Tanimus IN-CHINA

中国単身生活16年(2004〜2020年)
孤独なおじさんRyderブログ!

中国コラム

2011年06月07日 16時01分01秒 | Weblog
「カレーライスとカツ・カレー」~中国の飯やにて想う




「岡田 章一」さんの体験コラムです。
これは、カレーだけにとどまらない、中国シンセンでの事で私も体験している。
① イカ納豆は有るが納豆は無い ←エッ?と思う!
② メニューに有って(昨日までは食べていた)うなぎどんぶり ← 今日は無い!(普通)
  しかし2日後また行くとやはり無い、その後も何度か行くその度に面白いの聞いてみる
  やはり無い。以前有りましたよね?と訪ねると私は分からないです。ダブル驚き!
  うなぎどんぶりが注文されていた時には、その従業員は居た人なのに、自分のお店の
  内容も知らずに仕事をしている人なのかよ!取り敢えず了解をしてあげたが???
  従業員の方が納得をしていないのでまた訳の分からないのか色々と話しかけてくる。
  そこで、無いならメニューから取り除く事を伝えたら、なんとトリプル驚き!!
  老板(社長/店長)が直せと言わないから「我不知道」で軽く交わされてしまった。

っと!言った具合に絶対に自分達には非が無い、無いものを注文する貴方がおかしいと言う意味だそうです。

取り敢えず、「岡田 様」のブログの体験発表を御覧あれ。


ある日、昼食を食べに入った北京の某酒家(レストラン)でのこと。酒家といっても和洋中その他何でもが食べられる小さな飯やだ。安くてうまいので時々利用している。適当な席に座って、いつものように「カレーライスを下さい」とウェイトレスの小姐に注文した。ところが「カレーライス、今日は無い」とのつれない返事。えっ品切れかぁとがっかりしていると、間髪をいれず彼女が「カツ・カレーならできる」と言った。私は再びえっと驚く。なぜなら、それはカレーライスに豚カツを添えただけのものだからである。ということは、即ち本体+αは存在するが本体は存在しないという理屈になる。これはまるでアインシュタインの相対性理論の如き難解な話だ。こちらが狐に鼻をつまヽれたような顔をしている間も、ウェイトレスの小姐嬢は「本日の菜単(メニュー)にはカレーライスは無い」を頑強に主張するばかりで、一向にらちがあかない。「無いものは無いのだ」というわけだ。私が面白がって粘るものだから、奥から(本日の)メニューなる物をわざわざ持ってきた。見るとカレーライスの文字の上に細い白紙のテープが張ってある。気の毒なことに、急いで店の奥で貼り付けたらしく糊の跡も生々しい。ではまぁこの辺までと諦めて、私はカツ・カレーを注文した。値段はカレーライスよりも8 元ほど高かった。 その翌日、さて如何なりやと、またその店に行ってみたら、メニューの白紙テープは取り去られていた。やはり他の客からも文句が出て、突っ込まれたものと見える。

後にそこの常連の友人に聞いたところでは、どうも前の週に店主が豚肉を仕入れ過ぎてしまったので、その日に考え出した文字通り「苦肉」の策だったらしいとのこと。
客がどうあろうと、「お触れ」一つで万事を決めてしまおうとする感覚が、ちょっと我々とは違うなぁと感じられたものだ。その主犯の亭主も顔を出してきたが、けろっとして愛想笑いなどをしていたから、別にどうということもないのだろう。ちょっとやってみたが、やはりだめだったかという感じなのである。これが日本だったらそうはいくまい。客を引っかけやがって…もう来てやらないぞ、等々少なくともそういった客の視線に、後ろめたい雰囲気くらいは漂わせているはずである。私はカレー(普通のカレー)を食べながら、心の中で「見事に失敗だったな、残念でした、ははは…」と思っていた。だがよく考えてみると、少なくとも、私という昼飯客をして、様子を見に、二日続けてその店に足を運ばせた効果があったことは、間違いのない事実であった。

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