序章

「山笠新人の田守です。博多の伝統勉強させてください。」
この自己紹介で始まった。誘ってくれた方の顔汚すなよ！
いろいろ注意されつつもお汐井取りから始まった。
まずは詰め所で着替え、集合して子供が先頭で箱崎までGO
オイサ、オイサ、オイサ
野球部で慣れた声出しもマズマズ。
だけど冷泉から箱崎までの距離は先頭の子供たちにはキツく、半ベソかきだす。ようやく到着して友達から写真をパチリ。
そして箱崎でお汐井取りをして箱崎宮でお詣りしてからビールを飲み、オイサオイサと冷泉に戻って行った。
そして、お疲れ様の会直来の始まり。
一番えらい人が挨拶した後御神酒の乾杯をし、先輩方にビールを注ぎにまわる。そこで注ぎ方を注意されたり、山笠の楽しみ方を先輩方に教わったのだ。
ビールが飛ぶように減り、えらい人の挨拶と翌日の確認が終わり終了、ではなく新人は後片付けをするのだ。
簡易な流しへ行き、ひたすら皿洗い。
自営業していて人に指示されることは少ない自分にはいい刺激だ。
全て完了したら詰め所に戻り着替えた。
先輩が「○○さんのとこ呼ばれてるからお前行くぞ」と連れてかれ、立派なお家で挨拶し、「石川から来ましたよろしくお願いします。」と乾杯し、なんだかんだで何本もビールを開けてしまい、「田守帰るぞ！」の合図で家を出た後更に立ち飲み屋へ行った。
そこの立ち飲み屋で飲んでる人全員にビールを奢り、みんなで楽しくこれからの山笠を祝ったのであった。本当に家に着く頃にはベロベロでした。
つづく。