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【3DS】『ガンヴォルト』シリーズを語る

2017-04-29 03:02:00 | ゲーム


ニンテンドー3DSで主に展開されている『蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルト』シリーズについて語りたいと思います。

『ガンヴォルト』は稲船氏×インティ・クリエイツが手掛ける硬派な2Dアクションゲーム。
これら開発者の名前を聞いてピンときた方は結構なアクションゲーム好きだと思います。

『ロックマン』シリーズに広く関わってきた稲船氏と、
『ロックマンX』の一部作品、『ロックマンゼロ』シリーズ、『ロックマンゼクス』シリーズの全作品を手掛けたインティ・クリエイツ、
まさに2Dアクションのエキスパート達が送る新たな作品、それが『ガンヴォルト』です。
一部ステージ構成や展開、システムやパロディとして『ロックマン』を彷彿させるものがあったりと意識している部分も多いです。

◆どんな作品か

ジャンルは「ライトノベル2Dアクション」。
舞台は近未来。異能の力「第七波動(セブンス)」を持った人間たちとそうでない人間たちの確執、力を持った人間たちの増長、復讐などが背景にあり、
なかなかにシリアスでハードな世界観。
主人公のガンヴォルトは能力者に対して非道な行いする巨大企業や、
能力者だけの理想郷を築こうとする組織などとの戦いに身を投じる。
ただ、正義の味方やヒーローという立場とは遠く、テロリストや反逆者というのが世間の認識であり、ダークヒーローのような扱いになっている。

アクションと同じくらい本作では「歌」がプッシュされており、
物語の要所要所で重要なキーとして登場したり、
条件を満たすことで歌がBGMに変化するなどの仕掛けもある。
このプッシュはゲーム内だけでなく現実でも積極的に行われており、ライブを開催したりボーカル曲のみを収録したアルバムなども発売されている。

このシリーズのもう一つの顔。
それはアクションゲーム熟練者を意識したスコアアタック。
スコアとは別に「クードス」と呼ばれるポイントが敵を攻撃したり倒したりすることで、溜まっていき、また敵の倒し方でもボーナスが入る。
クードスは特定の行動を起こすことでその時点での倍率に応じたスコアに換算される。
このクードスは敵や攻撃に一度でも被弾するとその時点で0になってしまう。
適宜スコアに換算するのか、リスクを抱えてクードスと換算倍率を延ばしていくのか…
この駆け引きがまた熱い。
また、クードスが一定値を超えるとボーカル楽曲がBGMとして流れ出す。
イベントやボス戦でも止まらず流れ、同じステージや同じボスでも楽曲が違うだけで雰囲気が全く異なるのも特徴。


◆シリーズ

・『蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルト』
(3DSダウンロードソフト / Steam / DMM / Xbox One、Xbox Series X/S / G-cluster/LEONET)
〝蒼き雷霆が導く新たなる神話〟

シリーズ第一作

・『蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルト 爪』
(3DSダウンロードソフト / Steam / Xbox One Xbox Series X/S)
〝混迷の夜を裂いて、みちゆく希望〟

シリーズ第二作

・『蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルト ストライカーパック』
(3DSカードソフト / Switch / PS4)
〝蒼龍の顎門か!銀虎の絶爪か!〟

第一作と第二作がひとつのパッケージに収録

 

2024/02/19追記:この記事は2017年時点のもののため、これ以降に発売されたシリーズの内容は含まれていません

この他にも第三作目『蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルト 鎖環(ギブス)』が2022年に発売されました



◆派生作品

・マイティガンヴォルト
(3DSダウンロードソフト/Steam)
『MIGHTY No.9』『ぎゃる☆がん』とのコラボ作品。元々は『ガンヴォルト』の早期購入特典だったが後に通常販売された。

・ぎゃるガンヴォルト
(PS4ダウンロードソフト/PSVダウンロードソフト)
上記のマイティガンヴォルトをPS4、PSV向けに移植したもの。内容は移植元のバージョン2.0.0とほとんど変わらず、タイトルがPSで展開されている『ぎゃる☆がん』にちなんだものなっている。

 

2024/02/19追記:この他に第一作から派生分岐したパラレルワールドを描いた『白き鋼鉄のX(イクス)』『白き鋼鉄のX2』がそれぞれ2019年と2022年に発売されています

また、『マイティガンヴォルト バースト』『ぎゃるガンヴォルト バースト』もそれぞれ2017年と2019年に発売されています



◆世界観を知る上の基本的な用語


・第七波動(セブンス)

一部の人間が持つ、通常の六感を超えた特殊能力。
人物によって持つ能力は様々。発電能力を持ったり、炎を自在に操ったり、
果てはワームホールを生成したり、現実をプログラムのようにハッキングして改変したりなどの強大な力を持つ者も存在する。
先天的に能力を持つ者もいれば、「能力因子」を移植することで後天的に身につける者もいる。
ギリギリのところで普通の社会生活を送れるくらいの立場はあるが、
世間では厄介者や迷惑者扱いされることが多く、海外の一部の国では能力者に対する差別や迫害が非常に激しい。
第七波動(セブンス)を持つ者は劇中では「能力者」と呼ばれることが多い。
一部の強力な能力者は「スペシャルスキル」という大技を持つ

・無能力者

第七波動(セブンス)を持たない人間。
突如として人類史に現れた第七波動(セブンス)能力者を受け入れられず、怪物扱いする者も多い。
もちろん全員がそういう思想であるわけではなく、能力者とともに世間を良い方向に導こうと働きかける者もいれば、能力者無能力者分け隔てなく接する人たちも存在する。
力を持つ個人の能力者が能力を持たない人類に下手に牙を向けられない理由として、
数では無能力者のほうが圧倒的という背景があり、大抵の場合能力者より武装した無能力者のほうが数で勝るからである。

・皇神(スメラギ)グループ

第一作における敵組織。実質的に国内を支配する巨大企業。
医療から日用品販売まで多岐にわたる経営をしており、私設軍隊まで所有する。
その実態は能力者を捕縛、非道な人体実験などの研究を行っている。
上層部はほぼ能力者であり、第七波動「電子の謡精」の能力を利用した「能力者狩り」を日々行っている。
第七波動を制御する技術に関しては世界からみても随一で、
能力因子を有事以外に体外に出すことで能力の制御することができる触媒システム「宝剣」を開発した。
特に強力な能力を持つ者は宝剣を与えられ、「七宝剣」と呼ばれる七人の実力者となっている。
一般人視点では優良企業であり、国を守護する存在でもある。

・エデン

第二作における敵組織。
皇神グループの壊滅後、異国から攻め入ってきた多国籍能力者連合。
無能力者に虐げられてきた能力者や、無能力者をよく思わない能力者によって構成されている。
能力者の理想郷を築くことを目的としており、地上から無能力者を一掃しようとしている。
能力者に関する高い技術を持っていた皇神グループの知識を吸収、応用することで力をつけていき、
より高度な能力制御システム「宝書(フェアリーテイル)」を完成させた。
この宝書を持ち、特に力のある7人を「G7(グリモワルドセブン)」と呼ぶ。
ちなみに皇神と違い構成員の上下関係はないため、どれほど実力の違いがあろうともお互いを「同志」と呼ぶ。

・フェザー

皇神グループのやり方に反感を持つ者たちによる私設武装組織。
国家に反逆するいわばテロリストと認識されている。
主人公のガンヴォルトもここに所属し、皇神グループと戦っていたが、
「電子の謡精」を匿ったガンヴォルトは、仲間の機転によりフェザーより序盤で除名されている。
能力者だけではなく、構成員には無能力者もいる。



◆第一作で登場した主なキャラクター

※ネタバレも書きまくりなので注意

◇登場する第七波動(セブンス)能力者たち

蒼き雷霆(アームドブルー) ガンヴォルト

主人公。親密な人からは略称で「GV」と呼ばれることが多い。
電撃を発することができる能力を持ち、その能力は攻撃はもちろんのこと電子機器のハックにも利用できたり電磁場を発生させて浮遊できたりと高い汎用性を持つ。
避雷針(ダート)と呼ばれる銃弾を発射する銃(ダートリーダー)を使い戦闘を行う。
この銃弾は内部にGVの髪の毛が仕込まれており、誘電性の非常に高い自身の髪の毛を相手に撃ち込むことで電撃を相手に流しやすくなる。
「ガンヴォルト」はコードネームであり、本名は別にある。
任務以外の時は変装の一環でメガネを着用しており、中学校にも通っている。

スペシャルスキル
〝天体の如く揺蕩え雷
  是に到る総てを打ち払わん〟

「LIGHTNING SPHERE(ライトニングスフィア)」

〝煌くは雷纏いし聖剣
  蒼雷の暴虐よ敵を貫け〟

「SPARK CALIBUR(スパークカリバー)」

〝閃く雷光は反逆の導
  轟く雷吼は血潮の証
   貫く雷撃こそは万物の理〟

「VOLTIC CHAIN(ボルティックチェーン)」



電子の謡精(サイバーディーヴァ) シアン

精神感応能力を持ち、他者の第七波動を増幅する能力を持つ。
この能力に目を付けた皇神により囚われており、能力者の炙り出しに利用されていた。
フェザーは皇神が能力者狩りに使っている「電子の謡精」を叩くため、「電子の謡精抹殺作戦」を決行、
しかしGVたちが見たのは前述の通り皇神に捕らえられ利用されていた彼女であった。GVは彼女を保護することとなる。
GVに助け出されて以来、GVの隠れ家に住むことになる。
ある程度落ち着いてきたころにはGVと同じ学校に学年こそ違うが通うようになり、友達もできて楽しい生活が送れているもよう。
他人を思いやる優しさにあふれた性格をしている。引っ込み思案なところがあるが、一度始めたことは貫き通そうとする努力家な面も。
ずっと皇神内にいたことから世間知らずな面もあり、カップラーメンを見たことがないなんてエピソードもある。
皇神に捕らわれて利用されていたとはいうが、彼女は計画の重要なファクターであり、
中には優しく接して話し相手になってくれた人員もいたそうで、皇神での生活は外に出られない、能力を無理やり引き出されるという以外では捕らわれの身である割には扱いは良かったようだ。

・モルフォ

シアンの中にいるもう一つの人格。
歌を紡ぐのはこちらのモルフォのほう。
シアンとは対照的に活発的でハキハキした性格をしており、シアンでは口に出せないようなことを代弁したりもする。
第七波動(セブンス)を持つ者にしか直接見えない。
シアンの中から出入りは自由なようで、突然現れたりして驚くこともしばしばある。
国民的アイドル歌手であり、モルフォを知らない国民はほとんどいない。街をあるけばモルフォの曲をあちこちで耳にするほどの人気ぶり。
そしてそれこそが皇神が「電子の謡精」を利用した「能力者狩り」の計画の一部であることを知る人はほとんどいない。

スペシャルスキル
「SONG OF DIVA(ソングオブディーヴァ)」



怠惰なる亜空孔(スロースホーラー) メラク
変身(アームドフェノメノン)前▼

変身後▼

皇神の権力者「七宝剣」の一人。
「亜空孔(ワームホール)」の能力を持つ。
非常に頭の回転が速い頭脳派なのだが、同時に面倒くさがり。
お気に入りはネットゲームのもよう。
物理攻撃、非物理攻撃問わず発生させたワームホールを通して好きな場所に攻撃を仕掛けることが可能という桁外れの能力を使う。

スペシャルスキル
〝森羅万象に穴穿つ
  縦横無尽変幻自在
   世界を貫く破滅の光柱〟

「LAZY LAZER(レイジーレーザー)」



傲慢なる残光(シルエットプライド) イオタ
変身前▼

変身後▼

皇神の権力者「七宝剣」のひとり。
元軍人で、皇神の思想こそが国家、国民の安寧につながると信じ、
軍を抜けて皇神のもとへ付いた。
「残光(ライトスピード)」の能力を持ち、光と同速の超高速で動き回るほか、
光そのものも操る。
フォトンビットと呼ばれる複数のビットを操り多方向からの攻撃を得意とするほか、
スペシャルスキルではすべてのビットがひとつとなり巨大な光剣へと姿を変える。

スペシャルスキル
〝集いし残光、輝く刃
  終焉を告げる光の煌き
   地平を裂いて無へと還す〟

「終焉ノ光刃(ゼロブレイド)」



怒れる爆炎(バーントラース) デイトナ
変身前▼

変身後▼

皇神の権力者「七宝剣」のひとり。
元カラーギャングであったが、モルフォの歌と出会ったことによって皇神に志願した過去を持つ。
モルフォの歌とシアンに惚れ込んでおり、シアンを皇神の元に置いておこうとする意志が強い。
能力は熱、炎を操る「爆炎(エクスプロージョン)」。

スペシャルスキル
〝太陽の如く燃え盛れ熱波
  激情の灼熱、うねる猛火
   煉獄の焔に残るは灰燼〟

「SUNSHINE NOVA(サンシャインノヴァ)」



欲深き磁界拳(マグネットグリード) カレラ
変身前▼

変身後▼

皇神の権力者「七宝剣」のひとり。
磁力を操る「磁界拳(マグネティックアーツ)」の能力者。
強い者と戦うことを至上の喜びとしており、皇神に志願したのも強者との戦いを求めてのこと。
彼の磁界拳は他者の第七波動を吸引するという特異かつ強力な特性を持ち、
後にアキュラという無能力者の少年の技術に利用された。

スペシャルスキル
〝糾合せし磁力 引力が爆ぜる
  全てを望み 全てを欲し
   奪い、掲げよ、その豪腕〟

「超重磁爆星」



嫉ましき生命輪廻(アンリミテッドエンヴィー) エリーゼ
変身前▼

変身後▼

皇神の「七宝剣」のひとり。
皇神に囚われていた能力者。地下施設に収容され、非好戦的で気が弱く戦闘に向かない性格のエリーゼに対し、皇神は好戦的な別人格を洗脳によって植え付けた。
結果能力が暴走、地下施設は壊滅、地獄の様相を成した。
皇神がそこまでして利用したかった能力、それは命を操る「生命輪廻(アンリミテッドアニムス)」。
死者を自分の思うままに蘇らせることができるという、強力かつ危険極まりない能力である。
この死者というのは「もう片方の自分」も含むため、いくら倒してもスペシャルスキルで蘇るという戦闘面でも強力すぎる能力を持つ。

スペシャルスキル
〝廻る輪廻が生命を紡ぐ
  不可逆の帳を超えて
   魂よ、現世に還れ〟

「RESURRECTION(リザレクション)」

・エリーゼ 第三の人格
不死身と思われたエリーゼだが、GVの策により敗れた。
しかし彼女にはなんと第三の人格が眠っていたことが発覚。GVに敗れる直前にこの人格だけが離脱しており、
後に二人のエリーゼ自身も含む七宝剣を全員復活させてしまった。
上記の好戦的な人格よりも格段に危険な人格で、もはや会話はほぼ不可能。

スペシャルスキル
〝死死死死死死死死
  死死死死死死死死
   死死死死死死死死〟

「離The裂苦死ョN(リザレクション)」



貪り尽くす翅蟲(グラトニーフライ) ストラトス
変身前▼

変身後▼

皇神の「七宝剣」のひとり。
皇神に囚われ、度重なる実験の果てに変わり果てた姿となってしまった能力者。
いつも空腹に苛まれており、自身をハエ状のエネルギー体に変換し、有機物無機物関わらず全て喰らい尽くしてしまう非常に危険な能力「翅蟲(ザ・フライ)」を持つ。
以前は誰からも好かれるような好青年だったようだが、今の彼はその姿とは程遠くなってしまっている。
普段は特殊な植物から抽出される薬物を投与することでその能力の暴走を防いでいたが、
GVがその植物を破壊してしまったため暴走してしまう。

スペシャルスキル
〝貪る翅蟲の羽音が響く
  終わりなき飢餓の牙
   全てを喰らい咀嚼せよ〟

「DESTINY FANG(デスティニーファング)」



色惑う夢幻鏡(ラストミラージュ) パンテーラ
変身前▼

変身後▼

皇神の権力者「七宝剣」のひとり。
見る者を幻惑させる能力、「夢幻鏡(ミラー)」を持ち、時に男であったり時に女であったりと性別もあやふや。
また、簡単に広範囲にわたって上下感覚を狂わせたりすることもできる。
皇神でもその能力や素性は底が知れていないらしく、GVにも匹敵する強大な能力な持ち主との情報もある。
歓楽街で能力者狩りを行っていたところをGVが追跡する。
しかし先行していた無能力者の少年、アキュラによって倒されてしまい、その能力はアキュラに利用される。
よって戦うことはできない。
…が

外伝作品『マイティガンヴォルト』と『ぎゃるガンヴォルト』ではラスボスを務める。

そもそもこの二作品の世界はパンテーラの能力で創られた可能性が作中でにおわされている。


高天の支配者(バベルマスター) 紫電
変身前▼

皇神グループの若きトップ。
皇神がすべての能力者を管理し、支配することがこの国の平和維持に必要不可欠と考えている。
能力は「念動波(サイコキネシス)」。宝剣の力を使用せずとも変身前でも強力な力を使うことができるほどの実力者。
その強大すぎる能力を制御するためには三本もの宝剣が必要で、
力を解放した変身した姿はまるで巨人のようで、力も最高クラスの危険度を持つ。
変身後の念動力は天の星すら喚び寄せる。

スペシャルスキル
〝天が意思 皇の神気
  仇なす輩を狩り立てん〟

「PSYCHO FUSION(サイコフュージョン)」

〝天統べる神の帝
  銀河の彼方より招来れ天星
   これが神罰 滅びよ愚者よ〟

「鳴動の虚空(ソラ)、彼方より招来(きた)るもの」



蒼き雷霆(アームドブルー) アシモフ

私設武装組織「フェザー」のトップであり、GVの育ての親。
「電子の謡精抹殺作戦」において捕らえられていたシアンを目撃した際、彼女を保護したいと言うGV。
しかし抹殺対象であり危険分子である「電子の謡精」をフェザーの元に置いておくわけにはいかない。
そんな状況に対し「抹殺対象を勝手に保護して命令に背いたGVをフェザーから除名処分する」、「既にフェザーでない一般人がどうしようと自由だと」告げ、機転を利かせてGVに彼女の保護を許した。
フェザーを抜けたGVは個人の何でも屋のようなことを始めるが、GVに依頼を出しているのはほとんどフェザーであり、
アシモフらフェザーもGVとの共同作戦を張ることがほとんどで、フェザーのバックアップもあり、GVは実質フェザーのメンバーと変わらない戦いをしていた。
GVもアシモフを強く信頼していた。

・真相
しかし皇神のトップである紫電を倒したGVの前に姿を現し、フェザーの本当の目的が明らかになる。
アシモフがフェザーを設立した理由、GVを育てた理由は、皇神を打倒し自身が国の実権を握ることで無能力者をすべて排除する計画の一部だった。
GVとシアンを新時代のアダムとイヴと称し仲間になるよう誘うが、GVは当然これを拒否。
するとアシモフが構えた「対能力者用特殊弾頭(グリードスナッチャー)」により倒れるGV。
その後シアンもその凶弾に倒れる。

GVはシアンのくれたあるものによって一命を取り留めるが、
シアンは命を落としてしまう。

しかしシアンの魂、意思はモルフォに移って融合しており、
歌による覚醒を果たしたGVと真の姿を現したアシモフ、同じ「蒼き雷霆(アームドブルー)」を有する同士の最後の戦いが始まる。

・「蒼き雷霆(アームドブルー)」の起源
アマゾンの奥地で発見された発電能力を持つ人間。それこそが初めて発見された第七波動(セブンス)能力者であることがアシモフから語られる。
そしてその因子を多数の人間に移植する実験を皇神が実行。
二人を除く人間が能力に耐え切れず死亡。その生き残った二人こそがアシモフとGVである。




◇その他登場人物たち

・ジーノ

フェザー構成員でGVの友人。お気楽で明るい性格をしている。
何らかの能力者らしいが、詳しいことは不明。ただ戦闘向きではないらしい
そのため、ミッションに向かうGVのナビゲートとして活躍する。
何かと物事をアニメやゲームに例えたりする。


・モニカ

フェザー構成員のオペレーター。
無能力者だが的確なサポートでミッションをサポートする。
アシモフに想いを寄せており、アシモフの話になると明らかに動揺し始める。
最後の戦いの後、アシモフの最期を見た彼女は…


能力者を滅する者(セブンス・スレイヤー) アキュラ

能力者を憎む無能力者。
どの勢力にも属さずに、独自に造り上げた高度な兵装によって皇神やGVなどの能力者すべてを倒そうとしている。
倒した能力者の因子を回収、分析し、自身の武器に転用することで、疑似的に能力を使用する。
カレラの能力を応用した「対能力者用特殊弾頭(グリードスナッチャー)」は能力者に対し抜群の効果を示すが、アシモフに奪われ利用されてしまっていた。
神園家という科学者の家系の人物で、亡き父の研究を継いで現在の立場にいる。

スペシャルスキル
〝世に仇たる天魔を滅する
  この手が罪にまみれても
   咎ある魂を、神の御許へ〟

「LAST DOPPLER(ラストドップラー)」

因子を吸収したパンテーラのスペシャルスキルとのこと





◆『爪』で登場した主なキャラクターたち

◇第七波動(セブンス)能力者たち

蒼き雷霆(アームドブルー) ガンヴォルト

皇神との戦いから時が経ち、GVはオウカという一人の無能力者の女の子と出会い、匿ってもらいながら戦いを続けている。
前作でモルフォとなったシアンが体内に宿ったせいか、髪の一部の色がシアンのそれと同じになっている。
基本的に武装は同じだが、戦闘服は協力者であるシャオが改良、グレードアップさせたものになっている。
髪留めも武装に変化しており、避雷針(ダート)が入ったカートリッジになっている。
いつでもシアンが体内についているためか、覚醒もいつでも可能という強力な状態になっているが、
とある事情によりいつでも覚醒ができなくなってしまう。
また、スペシャルスキルも前作のものに加えて新たに追加されている。

スペシャルスキル
〝掲げし威信が集うは切先
  夜天を拓く雷刃極点
   齎す栄光 聖剣を超えて〟

「GLORIOUS STRIZER(グロリアスストライザー)」

・アキュラ編ラスボスのGV
『爪』は主人公がアキュラとGVの二人になっており、
選ばなかった方が真のラスボスとして登場している。

スペシャルスキル
〝響き渡るは謡精の歌声
  轟かせるのは龍の嘶き
   総身総躯、雷神と化せ〟

「UNLIMITED VOLT(アンリミテッドヴォルト)」



電子の謡精(サイバーディーヴァ) シアン

前作で命を落としたシアンがモルフォに魂を移したのち、とある事件により力を失ったシアンの姿。
手のひらサイズまで小さくなってしまっている。力を解放したときのみ人間サイズに戻ることができる。しかしそれでも外見は幼い姿のまま。
シアンの力と姿を取り戻すのがGV編の目的の一つであるため、劇中ではほとんどこの姿で登場する。
なお、今作ではこの歌姫の姿でシアンであり、モルフォという呼称はなくなっている。
力を失ったとはいえ、それは常時覚醒ができなくなったということであり、
能力による第七波動活性は普通に使える上、限定的ながら覚醒もできる。つまり前作の通常時と同じ。
今作では彼女の第七波動の起源に迫る物語も展開される。



色惑う夢幻鏡(ラストミラージュ) パンテーラ(真の姿)

前作でGVと戦わずしてアキュラに始末されてしまったと思われていたパンテーラ。
しかし、倒されたのは幻影のうちのひとつでしかないことが明らかに。
そして現した真の姿は少女の姿…そして今作の敵組織「エデン」のトップであったことが判明する。
皇神には「宝剣」技術を盗み出すためのスパイとしてパンテーラ自らが潜入していた。
そして完成させた高度な能力制御システム「宝書(フェアリーテイル)」の力によって、無能力者を一掃する計画に移る。
さらなる力を得るために、アキュラの妹のミチルを狙い、シアンの力を自身の能力で閉じ込め宿したミラーピースを奪う。
この姿で戦うことはなく、以前の幻影の姿か、下記の進化した姿の2つの姿で戦える。

スペシャルスキル
〝愛の姿は万華鏡
  惑い見えるは走馬灯
   ここはそう、境界なき鏡界〟

「PHANTASMAGORIA(ファンタズマゴリア)」

夢想境(ワンダーランド) パンテーラ
「電子の謡精」の力を普遍化(ノーマライズ)することで新たな力へと昇華したパンテーラの究極の姿。
能力は「夢想境(ワンダーランド)」。幻影だった以前とは違い、
思い通りの物質を実体化できるというとんでもない能力を持つ。

スペシャルスキル
〝謡精の歌を奏でよう
  寄る辺なき孤独の戦士に
   せめて死という安らぎを〟

「楽園幻奏」

〝心からの愛を込めて
  仲間たちよ、家族たちよ
   今再びこの地へと戻れ〟

「RESIDENT OF EDEN(レジデントオブエデン)」



鉄血の黒衣(フルメタルジャケット) ジブリール
変身前▼

変身後▼

エデン「G7」のひとり。
血を鉄に変えることができる「メタリカ」の能力者。
廃墟に偽装した洋館に罠を張り、入り込んだ無能力者を捕らえ、自らの力とするべく血を抜き取っていた。
「抜け殻」はゾンビのような異形の怪物と化してしまう。
非常に好戦的かつ残虐的な性格だが、その裏には被虐的な性格も見え隠れする。
前半は血を鉄に変える能力をフルに使用した「アルケミストモード」、後半は相手の血を求めるかの如く爪での素早い動きで翻弄する「ビーストモード」で戦う。
敗れたあとは、複写体とは言え再戦時にGVに惚れてしまったことを告白するが、
「私は戦うことしか知らない。だから攻撃をぶつけて痛めつけてくれ」と被虐的な部分が大いに露出してしまった。(ちなみにシアンはドン引きしてた)
スペシャルスキルは自身の血を武器として怒涛の攻撃を繰り出すため、自身もダメージを受けてしまう命をかけた大技となっている。

余談だが能力の内容と名前からして明らかに『ジョジョの奇妙な冒険』五部における登場人物「リゾット・ネエロ」のスタンド能力「メタリカ」のパロディとなっている。

スペシャルスキル
〝疾走を始めた獣の本能
  その身貫く無数の鋼刃
   痛みを越えて至る楽土〟

「IRON MAIDEN(アイアンメイデン)」



流麗なる人魚(グレイトフルマーマン) ニムロド
変身前▼

変身後▼

エデン「G7」のひとり。
液体を自在に操る「リキッド」の能力を持つが、水や海水以外を操るのは苦手としているもよう。
海を愛しており、日々汚れていく海に憤りを感じている。
陸の人間を減らせば海の汚れも減るという考えからエデンに入った。
そのため、「無能力者を一掃する」というエデンの思想とは嚙み合わない部分もある。
逆に言えば人が減ればなんだっていいという思想を持つために危険。
GVも「自然が大切なのは理解する。しかし無能力者を排除しなくとも方法はあるはずだ」と諭そうとしたが、
「そんな小せえ心では海を守れやしねえ」と一蹴。
どうやら海のように大きすぎる心(おおざっぱすぎる)を持っているがゆえに上記のような考えに到ってしまったようだ。

スペシャルスキル
〝水面が映す我が写し身
  全を飲み込む大いなる潮流
   地上の穢れを清め流す〟

「AQUA AVATAR(アクアアバタール)」



境界線上の電脳王(シリアルエクスペリメント) テセオ
変身前▼

変身後▼

エデン「G7」のひとり。
物質をデータに変換したり、データ上のものを物質化したりすることができる「ワールドハック」の能力の持ち主。
元々は動画投稿者だったが、情勢の悪化によって動画サイトが閉鎖。
その後エデンの通信設備に惹かれてエデンに参加したという経緯を持つ。
ネットスラングを多用して会話するため、他人をイラつかせることが多いが、本人に悪気があるわけではない。
少し前のネットスラングを知らないと彼の会話をすべて理解するのは難しい。

スペシャルスキル
〝世界の境界 揺らぐコード
  電脳の王が座し存すのは
   寄せる者無き不沈の要塞〟

「IMPREGNABLE FORTRESS(インプレグナブルフォートレス)」



塔上の美髪天(タワーリングブロンド) ニケー
変身前▼

変身後▼

エデン「G7」のひとり。
髪を自在に操る「タングルヘア」の能力を持つ。
髪の形状変化や硬化なんてものは朝飯前で、皇神の軌道エレベーターを占拠した際は
髪を太い縄状にして軌道エレベーター全域に張り巡らすという圧倒的物量の髪を操っている。
占星術を趣味としており、エデンに加入した理由はなんとも不思議なもので、「星の導きによって」とのこと。
的中率の高い占星術とその容姿から、エデンの一部構成員に熱烈なファンたちがいる。が、本人にその自覚はない。
外国人らしく、たどたどしい日本語を話すが、実際にロシア人の方がCVを当てている(ただし実際は日本語ペラペラとのこと)。

スペシャルスキル
〝果てなく伸びる金色の髪
  艶やかなる乙女の命
   天をも貫く塔となれ〟

「ENTANGLE BLONDE(エンタングルブロンド)」



糸紡ぐ操手(ピグマリオンファーネス) アスロック
変身前▼

変身後▼

エデン「G7」のひとり。
糸状のエネルギーを巧みに使い、機械を意のままに操る「パペットワイヤー」の能力を持つ。
既に稼働停止している機械ですら強化した上で自在に操作することができる。
戦闘では愛機である「ガレトクローネ」を操作し、タッグで戦闘しかけてくる。
料理、特に菓子の調理が得意なようで、かつてはパティシエを志望していたが、
能力者差別にあい、その夢を断たれる。それがエデンに参加した理由であるもよう。
戦闘でピンチに陥ると、切り札である超巨大兵器にアスロックが乗ったガレトクローネがドッキングし、この兵器に搭乗して戦闘を行う。

スペシャルスキル
〝糸が紡ぎし幾人の演舞
  絡み手繰るは死の運命
   この戦場こそ我が厨房〟

「BEAT UP ENTREMETS(ビートアップアントルメ)」



水晶靴の舞踏派(プリズムマスター) ガウリ
変身前▼

変身後▼

エデンの「G7」のひとり。
元ストリートダンサーで常に韻を踏んだセリフ回しをする。
能力は水晶を自由自在に生成できる「プリズム」。
水晶でコーティングした路面の上ではスケートのように滑って移動することが可能。
エデン内ではムードメーカーであるもよう。最近は自身のダンスに第七波動を組み込めないかと目下研究中とのこと。

スペシャルスキル
〝心躍らす煌きのプリズム
  聳え立つよう並ぶプリズマ
   逃れ得ないインプリズン〟

「PRISM PRISMA PRISON(プリズムプリズマプリズン)」



絶冷剣(フローズンソード) テンジアン
変身前▼

変身後▼

エデン「G7」のひとり。
冷気を自在に操り、広範囲も一瞬で凍り付かせることが可能な能力「超冷凍(オールフリーズ)」の能力を持つ。
四字熟語を織り交ぜた独特のセリフ回しが特徴的。
冷気も強力だが、剣撃による攻撃もかなりの脅威。
パンテーラとは血は繋がっていない義兄妹であり、共に孤児で能力者差別によって虐げられてきたという過去を持つ。

スペシャルスキル
〝白闇に舞う冷氷花弁
  地に堕つる間もなく斬り捌く
   絶対零度、一刀両断〟

「氷華雪断」

〝極寒の空に瞬くアルコル
  七刃が描く斬撃の軌跡
   雪溶けの後に残る者は無し〟

「羅雪七星」



電子の謡精(サイバーディーヴァ) ミチル

アキュラの妹。声を失っており療養中。
エデンに誘拐され奪還に成功するが再び誘拐されてしまう。
エデンが彼女を狙う理由、それは彼女、ミチルこそがオリジナルの「電子の謡精(サイバーディーヴァ)」であったからである。
その能力因子は皇神によって摘出され、ある少女に移植された。ミチルの因子を移植された少女こそがシアンである。
因子を摘出された時から声を失っており、アキュラと会話するときは筆談を使っている。
最終盤にパンテーラの一部となったことで命を落とすが、同じく消えかかっていたシアンと融合することで生き返り、

シアンとミチルの両方の特徴を持った容姿へと変化。声はシアンと同じ声という形で取り戻している。
記憶はなくなってしまい、彼女は何も知らない一人の少女として生きていくことになる。
GVはかねてより「シアンを戦いから無縁の場所に解放してやりたい」と、
アキュラは「ミチルが戦いに巻き込まれない場所で身体を治してほしい」と願っていたこともあり、
記憶を失ったことも、別れることになったことにも両者とも心の奥で葛藤を抱えながらも納得し、彼女と離れそれぞれの生活に戻っていった。



◇その他のキャラクター

・オウカ

不良能力者に絡まれているところをGVに助けてもらい、以降皇神との戦いの後に行き場のないGVとシアンを匿ってくれている女の子。
他人の苦痛や悩みもまるで自分のことのように心配するような非常に心優しい性格をしている。
その優しすぎる性格からGVと接する際は、シアンが妬いてしまうことも多い。
しかし、GVに関する話や世間話では意気投合することも多く、良き友人としてうまくやっているもよう。
ちなみに女子校に通っている。GVも女装して通わされそうになったけど。
無能力者でありながらシアンが見えるという力を持つが、現時点でその謎が明かされていない。


・シャオ

GVをサポートする若きエンジニア兼ナビゲーター。
武装の改良などは彼に任せておけば間違いない。
オウカと同じく無能力者であるが、オウカと違いシアンは見えない。


・ノワ

神園家につかえる謎多きメイド。
超一流のエージェントに匹敵する身のこなしと情報収集能力、
そして武装の扱いも心得ているという超人。一応無能力者である。
アキュラの装備開発も受け持っている


電子の謡精(ニューアイドル) RoRo

アキュラが多数のビット兵器を制御するために造り上げたバトルポット。疑似人格AIを持っている。
通常は玉のような丸い姿をしているが、シアンがパンテーラにミラーピースとして砕かれた際、
「電子の謡精」の力を持つその欠片を持ち帰りRoRoに搭載したところ、
人型の姿に変化するようになった。電子の謡精と同じく歌による精神感応能力も使用できる。


能力者を滅する者(セブンス・スレイヤー) アキュラ

第七波動を研究しその危険性を説いていた亡き父の遺志を継いで能力者を殲滅せんとす無能力者の少年。
『爪』でGVを差し置いてメイン主人公に抜擢された。
今作では機動力に特化した戦闘ジャケット、「ヴァイスティーガー」を身に纏い、
戦場を縦横無尽に飛び回る。
前作同様敵の能力因子を回収、分析することによって能力の一部が使用できるようになる「EXウェポンミラーリング」も使用できる。
本作は盾ではなくRoRo内部に因子を回収し、使用もRoRoのビットから行う。

スペシャルスキル
〝舞い踊るのは我が所従
  討滅せしは異類異形
   鎖断ち切る無尽の絶爪〟

「STRIKE SAW(ストライクソウ)」

・GV編ラスボスでのアキュラ
『爪』のGV編ではアキュラがラスボスとして登場する。
前作の「対能力者用特殊弾頭(グリードスナッチャー)」も使用する。
なぜプレイヤーには使わせてくれないんだ
ここでしか見られないスペシャルスキルも搭載。

スペシャルスキル
〝かつて仕留めし魍魎の魂
  その罪架を以って
   さらなる罪悪を討ち祓わん〟

「GUILT COMBINATION(ギルトコンビネーション)」

〝世に仇たる天魔を滅する
  この身が罪に塗れても
   咎ある魂よ、無へと還れ〟

「FINAL LAST DOPPLER(ファイナルラストドップラー)」


第十世代戦車(ジェネレーションテン) プラズマレギオン
前作に登場した第九世代型歩行戦車の次世代。
頭部付近に搭載されたビーム兵器や両脚部に搭載されたミサイルポッド、
そして上部両脇に設置されたレールガンと兵装が盛りだくさん。
更に能力者でもないのにスペシャルスキルを発動してくる。
上下に分離、上部は飛行形態へ移行、戦闘機に迫る高速で戦場を移動し、下部は歩行形態から車輌形態へ移行しバーニア付きの突進でひき殺そうとしてくる。

スペシャルスキル
〝SET AR FORMATION
  OPEN BODY CATCHER
   STANDBY・・・DONE〟

「DG RASER(DGレイサー)」

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