maaolaの旅日記

2008年は京都はもちろん、函館、伊豆、熊本、萩・津和野、香港・マカオへ行く予定

知恩院 経蔵

2008-03-08 15:00:00 | 京都
「京の冬の旅」での拝観は、今回の「知恩院経蔵、勢至堂」の旅で終わりにします。行きたい所には全部行ったので。

経蔵の建物は2階建ての概観をしています。でも中に入るとわかりますが、2階はありません。
裏手(東側)の入口から入ると、正面に八角形の巨大な輪蔵があります。ポスターにあるのと同じく極彩色で、ちょっと感動をしました。

【見取り図】

    上が北です。
←御影堂
  ┌‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥┐
  :┌────────┐:
  :│イ      ウ│: ア)復元された内壁画
  :│   ──   │:    (ポスターの)
 ─:│  /  \  │: イ)傅大師
 ∥∥│ | 輪蔵 |  : ウ)復元された内壁画
 ∥∥│ |    |  :
 ─:│  \  /  │:
  :│   ──   │:
  :│       ア│:
  :└────────┘:
  └‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥┘


【印象に残ったみどころ】
まず、輪蔵の上の部分は、お経を収納する引き出しがあります。お経は竹紙でできているそうですが、ガイドさんも見たことがないとのこと。
引き出しは縦に12個、横に5個で1面に60個、8面で480個あります。引き出しは黒地に塗られていて、漢字1文字が赤字で書かれています。漢字は重複しないようになっていて、引き出しのキー番号になっています。漢字は千字文(せんじもん)から採られたと説明がありました。
私のような素人にはどういう順番になっているのかわかりません。もしも、お坊さんにお経を渡されて、「心」の箱に戻しておいてって頼まれても、検索システムがないと絶対無理です。
ちなみに、引き出しの高さは20cm強で幅のほうが短い縦長です。

輪蔵は時計回りに回転するようになっています。とてもじゃないけど、一人では回せません。輪蔵の下の部分には、仏像が彫られてあって、みんなで押しているようなポーズをとっています。所々に押すための棒が突き出ています。

経蔵の内壁には画が描かれてあります。「京の冬の旅」のパンフの表紙に使われているものです。平成になって復元したものだそうです。
経蔵には窓があり、当然ガラスなんかないので、直接光も差すし、風雨にさらされるので、極彩色があせていったんだそうです。なるほどです。

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