ごみ焼却を考える会 IN Tama

ごみ焼却を考える会 IN Tamaのブログです。

日野で焼却間近? 3日の講演会にあつまろう!

2012-05-30 09:22:11 | 各地の声
日野で焼却を来月中旬からというニュースが飛び込んできました。住民への説明も不十分とのことで、とんでもないことです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120529/CK2012052902000081.html

日野の会では週末に講演会を予定しているそうなので、ぜひご参加ください。

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2012/06/03 震災ガレキの焼却は危険です 勉強会(東京・日野)

講演:災害廃棄物広域処理の環境面からの妥当性について
講師:池田こみち氏(環境総合研究所 顧問)

とき:6月3日(日)午後2時
ところ:日野・市民自治研究所 集会室
 
JR日野駅下車 徒歩4分
主催:震災ガレキの焼却を考える会(準)
資料代:500円
連絡先:070-5553-1434(有賀)

日野市で進められようとしている
震災ガレキ(宮城県女川町)の焼却
をなんとしても止めたいと願う市民
が集まり取り組んでいます。
とりわけ、三多摩地域の皆様で
ガレキ焼却に反対する運動をされて
いる方もぜひご参加ください。

署名提出と審議継続のご報告(引き続き集めます!)

2012-05-18 23:59:58 | クリーンセンター多摩川
みなさま、この度は署名活動に協力していただき、本当にありがとうございました。


昨日の午後、多摩川衛生組合議会に署名を提出して来ました。

災害がれきの広域処理について 322名

放射性物質を含む家庭ごみの焼却について 297名

短期間でよくぞここまでと思います。ご協力ありがとうございました。


議会では、陳情は運営委員会に付託され、その場で委員会の審議に移りました。そして結論が出ないまま、持ち帰り調査して引き続き審議することとなりました。あっという間の否決も覚悟していましたので、一週間で集まったたくさんの署名の重さが評価されたのかなと感謝しています。

また、議会で住民説明会後の問い合わせについてゼロ件との報告があったのですが、会のメンバーが実際に問い合わせをしていましたので、閉会後抗議しました。議事録では訂正いただけるそうです。


さて今回、審議継続となりましたので、改めて議員のみなさまに説明に伺うとともに、引き続き署名も集めていきたいと思います。
次の審議の日は未定のようなので、予定がわかり次第こちらにアップしていきます。また、署名欄を増やした用紙も近日公開したいと思いますので、何卒よろしくお願いします。


多摩川衛生組合の議会へ陳情を提出してきました!(署名のお願い)

2012-05-12 12:11:44 | クリーンセンター多摩川
多摩川衛生組合にある議会(構成4市からの市議4名ずつ)で受け入れの審議が行われるという情報を頂き、直近の締め切りである10日に、以下の2通の陳情を提出してきました。

17日に予定されている議会に向け、署名を集めていますので、ご協力いただける方はぜひメールをください。(件名に「陳情署名の件」として本文に必要枚数とお届け先、またはPDF希望と記載ください。1枚で5筆分です。)

ごみ焼却を考える会inTama
tama-gareki@mail.goo.ne.jp



災害がれきの広域処理に関する陳情

[陳情事項]
1. 災害がれきの受け入れは、なにより地元民の健康被害と地元農家の風評被害を防ぐ観点から、慎重に是非を検討し、多数の市民・専門家の意見を取り入れ判断すること。

2. 受け入れる際は、安全性を確認するため、排気中の有害物質を十分な検出精度で継続的にモニタリングし、遅滞なく情報公開できる体制を整えること。

3. 予防的観点から、現在のバグフィルターに加えて、さらにより良く捕集できるような仕組みの追加を検討すること。




放射性物質を含む家庭ごみ等の焼却に関する陳情

[陳情事項]
1. 焼却炉について、なにより地元民の健康被害を防ぐ観点から、積極的に有害ガス・すす等の捕集設備の追加改善を検討し、必要な財源確保に尽力すること。

2. 安全性を確認するため、排気中の放射性物質を十分な検出精度で継続的にモニタリングし、遅滞なく情報公開できる体制を整えること。

3. 以上の対策が実現できるまで、汚染が強く疑われるごみについて可能な限り焼却量を減じて、影響を最小限にとどめる努力をすること。


以上

[5月14日追記]
議会当日の審議はない模様です。審議される日に合わせた2次集約も検討しています。詳細がわかり次第こちらに追加します。

用紙に書かれた番号にファックス頂いても大丈夫です。お子さんなどの代筆、市外の方などの扱いは未定ですが、当会としては歓迎です。

住民説明会に参加しました!

2012-05-12 10:55:42 | イベント
椅子が所狭しと並べられた会場に、ほぼ空き席なしで参加者が詰めかけた説明会。
管理人の(個人的な)感想を少しアップさせていただきます。

冒頭で、議論いただく場としてではなく、安心してもらうための説明会、との切り出しに、まず、実施ありきの印象づけ。そして、経緯説明では、東京都市長会への「受け入れ要請」の次が被災地や市長会との「基本合意の締結」。各自治体で何か審議したか、という説明もなく、衛生組合の管理者会議すなわち4市市長で「受け入れを確認」と締めくくられる。途中でさりげなく、「説明会後、各市や衛生組合で議会に報告」というくだり。市議会や衛生組合議会で審議する予定はなく、市長の権限で受け入れるつもりだ、ということが明らかになりました。市議会にかけると時間が掛かりそうだから、都の立てたスキームに乗って各市(議会)での確認を行わないことになった、とも。

その他、分かったことを並べます。

50万トンは東京都全体の設備の余裕として受け入れられる上限の宣言で、実際に受け入れる量の決定ではないこと。

遮蔽線量は0.005から0.01μSv程度で240Bq/kg以下という実験結果があるということ。

センターの排ガス流量は、約4万m3/hで、検出下限値はCs合計で約2Bq/m3であること。
つまり、下限の半分で一日約百万Bqに相当する※計算になるので、毎日何万、何十万Bqも振りまかれていても、誰もそれに気がついたり、量を把握したりすることができないということ。しかも月に1回しか測らないといいます。(※1Bq/m3x40,000m3/hx24h=960,000Bq)23区での実験結果では、もう一桁精度のよい下限値も示され、排ガスのモニタリングは頻度たけでなく検出下限も改善する余地があること。

センターでの受け入れは、一日約10トン、一日の処理量の7%の予定。資料で実験サンプルとして示された放射能濃度の平均値をかけると、数十万ベクレルの放射能が多摩の外から毎日持ち込まれるということ。炉から出る燃えかす(主灰)や飛灰などについては、一部の濃度しか把握していないということ。

焼却実験の結果からも分かるのは、既に相当量の放射性物質が一般廃棄物として燃やされていること。
(やっぱり枯れ葉やチリ、埃などのかたちで身の回りにふんだんにあるということで、恐ろしいことです)

焼却後の排ガス中の放射性物質の捕集については、煤塵に付着したものをバグフィルターがとらえる、とだけ。映像では、煤塵の何分の一もの微粒子やガスが流れてくる様が描かれているのに、フィルターの先で魔法のように消えるアニメを見せられて、子供だましもいいところです。

そして、国が決めた基準をクリアしている、というのが、最初から最後までの主張でした。

広域処理ありきの基準は、クリアできて当然。

でも、その安全性はどのように担保されているのか、とうとう分からないまま、散会となったのでした。

ちなみに、コストがかけられていないということを言い張るために、広域処理のために新しい設備投資をしないことが例に出されたのですが、(私たちから見ればユルユルの)検出限界を下回っていることしか分からない設備のままでは、安全確認も何も中途半端で、あまりに住民軽視と言えるでしょう。

私たちは、自分立ちの健康と知る権利のため、排ガス捕集設備の追加とモニタリング体制の強化が、全くなされないままの焼却に強く抗議していく必要がある。そんな思いを強めた夜でした。

【稲城・国立・狛江・府中】がれき受け入れ住民説明会に集合!

2012-05-11 19:00:00 | イベント
住民説明会の前に、ごみ焼却を考える会 in Tama で把握している問題点や追求すべきポイントなどについて情報共有いたします(午後6時より会場周辺にいます)。
資料もお配りしたいので、興味のある方はぜひ参加表明をお願いします。

みんなで住民説明会の参加表明をしよう!→ http://kokucheese.com/event/index/35704/

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東京都と多摩川衛生組合並びに構成4市(稲城市、狛江市、府中市、国立市)では、宮城県女川町の災害廃棄物の受け入れにあたっての住民説明会を以下の通り開催します。

日時:平成24年5月11日(金) 午後7時~9時

場所:稲城市地域振興プラザ 4階 会議室
〒206-0802 稲城市東長沼2112番地の1 稲城市役所隣、消防署正面の建物
(京王相模原線稲城駅から徒歩約 10 分、JR 南武線稲城長沼駅から徒歩約 15 分)

問合せ先・詳細:多摩川衛生組合 042-377-3601 http://www4.ocn.ne.jp/~tamagawa/
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☆イベントは開催日時をブログ掲載日にしています。
この記事より前に新着記事があることがあります。

5・10 多摩川衛生組合で相次ぐ事故・不祥事をただす市民集会~納税者の立場で、ごみ処理を考える~

2012-05-10 19:00:00 | イベント

府中市議会の前田議員より、府中市のごみを処理している多摩川衛生組合の不祥事を追及する市民集会の案内が来ました。

多摩川衛生組合では、震災がれきの受け入れも計画されていますが、その点も集会で取り上げるとのことです。ぜひご参加下さい。

以下、転載いたします。

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多摩川衛生組合であいつぐ事故・不祥事をただす市民集会
~納税者の立場で、ごみ処理を考える~

日 時 5月10日(木曜日)18時半~20時半
場 所 府中グリーンプラザ7階 第5会議室(府中駅北口改札出てすぐ)
共 催 伊藤健一さんを守る会
多摩川衛生組合のありかたを考える市民の会(準備会)
連絡先 伊藤健一さんを守る会 共同代表 重田 042-502-0564
資料代 500円

多摩川衛生組合は、稲城市、狛江市、府中市、国立市の4市の可燃ごみや、不燃ごみから資源物を取り出した残渣物の焼却処理などを行なう一部事務組合(地方自治法に基づく特別地方公共団体)です。市民生活には欠かせない役割を担っています。

しかし、2010年に塩酸漏えい事故で焼却炉が停止したり、有害ごみである蛍光管や乾電池などを焼却処理していたことが発覚しました。

そのような中、2011年7月に、多摩川衛生組合職員や委託運転員の中から「実は創業当初からさまざまなものを焼却してきている」という内部告発がありましたが、多摩川衛生組合は、告発内容を無視し、しかも内部告発者へのパワーハラスメント(業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えるなどの行為)を強めています。

私たちは、これらの不祥事は偶然に起こったのではなく、根本的な管理運営に問題があるのではないのか? と、市民グループを立ち上げ、多摩川衛生組合に対して、事故にいたる管理体制についての情報公開請求や、内部告発者へのパワハラをやめるように要請するなど、税金(構成4市からの負担金)でまかなわれている多摩川衛生組合に対して、適正な運営を求め、情報・意見の交換や交渉を行なってきました。

それにもかかわらず、多摩川衛生組合は事故調査委員会などを設置し、再発防止の対策を打ち出してきましたが、以後もさまざまな事故や不祥事が続いています。課題は残されたままです。
今回、多くのみなさんにこれまでの事故・不祥事の経過と、私たちの内部告発者を守る取り組みなどの活動を報告し、今後に向けた情報交換の場にしたいと思い、集会を企画しました。

皆さんのご参加を心からお待ちしています。

前田市議HPでの案内

☆イベントは開催日時をブログ掲載日にしています。
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震災瓦礫が欲しいのに... 南相馬市長の声

2012-05-07 12:05:02 | 各地の声
3月25日の報道ステーションSundayでの放送を見つけました。
http://www.dailymotion.com/video/xpozps_yyyyyyyyyy-yyyyy-copy_news

被災地の福島県南相馬市でも、大量の震災がれきを活用する復興策(防災林の下地としての利用)を2011年5月から国に訴えているのに、国の広域処理計画が被災三県の間での移動を想定していないというだけで、がれきの不足分を宮城県などからもらうことができないで居るというのです。

被災地の負担軽減をいいながら、本末転倒としか言いようがありません...。

天皇陛下もアスベストなどの危険性を指摘

2012-05-07 12:02:08 | 各地の声
春の園遊会で天皇陛下が村井知事にかけられた言葉を紹介します。
http://www.dailymotion.com/video/xq91tm_yy-yyyyyyyyyyyyyyyyyy-yyyyyy-12-04-19_news (動画)

「危険なものも含まれているんでしょうね。アスベストとか...」「はい。」「十分に気を付けて処理をされるよう願っています。」

がれきにアスベストなどが含まれること、その危険性を懸念されていることがよく分かります。

各社の報道ぶりの違いのまとめも見つけたのですが、温度差が面白いです。
http://nakahira5526.blog.fc2.com/?mode=m&no=585

女川町のがれきって、どんなもの?

2012-05-06 06:19:43 | 各地の声
受け入れ予定のがれきは、女川町で発生した震災がれきのうち、燃やせるものだけです。

内訳は、以下のサイトに同じものが掲載されていますが、転載します。

政府公報サイト
http://kouikishori.env.go.jp/howto/ (240~480ベクレルという赤字の右のPDFリンク)
宮城県発表PDF (p8)
http://www.pref.miyagi.jp/press/pdf/111125-5.pdf

女川町で発生した震災がれきの放射性セシウム濃度
材質 134Cs + 137Cs 組成比
木質 31.5 + 37.5 = 69Bq/kg 54.0%
紙類 32 + 45 = 77Bq/kg 9.6%
繊維類 195 + 245 = 440Bq/kg 14.4%
プラスチック 49.5 + 50.5 = 100Bq/kg 15.5%
わら 100 + 120 = 220Bq/kg 0.2%
細じん(<5mm)63.5 + 75.5 = 139Bq/kg 6.3%

政府の方では、平均133Bq/kg とあります。
混ざって届くのでしょうか? より分けられたものが偏っていれば、440Bqばかりという可能性もあります。

がれきはトン単位で来ます。何万、何十万ベクレルもの放射性セシウムが人為的に地域外から持ち込まれることになります。

また、ヒ素やアスベストの危険も指摘されています。シロアリ退治の薬剤にはヒ素が含まれます。建材とアスベスト等の分離は充分にできるでしょうか? 政府公報では全く触れられていません。

放射性物質をはじめとする危険物の取り扱いは、「分散させない、焼却しない、希釈しない」が原則です。

東電では原発から出る低レベル廃棄物は100Bq/kg未満でも、
<a href="https://www.dropbox.com/s/1q9phvqqvb4iyuw/%E3%80%90%E8%B3%87%E6%96%992-4%E3%80%91%E5%8E%9F%E7%99%BA%E5%86%85%E3%81%AE%E4%BD%8E%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB%E5%BB%83%E6%A3%84%E7%89%A9%E7%AE%A1%E7%90%86.pdf"> ドラム缶に詰めて保管しているのです (PDF)。

街中の普通のごみ処理施設で燃やしてよい訳がありません。