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勝手に言わせてもらえば・・・

大阪北新地 BAR PARKMOREのブログです。
店主の独り言やお酒の記録の孤軍奮闘日記。

酒とは風土

2012-10-21 00:31:11 | 酒日記
10月下旬になり一気に冷え込んできましたね。。

私のまわりでも風邪を引いてる方が増えました。どうか手洗いうがいを忘れずに・・・

標記にあるのは酒ってそもそもはその土地の風土をアルコール化したものと考えて良いと思ってます。

酒を造るのに必要なものはその土地で手に入るものばかりで、逆に言えばその土地で手に入るもので作るのが酒。

よく「水が大事」だと言う事を言われるがこれは本当。

だって、水こそがその土地の風土ですから・・他にも色んな理由があるんですがここでは割愛しますね。。

今や「物流」の発達や「技術」の発達で上記のことは分かっちゃいてもぼやけちゃう所かも知れないですね。。

和歌山ラーメンや札幌ラーメン、ご当地物が大阪で食べれる様になったのも流通の発達でしょう。。。

ところで、ウィスキーはよく水割りにされますが、この水も「相性」と、言うのはある訳です。

何故なら、ウィスキーもご当地の水で仕込んで作るからです。

まー、その割られるウィスキーにしてみたら故郷の水で割ってくれ・・と思っているかもですね。。

ご当地の水で割られた瞬間に「おか~ん」って抱きついて離さないかも。。

仕込み水が「マザーウォーター」と言われる所以ですね。。

サントリー山崎にしてみたら天王山の湧き水(山崎の仕込み水)がそれ、ですね。。

そこで・・・この水割りはいかがでしょうか??

Tullbardineの水割り@Hhigland Spring

タリバーディン(スコッチシングルモルト)とタリバーディンの仕込み水



タリバーディン蒸留所がある南ハイランドのブラックフォード地区が水源の水です。
勿論、ここの蒸留所もこの水でウィスキーを作ります。

まさに水割りの親子丼やぁ~。

800円なり。

Bar Parkmore 店主

Glen Moray 1981 & 1974 & 12y 55%

2012-10-15 22:50:54 | 酒日記
まだまだ日中は暑いですね。

今日はサントリーさんの「ご繁盛日記」と言う定期配布の小冊子の取材がありました。

担当の方、カメラの方、ライターの方皆様、親切丁寧に対応してくださり誠にありがとうございます。

この場をお借りしてお礼申し上げます。 サントリーマイレージ倶楽部に同封されてる冊子なので機会がある方は是非見てみて

ください。私自身も少し緊張しましたが出来上がりが非常に楽しみです。。

閑話休題

Glen Moray

私の好きな蒸留所の一つです。

何ともふかし芋みたいな味わいが大好きで良く飲んでます。

写真の三本は少しプレミアムなグレンマレイです。


写真向かって左
Glen Moray 1981 / 19 Year Old/ Manager's Choice/ Sherry Cask / 57.7%
2001年にリリースされた蒸留所マネージャーが樽を選定して一つの樽だけ瓶詰めした一本。
一口感想です。干しぶどう、チョコ、少し酸味を伴ったブランデー古酒を連想してしまいます。

真ん中
Glen Moray 1974 / 28 Year Old / Manager's Choice/ 53.4%
2002年にリリースされた上記の二発目。
一口感想です。キャラメルっぽい香り。クルミやナッツ。乾燥バナナ系の味。余韻は長い。少しスパイシー感。

向かって右
特級時代のマレイ12年です。このラベルでは43%と55%があって写真のもは55%です。
私が好きになったマレイですね。上記の様なタイトな商品も嫌いではないですが、私が好きになったマレイの味です。
少し野暮ったくてふかし芋チックな。。(笑)

是非、ご賞味ください。

左から驚きの3000円、2500円、1500円です。※ハーフ対応してますので宜しくお願い致します。


Bar Parkmore 店主

余市蒸留所 訪問 10月8日

2012-10-13 18:46:12 | 酒日記
行って来ました。個人的には2度目の訪問となった今回の余市蒸留所。

今回は神戸のMain Maltの後藤さんと京都のBar Chaosの徳島さんと三人旅です。

初めて「ピーチ」を利用したのですが、良かったと思います。そんなに気になる事はなかったですね。

ただ、関空お端っこからなのでバスに乗ってとか若干面倒な事はあったけど運賃考えると全然OKでした。



最新型のモルトミル。。ここで麦芽を粉砕します。ちゃんと粉砕比率もあります。



糖化槽(マッシュタン)ここでお湯と粉砕麦芽を混合して麦汁をとります



アンダーバック 糖化槽と液面の高さを同じにして糖化具合を調べます。
清澄具合はマッシュ下のパイプに光を当てて光の拡散を見ながら清澄させていきます。



醗酵槽(ウォッシュバック)の写真はないのであしからず。

上写真は蒸留器
伝統の石炭直火です。 めっちゃ熱かった。。

ここまでは通常の見学ルートです。見学申し込みで案内して頂けますので、ご興味のある方は是非行ってみてください。

Parkmore Distillery

2012-09-28 01:14:51 | 酒日記
朝夕に本格的に秋を感じる季節になりましたが、大阪は日中は暑すぎる(汗

今週末あたりから運動会もあちこちで始まるのでしょうね・・

世のお父様・・父兄参加の競技種目は何卒お気をつけて参加してください。

日頃の運動不足でお怪我をされる人が出ると聞いた事がありますので・・

閑話休題

当店の名前になってる「Parkmore」。。

ご存知の方も在られるかと思いますが実は、スコットランドの蒸留所の名前なんです。

3年前にスコットランドに行った時にダフタウンの北側??の辺で車中からバコダの屋根だけ見えて

同乗していた通訳の方に「ぱーくもあ」と教えて頂いたのですが写真などは撮れなっかたです。

ですが、ずうと昔に閉鎖した蒸留所の屋根がとても綺麗で印象に深く残った次第です。

この度、新規お店を開業するにあたり店名をこの名前にしました。

以下の写真は懇意

懇意にさせて頂いている東京のマスターがスコットランドに行った時に小生の為に写真を撮ってきてくれたものです。


この蒸留所がスタートしたのは1894年。閉鎖したのが1931年。わずか40年弱の創業でした。。

おー。40年。Barで言ったら長いけど・・規模がちゃうからなぁ・・がんばろっ。。


熟成庫。。



の、中です。

樽あるんだけどこの写真はガラス越しからの撮影なので中身チェックは出来ません。とのこと。
恐らく今の所有者の熟成庫になってるのかな??
じゃ、どっかのボトラーかな?今度探ってみようかな。手筈があれば良いけど・・

いつか、また追記したいな。。

LONGMORN 1972

2012-09-25 02:30:49 | 酒日記
秋本番って感じが出てきましたね♪

秋と言えば、本や食欲や運動・・・とかありますが・・・

今日は先輩のバーテンダーさんに秋のイメージついて話を聞きました。

夏の出来事を思い出す・・・
少しゆっくりと・・
夜の時間も少し長くなって・・

みたいな話をしました。

抽象的かも知れないけど、そんな飲み物もを提供できればと思います。

LONGMORN 1972/2006 45% ゴードン&マクファイル社 ラ・メゾン・デュ・ウィスキー向け
CASK#1088 




思えば、この時に初めて「メゾン・・」て聞いた気がする。
フランスの酒類流通業者なんやけど、一時ここのボトリングは人気が高騰して買うのが大変やった。

他にも秀逸のボトリングはあったので少しづつアップしていきますね。

とにかく「これ」はバカうまです。
アプリコットやマンゴー、ドライフルーツの香りが綺麗に出てます。
最近少し疲れ気味のシェリー樽とは違い良質の樽で熟成してるのが分かります。
45%の調整にも関らずサルファリ系がしっかり押さえ込まれてると言うのが樽の良質さを物語ってると思います。

少し、過ごし易くなったこの時期にこんなウィスキーは如何でしょうか?

是非、ご賞味ください。 少しびっくりお値段の一杯3000円です。(勿論ハーフ提供は対応しています)

Bar Parkmore 店主