ごみ焼却を考える会 IN Tama

ごみ焼却を考える会 IN Tamaのブログです。

野焼き(たき火、簡易焼却炉)を見かけたら市役所へ!

2012-06-30 02:26:53 | クリーンセンター多摩川
陳情の説明のため、衛生組合の議員さん(各市の市議さん代表)に説明行脚をしているのですが、意見交換の中で色々な話を伺います。

だいたいは「それも大事だけど、問題はそればっかりではないからね、視野を広げてね」という内容。
リスクの感覚は様々で同意できないところもありますが、議員のみなさまは本当に博識で頭が下がりっぱなしです。

その中で昨日の中身は、ちょっと目から鱗が落ちたので2つシェアします。
私たちにできる、ささやかな取り組みです。

一つ目は、ごみの分別。
きちんとされていればされているほど、焼却場への負担が少ないそうです。変なものを燃やせば炉の痛みも早いですし、細かく分けて行くと本当に焼却しなければならない量も少なくなって、寿命が延びる。
現在は、市によって分別が良くないごみ袋がかなり出されているとのことでした。
会でもマナーの悪い家庭が無いか注意喚起していきたいところです。

ちなみに、落ち葉が汚染されている、という事で昨年府中市が「落ち葉銀行」での堆肥化を止めてしまって、それが全量焼却に回ってしまったことも改めて気になりました。今年は花壇に用途を限定したり、測定をしてから畑にすき込むことにしたりして、堆肥化を再開した方がいいのかもしれません。ぜひ市長に手紙を書きましょう。

二つ目は、野焼きについて。
野焼きは、基本的に、禁止されているのだそうです。ダイオキシンなどなど、出し放題ですから、当然です。でも、農家の野焼きは生業の一部であり禁止できないので、苦慮していると。虫害対策のひとつとして焼却することを農水省も推奨しているのだそうです。焼却場で焼いてくれれば、なんて思ったりもしますが、とにかく量が多いようで、引き受けることを想定していないので無理なのだそう。でも、近隣住民から連絡があれば、市役所から遠慮してくださいという話をしに行くので(農家などでない場合は、取り締まりに行くので)、とにかく野焼きやたき火、簡易焼却炉で燃やしているのを見かけたら、遠慮なく市の環境課に連絡して欲しいそうです。

23区の測定結果で、がれきよりよっぽど焼却灰が汚染されていたのも一般の家庭ごみ。多くは放射能を浴びまくった剪定枝ではないかと思います。それをバグフィルターすらないところで燃やすのですから、安全なわけがありません。

なお、最近の野焼きは、市役所の空いていない時間に多いそうです。注意されないために、時間帯を外しているそう。そんな野焼きを見かけたら、事後でも連絡して今後の改善につなげる。お近くの市議さんでも動いてくれるかもしれません。農家の方には負担をかけますが、この数年で短寿命のセシウム134がかなり減るまでは特に、大事なことですね。
みなさまもよろしくお願いします。
(うーん、畑から出る枝葉を焼却場で扱えるようにできないかしら!)

参考:http://www.city.inagi.tokyo.jp/kurashi/kankyou/noyaki/

青木泰さんからのメール: <重要>宮城県ーがれきの処理で、詐欺行為の疑い!追求第1弾

2012-06-26 09:28:58 | 各地の声
4月に講演いただいた青木泰さんから驚きのメールがきました。がれきに大枚はたいて広域化するだけじゃなくて、存在しないがれきの処理費まで払おうとしている。どういうことなのでしょうか??

転載しますので、ご覧ください。
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皆様へ

お世話様です。

下記の報告は、北九州市の市民検討委員会の調査グループとしての報告ですが、
内容は、宮城県は、石巻ブロック(石巻市、女川町、東松島市)で発生したがれき680万トンを
鹿島JVに事業委託しながら、同じがれきを北九州に持ってゆこうとしていたという問題です。

すでに環境省で当初見込んでいたがれきの量の下方修正が、今年5月21日に行われ、広域化は、必要ないのではという報告も出されています。 注1


今回は、そうした中で、宮城県が鹿島JVに委託していたがれきを、2重にカウントし、北九州に持ってゆこうとしていたという重大疑惑です。
たとえて言うと宮城県という男性が、鹿島JVという女性とすでに結婚しながら、北九州という女性に独身を装い、結婚詐欺を働こうとしていたということです。

宮城県は、昨年の9月16日に鹿島JVと石巻ブロックのがれ(&津波堆積物)の処理契約を結んでいます。
つまり石巻ブロックのがれきは、鹿島JVに処理権限が移っています。
にもかかわらず、そのがれきを宮城県が、広域処理の一貫として北九州に持ってゆこうとしていたということです。

鹿島JVと締結したがれきの処理費は、国から補助支給されます。その一方で、同じがれきを北九州などに広域化すれば、その処理費用も国から支払われることになります。宮城県は、処理費用を2重に国から巻き上げることになり、弁護士によるとこれは詐欺行為に当たるということです。

この石巻ブロックには、女川も入っていて、東京都も関連する問題です。
女川関係については、現在調査・整理中ですが、北九州関連については、下記のようにご報告いたします。


またこの間がれきの総量が大幅に削減された中で、宮城県は、鹿島JVとの契約量すらがれきを提供できない状態にあり、そのまま放置し、契約改定(処理量&契約金)しなければ、鹿島JVが何もしないで約数百億円の契約金を入手することになっていました。
この点について6月19日段階で宮城県に取材したところ、契約変更を行っていませんでした。すでにがれきの総量の見直しが、約一ヶ月前に行われている中で、契約の変更すら行っていないのは、まったく驚くべき怠慢です。
素はと言えば、環境省ががれき総量を大幅(1570万トンの内430万トン下方修正)に読み間違っていたことが、原因ですが、広域化政策のずさんさに加え、詐欺行為をなぜ行おうとしていたのか?

がれきがない中で、鹿島JVと契約していたがれきを北九州に持ってゆくことは、可能なのか?
順次報告してゆきます。






緑の情報特版 NO1



  北九州市市民検討委員会 広域化調査グループ 報告

            

           20120621     青木泰

<調査内容>

 北九州に運ばれる予定のがれきは、宮城県石巻市の可燃性のがれき3万9,500トンである。しかし宮城県は、5月21日がれきの推定量の見直しを行い、約430万トン下方修正し、石巻市も約170万トン下方修正した。

 そこで石巻市に持ってくるがれきが現状で存在するのか?調査した。

その結果、石巻市のがれきは、現地処理の行方が決まっていたこと。もし行方が決まっているがれきを北九州市に持ってきたとき、現地処理を決めている契約に対して、違反となるだけでなく、がれきの処理費の2重払いになることが分かった。



<事実>

1)宮城県&石巻の状況

① 石巻のがれきは、民間企業に委託し県内処理が始まっている。

石巻市のがれきは、すでに宮城県によって県内処理の入札にかけられ、鹿島JVによって落札されている。鹿島JVに処理を依頼しているがれきの総量は、685,4万トンでその内訳は、以下の通り。

石巻市(581万トン)

東松山市(83、5万トン)

女川町(20、9万トン)

すでにこれは、鹿島JVが、1923億6000万円で落札している。(資料1:災害廃棄物処理業務<石巻地区>の概要)



②がれきの総量の見直しと、がれきの処理量の削減

がれきの総量の見直しによって、(資料2:沿岸市町村の災害廃棄物処理の進捗状況-環境省資料)

石巻市は、 616、3万トンから445,8万トンに

東松島市は、165,7万トンから83,8万トンに

女川町は、  44,4万トンから28,6万トンに

それぞれ下方修正された。

石巻市のがれきの総量が、445,8万トンになったが、鹿島JVに依頼していたのは、581万トンであり、145,2万トン足りない。

また3市町村のがれきの総量を合わせても、574万トンでしかなく、鹿島JVと契約した処理量685,4万トンに111,4万トン足りない。

 この総量見直し資料が作成された時点で、宮城県が、鹿島JVとの契約を考えれば、石巻のがれきや女川、東松島市を加えた3市のがれきは、鹿島JVによる処理だけでも足りなくなる。

 したがって、この時点で宮城県は、鹿島JVとの契約を処理量と契約金の下方修正を行う必要があった。そうしなければ、鹿島JVは、契約通りのがれきの処理をしないで、契約金を得ることになる。

 (しかし6月19日現在、宮城県は契約変更を行っていない。)

 ではそうした中でなぜ、北九州に石巻からがれきが運ばれる計画が進行しているのか?石巻から北九州に

【7月7日】講演会:本当に安全? 町田・多摩地域での被災地がれきの焼却(わくわくプラザ町田)

2012-06-21 08:54:33 | イベント
町田の会より講演会の案内が来ましたので転載します。

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既に新聞紙上で、充分にご承知かと思いますが、三多摩地域での被災地瓦礫の広域処理としての焼却が、西多摩衛生組合から始まりました。
東京都23区に続いて、三多摩地域にも広域処理の焼却が押し寄せてきました。


都庁のWebサイトの情報発表資料によりますと、受入工場及び受入開始予定日は次の通りです。
     ・西多摩衛生組合 環境センター 6月11日
     ・日野市クリーンセンター 6月中旬以降
     ・多摩ニュータウン環境組合 多摩清掃工場 7月以降
     ・多摩川衛生組合 クリーンセンター多摩川 10月(予定)
     ・町田市 町田リサイクル文化センター 11月(予定)
     ・八王子市 戸吹清掃工場 調整中
     ・柳泉園組合 柳泉園クリーンポート 調整中

これらの状況を鑑みて、町田市での焼却が始まる前に、この放射能瓦礫の広域処理の焼却問題について、いろいろな課題を学ぶうえで、次のように講演会を計画しましたので、ご案内致します。

この講演会は、「原発事故を考える町田市民の会」を主催者に、「放射No!拡散防止ネットワーク」の共催で、有志のメンバーの合同の実行委員会で企画しています。   

●7月7日(土)に、わくわくプラザ町田(シルバー人材センターの所)の3階講習室において、放射能瓦礫の焼却の問題について、著名なお二人の講師をお迎えして講演会を開催致します。

 テーマ『本当に安全? 町田・多摩地域での被災地がれきの焼却』
日時: 7月7日(土) 13:45~16:45 (開場13:15)

   池田こみち氏 
     ~がれき広域処理の本質的課題ー必要性・妥当性・正当性からの政策評価~

   奈須りえ氏   
     ~がれき広域処理破たんの理由ーがれき広域処理の政策評価の論点から~

   講演会の詳細な情報は、こちらをご覧ください。




【6月9日】講演会:災害瓦礫の広域処理に異議あり!(国分寺)

2012-06-08 09:18:02 | 各地の声
6月9日、今週の土曜日に国分寺にて講演会が開かれます。

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災害瓦礫の広域処理に異議あり!

日 時:6月9日(土)午後1時開場 1時30分開演

場 所:国分寺労政会館(JR国分寺駅南口より徒歩5分)
     第5会議室

内 容:基調講演 瀬戸昌之(日の出の森・支える会代表)

      「広域処理は汚染を拡大し復興を遅らせる」

    報告 前田弘子府中市市議会議員

      「多摩川衛生組合の違法焼却問題について」

    三多摩各地の瓦礫受け入れ反対運動報告

      「三多摩の焼却場周辺住民の取り組み」

資料代:500円

主 催:日の出の森・支える会(℡.042-523-7297)
       E-mail: hinodenomori@tokyo.email.ne.jp

*みなさまのご参加と、この情報の拡散を、宜しくお願い申し上げます!


<速報>クリーンセンター多摩川の瓦礫受け入れ予定

2012-06-06 07:29:49 | 各地の声
多摩川衛生組合より、10月~12月の3カ月で女川から900トン受け入れ見込みとの情報が議員さんに届いたそうです。
まだ陳情の結果も出ていないのに、計画だけ先に先に進んでいくことに憤りを感じます。

さて、量について。

一日10t程度という説明は住民説明会であったので、毎日ガッツリ燃やして月300tという方向なのでしょうか。

手元にある数字で先行する23区と比較すると、足立の処理能力は700t/日で、クリーンセンター多摩川の処理能力は300t/日。足立の6月の受け入れ予定が月500t前後のようなので、処理能力比1.5倍...後発だからとはいえ、多摩川は小金井のごみも受け入れ協力しているのに、ちょっと多いのではないでしょうか。

23区受け入れ予定
http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/kanri/haiki/kumiai/oshirase/documents/240518.pdf