「たにぬねの」のブログ

いつも、閲覧いただき、大感謝!!

今月のお薦め_04.2005

2005-05-12 22:12:32 | 今月のお薦め_XX.20XX
今月のお薦めは
列車ダイヤのひみつ 富井規雄 成山堂書店

です。私がスジ屋という言葉や、ダイヤ(グラム)の存在を知ったのは
大学1,2年生のある日の新聞を見てのことだと記憶している。
確か、名鉄の新名古屋駅のダイヤを組む大変さを伝える記事で、
ダイヤグラムの写真がでていたと思う。
それまで、時刻表にある発着の決め方というのは想像もつかなかったが
※もともと、鉄道に関する興味も薄かったので差程なかった。
ダイヤグラムをみて、方法論的なことはわかって、
それ以上は”こりゃ大変そうだ”で済ましていた。

今回、お薦めした本は私のように鉄道に関心が薄い者でも
実際に走らせるダイヤの作り方を分かりやすく、読みやすくかかれた本で、
是非とも読んでいただきたい。鉄道(ウー)マンの苦労が
僅かばかりかもしれませんが分かる気がします。
高価でなかなか手に入りにくいかもしれません。
ちなみに私は図書館で借りました。
本のメモを以下の投稿にかきます。
列車ダイヤのひみつ 富井規雄 成山堂書店 のメモ
ご覧ください(この投稿のコメント)。
□私は駆け込み乗車をするぐらいなら乗り遅れることにします。

この4月はグイン100巻ということでしたが、
ハンドブック3の方を敢えて推薦しておきます。67~100巻のあらすじが
書いてあるので、これを読んで101(100)巻から読んでみるのもよいかも。
100よりハンド3を推したのは既刊の表紙が全部載っていたのが良かったから。はじめからのあらすじを知りたい方はハンドブック1・2やナビもよいですが
SFマガジンの5月号のグイン、ナリス、イシュトの紹介ページで十分かも。
もっとも、グインが記憶を失って、これまでのストーリの説明が入る造りになっております。
100巻から読んじゃってください。

本当は100巻を機に読むのはやめようかと思っていたのですが
スカールが出てきたのでもう少しつきあうことにしました。

列車ダイヤのひみつ―定時運行のしくみ

成山堂書店

このアイテムの詳細を見る

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« とりあえずHPのURL | トップ | 今後の予定_line-up »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
列車ダイヤのひみつ 富井規雄 成山堂書店 のメモ (たにぬねの)
2005-05-13 21:00:36
列車ダイヤのひみつ 富井規雄 成山堂書店 のメモ



□安全要綱:安全は輸送業務の最大の使命でfail safe

(感想)きっといろいろあるのかもしれないとは思う。でも、安全への想いは我々一般人より高いはずです。それは念頭に置いて、いろいろ考えましょう。



□平成15年度東海道新幹線の平均遅延時分:0.1分

□輸送人キロ:2,411.6億人キロ1人の人を1キロ運ぶ(輸送人員:86.4億人)_平成15年度 フランス、ドイツの年間の輸送人キロは600億人キロ前後

□ダイヤの語源はダイヤグラム、日本に伝えたのはページ先生(イギリス)

(感想)鉄道は日本から誕生したわけではないが、現在の輸送量からハイレベルな鉄道王国であることは間違いない。



□通過時刻:列車の先頭が駅長事務室の前を通過

□エドモンソン券:縦約3×横約5.7cm

□ダイヤ作成の工夫:平行ダイヤ、千鳥停車、平日・休日ダイヤ、緩急接続

□尼崎駅:JR京都線、JR神戸線、JR宝塚(福知山)線、JR東西線の複々線で執念のダイヤと呼ばれる。パターンダイヤで相互乗り換えが可能。など、とにかく凄い、素晴らしいダイヤなのである。

(感想)私風情に感想などかけない。みんなで考えましょう。みんなで。



□ダイヤの頑健性:余裕時分

□JRのダイヤ作成:スジ1本ずつオーダメード(長距離列車の存在)

□走行時分:基準運転時分、運転曲線図(ランカーブ;ノッチオン・オフ、ブレーキかけ)

□ブレーキ距離:非常ブレーキで600m以内(踏切がないなど特別で湖西線で750m)

□時隔:閉塞:閉塞区間の分割、表定速度と平均速度:閉塞区間を短く:駅内に分割とか、交差支障時隔:、加速度・減速度を向上:停車時分の短縮:

□信号機を見る回数:運転士が1日に120万回は見るだろう(平成7年)



□ATS:自動列車停止装置で赤信号の見落とし対策で点制御型

□ATS-S型:赤から(安全な)一定距離で警報が鳴り、運転士が5秒以内に確認ボタンを押す(確認操作)、これをやらないとブレーキがかかり自動停止

□ATS-P型:トランスポンダから車両に向けて情報を送り、これよりブレーキパターンを生成し、現行速度がそれを超えているとブレーキがかかる、確認操作無しである。

□ATC:自動列車制御装置であって自動運転(ATO)ではない。各情報から閉塞区間での制限速度を指定する:速度を制御。(前後情報で追突を避けるだけでなく、カーブなどのレール箇所(区間)情報を与えることで今回の事故は防げるだろう)

□一段ブレーキ制御ATC:従来のATCでは何回もブレーキがかかるだろうが連続的(一段)ブレーキになるような計算、制御で乗り心地向上。

□デジタルATC:距離情報をデジタル伝送し、距離から速度を決定、制御する。2002.12月東北新幹線盛岡~八戸区間で最初に使われている

□ATP:ヨーロッパなどではATS, ATCの区別をせずATPと呼んでいる

列車計画以外:車両運用、乗務員運用、構内作業の計画が必要:これら4つの計画は相互作用している。

(感想)信号の見落としを防ぐ。速度の出しすぎを防ぐ。防ぐから制御へ。それらはfail safeであること。

また、乗り心地、利用者便宜なども100%の安全の上に加味していく。ちょっと脱線。戦車やエアーバックのような機能を持つ電車は現実的であろうか。

100%ってなんだ?。技術的な難しさを我々はもっと理解することが底上げにはもっとも効果的では無かろうか。何事についても。簡単なことなどこの世に一つもない。だから、つまらないことなどこの世に一つもないはずだ。



□列車ダイヤの評価:事業者の観点(儲かるダイヤ:サービス向上、経費削減)、□利用者の観点(利便性:所要時間や待ち時間)で評価は単純でない。

□利用者便宜:Σ(ω1・到達時間+ω2・乗換時間+ω3・混雑)で全利用者の総和で個対マスを考えると、、、、

□運転士の訓練・免許:運転適性検査はクレペリンテストや反応速度検査などからなる。定期的に受けておく必要あり。運転士見習で実地訓練にのぞみ、学科試験と実技試験二号画して免許(動力車操縦者運転免許)が与えられる。

□乗降時間短縮の工夫:ドアを大きく、数を増やす。床面積を増やす(車両大きく、座席減らす)、特定のドア対策(分配を促す看板、案内、今後階段、エスカレータの位置など計画的に?)

□列車の間隔を調整する。:間隔調整(列車ごとの混雑の平均化)

指令室:場所は秘密。列車の運行を管理する中枢。歴史的には線区単位ごとから(複数の線区をまとめた)地域ごとになっている。東京にある総合指令所のバックアップ第二総合指令所は大阪。毎年、異常時を想定した訓練を実施。

□CTC:列車集中制御装置

□運転整理:ダイヤを正常に戻す。運休・部分運休、延長運転、車両運用変更、番線変更、順序変更

□サイバーレール:通信技術を含む最先端のITを活用した鉄道を中心とするインターモーダル輸送方式の公共交通システム

□デマンド指向輸送:



本のメモで大変恐縮であります。キーワードになればと思ってしたためました。
返信する

コメントを投稿

今月のお薦め_XX.20XX」カテゴリの最新記事