます。

 コンピューターを始め各種電子機器の進歩で、もっと悪くなっているかも知れませんね。