UN JOUR UN CHEIN

♪あ~、こころのボーナスがほしい

(By.忌野清志郎)

お友達紹介(其の一)

2006-03-07 13:05:38 | Friends of mine
世界の皆さん、因島の皆さん、こんにちは
今日から始まった「お友達紹介」のコーナーです。

きょうは記念すべき第一回
今日のお友達は、フォルフガング・フォン・ゲーテさんです

いやいや、ふざけてなんかいませんよ。
古今東西の詩人が友だちだと私は真剣に思っています
だって、なやみを相談出来るし、何より「いかにすればきちんと生きてゆけるか?」ということを教えてくれる
それを言葉で教えてくれる日もあれば、それを生き方で示してくれる日もある

たとえばこんな言葉...
「君の頭と心の中が
 きりきり舞いしているなら
 それが何よりめでたい話
 恋にも迷いにも縁の切れた人間は
 墓にうめられたらいい」...

おぉおおぉぉぉおぉお~
そんな感じですよ。
私は詩歌を読みふけるようになった二十歳の頃からずっとこんな言葉に励まされ、心洗われ、友なき日々もさみしさにうちひしがれる事なく、今日の此の日まで生きて来たのです。

「君がいなけりゃ、僕はとっくの昔に寂しさや怒りや焦り、そんなものにさっさと片付けられていたよ、フォルフガング
君が居たから今日まで辿り着けたよ
本当さ・・・

も、君の言葉と君の生き方がに変えた!

さらにこんな言葉。
「人間は努力するかぎり迷うものである」

おおおおおおぉぉぉぉぉぉ

ちなみにゲーテがその生涯でもっとも使用した言葉がこの「迷う」だったということも、君、知ってた?

ゲーテみたいな巨大な偉人でさえ、その人生の中では迷い続けたんだね。
そう思うと泣けちゃうよ

最後にもうひとつ
私がいちばん好きな言葉がこれです
「こころをひらいている時だけ
 世界は美しい。」

これは私が心を患い、暗闇の中でもがいていた時に一番うれしくて力強く心に響いた言葉だった。

「心を開かないと何も見えないよ。
心を閉ざしていると、いつまでたっても世界は生きる値うちなどないものだろう、ねえ、君。」
ゲーテはそう語りかけてくれる優しき友のようであった
事実、そうだったんだろう。

フォルフガングは、その頃、笑顔で私にこう言った
「誠実な友よ、何を信じたらいいか言ってあげよう。生を信じなさい。生の教えは雄弁家や書物よりはるかにいい。」

「生きているあいだくらい、生き生きと生きなよ!」
死んだら、そんなことしたくても出来ないよ、とでも言いたげな表情でゲーテはいつも私のそばで笑っていた...