夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

花筏

2016-05-02 20:34:56 | 日記・エッセイ・コラム

                          花筏

  

 

                       花筏の若い実

                葉っぱの上に1~3個の実がなります?!

                                     葉の上に乗った実が、筏に乗っている人のようだと言うことで、花筏と言う名前になったようです。

       信じられないかもしれませんが、何と葉っぱの上に花が咲くのです!!           

花筏の雌花

下は、全体像

木斛や百日紅等の植木の下、やや湿った半日陰の場所で育ちます。

 

 

4月28日山の家の庭で葉の上に落ちた雨粒

             花筏は、ヨメノナミダ=嫁の涙と言う別名があります。

姑に辛い思いをさせられた嫁が、山中で流した涙が花筏の葉に落ちて花になったと言う民話から来ているようです…

 

       今日は、ケビンと私の39回目の結婚記念日です!

                     (残念ながら今日もケビンは相変わらずダウンしています…)

  39年前、私も花筏の花を沢山咲かせていました。

骨壺を筏に乗せて、川に流して弔う風習から来ていると言う説もあります。

桜の花びらが川面を流れる様子を花筏と呼んで大層日本人に愛される風景ですね…

桜の花の散り際の潔さ

水に流れて行く様が、桜が自らを葬っているように見えたのでしょうか…

 花筏は茶花として愛されている花。

日本人の粋、侘び、寂を感じる花ですね…

私の花筏の花

もう咲かせ過ぎましたので、

色々な愚痴や弱音もみんな筏に乗せて水に流してしまいました。

 

                     明るいタンポポおばさんみたいなサボテンの花

姑 「何故タンポポを選んだのか?」 

ケビンГ明るい娘だから!」だそうです。

  睫毛が長くて、目が大きいのでこんな感じなんだそうですよ!?

 

お母様の介護をなさっているkayさんへプレゼント

                    庭石菖ニワセキショウ

日本で一番小さなアヤメ科の植物です。

 

こちらは青い花

直径は約6~8ミリ

分かり易いように拡大して撮影しています。

紫色の花

こちらは直径10ミリ以下

 花は毎日咲くのですが、あまりにも小さな花なので、少し風が吹くと揺れて、全体像を上手に撮影出来ないのです。

テキサス生まれの花ですが、日本では繁殖し過ぎて、雑草扱いされています。

この他白色、ピンク色等があります。

 

                         誓いの言葉                 皆さんは披露宴で読みませんでしたか?

私は自分たちで考えた文章を読みたかったのですが……全部姑に花筏!?

     まぁ過ぎたことです。みんな水に流しましょう!

せめて自分の葬儀だけは、私の好みのように、小さくても心のこもったものにして欲しいとケビンに頼んでいます!

                      誓い

  四十年目の結婚記念日に向かって、体調不良をもう少し改善。少なくともこれ以上悪化させないようにします。

無理をしない程度にリハビリも頑張って、また海外旅行に行きます。

逢いたい人には逢ったり、行きたかった所には行って悔いを残さないようにします。

 終活を計画的に進めます。具体的には、徐々に生活を縮小して行きます。特に荷物の処分をします。

          平成28年5月2日                         夢見るタンポポおばさん