夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

目となり、足となり支える

2012-01-28 21:50:18 | 日記・エッセイ・コラム

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私は今全盲の鍼灸師の先生にお世話になっています。

先生も素晴らしいのですが、奥様が明るくて、優しくて、素晴らしい方です。

お二人共に、60過ぎだと思います。

いつも「たきみさん」「のぶちゃん」と呼びあっています。

先生は学生時代に病気で失明なさったようです。

奥様は先生が闘病中入院していた病院の看護婦さんだそうです。

奥様は先生の往診の運転手は勿論、家の中での誘導等、何でもテキパキこなします。

会計も、書類作製も全部一人でなさっているようです。

子供が、四人いて外国に留学したり、外務省に勤務したり、日赤病院の看護婦さんになったり、皆さん優秀な方ばかりです。

全盲の障害者と言っても、先生の感性、生きる知恵、諸々の知識、鍼灸師としての技術、人間性等本当に素晴らしくて、いつも御夫妻が往診して下さるのが楽しみです。

足として、目として支えて下さる奥様がいらっしゃるからだと思います。

まだまだ寒い日が続きます。「たきみさん」「のぶちゃん」風邪など引かないように、どうぞ御自愛下さいませ。