ごみ焼却を考える会 IN Tama

ごみ焼却を考える会 IN Tamaのブログです。

そもそもガレキは本当に広域処理しないといけないの?(被災地の声も)

2012-04-23 00:49:46 | 各地の声
きーこさんのブログより、モーニングバード「そもそも総研」のがんばりをご紹介します!

「そもそもガレキは本当に広域処理しないといけないの?」 4/19そもそも総研(動画・内容書き出し)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1788.html

被災地担当課の取材など、やっぱりそうよね、と頷くばかり。
環境省の取材内容は、光すら見える気がします。
テレビなので、かなり編集されているのだろうとは思いますが...ぜひ一読を。

おまけ:
最後の奇形たんぽぽの募集はちょっとドキッとしました。
昨日かなり大きな花を見かけたので...

新潟県知事も「そのようなことは国際的に認められない」

2012-04-22 10:52:05 | 各地の声
新潟県知事も記者会見で広域処理についてコメントしています。少し長くなりますが、該当箇所を転載します。

http://chiji.pref.niigata.jp/2012/04/post-e07e.html#08

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がれきの受け入れの件ですが、本県では5市で受け入れを検討するという一方で、県としては慎重姿勢ということで、ねじれのような形になっていると思います。(環境省への)各自治体の回答を受け、細野環境大臣から記者会見の際、「県の方にも理解を求めていく」というような発言があったようなのですが、それについての受け止めをお願いします。
A 知 事
 質問しているわけですから努力してほしいです。回答はなしの礫(つぶて)で、マスコミの前だけで「理解を得るように努力したい」と言ってもダメです。まずはきちんと回答していただかないと。
Q 
 それは質問(事項に明記)の矛盾についての・・・。
A 知 事
 もちろんそうです。そもそも懸念があるわけですし、国が決めた基準で対処したところから基準値超えの(放射性物質を含んだ)排水が出たりしているわけです。なぜこれで安全と言えるのかをきちんと説明してもらわないと。口で言うだけではダメです。(国からの回答を)待っています。
Q 
 三条市や長岡市の市議等が(宮城県女川町のがれき処理場を)視察し、「安全を確認した」というような発言をしているようですが、これについての受け止めをお願いします。
A 知 事
 これは空間放射線と食品汚染との関係をよく理解されていないのでないかと思います。それから外部被ばくと内部被ばくを理解されているのかどうか。さらにシーベルトとベクレルとの関係をご理解されているのか、大いに疑問が残ると思っています。結局、今、懸念を申し上げているのは、放射能が濃縮されたときの焼却灰は水溶性で、内部被ばく若しくは長期低線量被ばくに対してどういう影響を与えるかということについては国際的にも合意がないのです。ですから、(放射能に)しきい値はないので、なるべく放射能は下げるべきということになっている中で、空間放射線量を測るのは、例えば排水に溶けて環境中に出てしまうことを心配しているのであって、「空間放射線量を測ったから安全です」というのは、少し(放射能に対する)知識の部分に問題があるのではないかと。逆に「これで安全」というような形で市民に説明されるのであれば、市民が少し可哀想ではないかな、と感じました。
Q 
 がれきの受け入れの問題で、5市のうち住民説明会を開催しているところもありますが、住民からは反発があったりしているようです。知事としては、説明会を行ったからよしとするのか、それとも住民の同意をしっかりと取るべきなのか、どのように考えますか。
A 知 事
 今、5市が表明しているやり方は、懸念、リスクがあると言わざるを得ないと思います。ですから反発が出ているのだと思っています。(説明会の)やり方の問題ではないと思います。要は総量としての放射能をどうするのか、濃縮された焼却灰をどうするのかという部分の解(答え)がなく、他(の一般ゴミ)と薄めて燃やすということでやろうとすれば、やはり反発が出るのではないでしょうか。これはどういったやり方をしても仕方がないと思います。
(国の汚泥等に係る最終処分場の建設方針について)(文頭に戻る)
Q 
 国の方で、栃木県に8,000ベクレルを超える汚泥等の最終処分場の建設を求めているようです。他県に対しても(汚泥等の受け入れ)を求めていくようですが、本県にも、まだ汚泥等がかなり溜まっていると思いますが、これについては・・・。
A 知 事
 これについては国が基本的な方針を示すべきなのではないでしょうか。8,000ベクレルを超えるということはかなりの濃度ですが、空間放射線量で測れば、それこそ先ほどの話ではないですが、「たいしたことはない」というようになるかもしれません。しかし、そういう問題ではなく、汚泥や焼却灰は環境中に出て食品に入ってくる等、体内に取り込むというところが心配なわけで、そこ(の認識)を間違ってはいけないと思います。どこまでのものを低レベル放射性廃棄物としてしっかりと管理するのか、さらに高レベルとして厳重に管理するのかということをやらないといけないわけです。ちなみに原子力発電所内で100ベクレル以上のものが出れば、黄色いドラム缶に入れてしっかりと管理するのです。これが現在の日本のやり方なわけです。それを埋めるということになると、どういった施設を使うのかと。そもそも雨をしのぐために屋根を設けるのかどうか、雨が降るところに8,000ベクレルを超える廃棄物を入れておくのか、水が蒸発するのを待っているのか、それとも
流れ出るのを認めるのかどうか、といった辺りが詳しく分からなければ、コメントを求められても判断し難いということです。
 放射能はできるだけ人間社会から隔絶して、一カ所で集中管理することが原則なのです。日本のようにバラバラとばらまいていいということになり、希釈してOKになるのであれば、燃料棒も砕いて海にまけばいいという話になるわけです。そのようなことは国際的に認められないわけで、もっとしっかり放射能管理をすべきだと思います。
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札幌市長のメッセージ 「日本有数の食料庫として、最大の貢献と支援」

2012-04-20 00:43:30 | 各地の声
いきなりですが、札幌市長のメッセージを一部引用します:

放射性物質が付着しないがれきについては、当然のことながら受け入れに協力をする。しかし、放射性物質で汚染され安全性を確認できないがれきについては、受入れはできない。

札幌市の各清掃工場では、一般ごみ焼却後の灰からの放射性物質の濃度は、不検出あるいは1キログラム当たり13~18ベクレルという極めて低い数値しか出ておりません。私たちの住む北海道は日本有数の食糧庫であり、これから先も日本中に安全でおいしい食糧を供給し続けていかなくてはなりません。そしてそれが私たち道民にできる最大の貢献であり支援でもあると考えます。
http://www.city.sapporo.jp/kinkyu/20120323mayor.html


市内の農地は限られているので、本当は道知事に述べてもらいたいことですが、北海道でこういうマインドの方が自治体の長をしているのは素敵なことだと思いました。

本文はもっと長いですが、数分で読み通せるものです。
がれき処理に反対していいのかなと思った方は特に、ぜひご覧になってください。


稲城、狛江、府中、国立4市の住民説明会は5月11日(金)午後7時開催

2012-04-20 00:25:23 | イベント
災害廃棄物受け入れに関する住民説明会の日程を転載します。

URL: http://www4.ocn.ne.jp/~tamagawa/ より
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東京都と多摩川衛生組合並びに構成4市(稲城市、狛江市、府中市、国立市)では、宮城県女川町の災害廃棄物の受け入れにあたっての住民説明会を以下の通り開催します。

日時:平成24年5月11日(金) 午後7時~9時

場所:稲城市地域振興プラザ 4階 会議室
〒206-0802 稲城市東長沼2112番地の1 稲城市役所隣、消防署正面の建物
(京王相模原線稲城駅から徒歩約 10 分、JR 南武線稲城長沼駅から徒歩約 15 分)

対象:稲城市、狛江市、府中市、国立市に在住の方

問合せ先:多摩川衛生組合 042-377-3601

共催:東京都、多摩川衛生組合、稲城市、狛江市、府中市、国立市

※事前申し込みは必要ありません。直接会場にお越しください。
(会場の都合で入場出来ない場合はご了承ください。)
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会場は、奇しくも勉強会の会場とほど近い(市役所の向こう側)の建物で、定員は100~130名ほどではないかと思われます。
参加は4市の市民に限定されるようですが、都合のつく方はぜひご参加ください。

4/7【勉強会】震災ごみについて知っておきたいこと

2012-04-07 11:19:37 | イベント
【勉強会】
震災ごみについて知っておきたいこと

多摩川衛生組合のクリーンセンター多摩川でも震災がれきの広域処理が行われる予定です。4月にも予定されている住民説明会に先立ち、勉強会を開催します。



チラシ

■講師

青木泰さん
http://gomigoshi.at.webry.info/
ごみ問題を中心テーマに環境を考える環境ジャーナリスト
3.11後は、全国各地にて災害廃棄物焼却についての学習会や講演会を開催
著書『空気と食べ物の放射能汚染~ナウシカの世界がやってくる!~』(リサイクル文化社)

■日時

2012年 4月 7日(土)14:30~17:00(14:15開場)

勉強会終了後に講師の青木さんも交えた懇談会を予定しています
仕立屋 稲城駅前店 18:30~

■場所

稲城市中央公民館 集会室



京王線稲城駅徒歩 10分
JR南武線稲城長沼駅徒歩 15分
稲城市東長沼 2111番地
042-377-2121

■定員

60名

■参加費

500円

■参加申込み

http://kokucheese.com/event/index/31987/

★会場の定員により参加できない場合がありますので、なるべく事前申込をお願いします。
★子どもの遊べるスペースがあります。

■主催

ごみ焼却を考える会 IN Tama
http://blog.goo.ne.jp/tama-gareki

■お問い合わせ

tama-gareki@mail.goo.ne.jp


広域処理関連2点と女川の声

2012-04-04 09:31:50 | 各地の声
先日アップするつもりで忘れていたリンクを紹介します。

・がれき広域処理に対する市民の声を拾ってくれる貴重なジャーナルです。
http://tanakaryusaku.jp/

・がれき広域処理の問題がいろいろ取り上げられているブログです。
 東大の児玉教授や環境総合研究所の池田こみち氏などの動画も
 載っていますー。
http://kiikochan.blog136.fc2.com/

また、クリーンセンター多摩川が受け入れ予定のがれきは宮城県女川町のものですが、女川町の現地の声を拾った記事がありましたので、ご紹介まで。

「がれき処理より必要なこと」(女川町の場合)
http://nikkan-spa.jp/177582


みなさんも読んでみてください~