一姫二太郎日記

日々の備忘録的なひとりごと日記です。
ハンドメイド・雑貨・育児etc

14階ボーイの話

2021-10-22 23:53:38 | 日記
こんにちは。


今日、ふいに思い出したことがありました。

2年前、息子がまだ年少さんだった頃のことです。

同じマンションの子で、幼稚園から帰る時間によく会う小学生の男の子がいました。

低学年くらいの子で、明るめの髪色。背は低めだけど何となく垢抜けた感じの子でした。

何のきっかけかは忘れたんですけど、いつしか私がエレベーターの14階のボタンを押してあげるようになったんです。



うちのマンションは14階が最上階で、その子は一番上のボタンに手が届かなくて。

押してくれる人がいない時は、12階を押してそこから階段で上っていると言っていました。

人懐っこい子で、私はその子に会うのが楽しみでした。

その子の名前を知らなかったので、心のなかで「14階ボーイ」と名付けて読んでいました。

1年近く、会うたびにボタンを押してあげていたと思います。



それから春になって、新型コロナの流行で小学校が休校となり、街から小学生の姿が消えて。
私も出産のために外に出る事を控えるようになり、その子に会うことがパタリとなくなりました。

それから、2年近く経つ今も、気づけばその子には一度も会っていません。



普通に考えて、

背が伸びてボタンに手が届くようになった?
学年が進んで帰る時間が変わった?
いつの間にか引っ越した?

そんなところだとは思うんですけど、
息子に「こんな子がいたよね」って話したら、全然覚えていないって言うんです。

まぁ年少さんの頃だし…とも思うけど

もしかして、私にしか見えない子だったりして、なんて。

それはそれで、いいかも。
私だけの14階ボーイ。





コメント (8)
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