夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

モントブレチアの花に寄せて

2013-07-15 22:17:29 | 日記・エッセイ・コラム

0714大輪朝顔

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朱色のモントブレチア

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オレンジ色のモントブレチア

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気の早いコスモスがそよ風に揺れています。

夏の庭は、懐かしい小学校時代の夏休みの思い出に繋がっています。

朝一番に朝顔の観察。

ラジオ体操の後で、お手伝いや宿題。

友達の家の庭に元気良く咲いていた、モントブレチアの橙色の花。

グラジオラスみたいな葉なのに、丈夫で、野性的な花。

グラジオラスと同じ時期に咲いて、長持ちする花。

茎も堅くて、グラジオラスのように空洞は無い。

土手や、墓地の脇などに固まって咲いていた。

お墓に供えた花の種が飛んで自生したのだろうと思う。

毎年夏になると教室の花瓶に活けてあった幼なじみみたいな可愛らしい花。

見たことはあるのに名前は知らない花。

モントブレチアと言うハイカラな名前は後年知った。

コスモスがあちらこちらの畑の隅や庭先で咲き始めると、夏休みが終わりに近づきます。

自宅での生活にも退屈し始め、学校生活やクラスの友達が懐かしくなる。

仕上げてなかった図工の宿題などを友達の家で一緒にやっている時に、庭先に咲いていたのが、朱色のモントブレチアの花。

半世紀以上、色の多様化以外あまり品種改良されていませんので、懐かしい場所と時間に気持ちを運んでくれる不思議な花です!