
もうすでに長崎という県は瀕死の状態だと思ってる。
長崎県は日本一離島が多い。
(鹿児島県、北海道と続く)
日本に有人離島は417島
壱岐市は全国第6位の人口(24,000人)
いつも自分自身、離島・壱岐出身ということで「迷惑をかけている」という感覚が抜けない。
僕にとっての壱岐は特に必要ではない。
でも、壱岐市勝本町勝本浦には思い入れがあるのは否めない。
なくなると7年弱ではあるが父との接点がなくなる。
壱岐という島は不思議な島で小学校単位がコミュニティと言っても過言ではない。
僕はよく言う。
「壱岐という島にコンプレックスを持ち勝本浦という漁師町に誇りを持っている」と。
島が自治体としての体はなくなるが島としては人がいる限り残る。
最後の砦は人口減少を待ってのカジノだった。
しかし、昨年、大阪府は認定されたものの長崎県は不認定。
今の構想は島全体の完全観光化だ。
詳細は省く。
長崎県は人口減少が激しく進んでいる。
交通の便もあるが、県庁所在地は長崎市の衰退と離島が問題だと思っている。
【都道府県別人口】


長崎市は産業の移行に失敗した。
三菱重工長崎の工場移転など直接的な要因はあるが、次の産業が育っていない。
長崎というネームブランドと観光のポテンシャルは高いと思ってる。
ネームブランドは九州一だ。
首都圏(東京を除く神奈川県、埼玉県、千葉県)でサンプルを200ずつ合計600を取った。
九州七県を言える方はほぼいない。
一番名前があがる県は
1位:長崎県
2位:熊本、鹿児島
4位:福岡県
5位:佐賀県
6位:大分県、宮崎県
九州のイメージは
外国、関係性がない、九州という島
本来、これを一番受け止めて九州を考えるべきなのは福岡県福岡市だと思ってる。
長崎
・軍艦島

・グラバー園





・伊王島


・出島

・平和公園 (国指定史跡「出島和蘭商館跡」)



佐世保
・ハウステンボス




・九十九島パールシーリゾート




・佐世保港



・西海橋・新西海橋
西海橋


新西海橋


雲仙
・温泉
小浜温泉・おたっしゃん湯



雲仙・よか湯




・普賢岳・仁田峠







一県としてはツールは揃ってる。
勝手な長崎県再生構想
・長崎県は自治体の人口バランス
・県庁所在地の交通の便
上記2点が非常に悪い。
【長崎県自治体別地図】

大村市、諫早市を合併し県庁所在地へ移すべきだと思う。
空港は大村市にあるのだから。
東京本社の支店、営業所などは諫早市、大村市が多い。
身内のことだが義弟の会社の長崎営業所は諫早だった。
長崎市内に支店があると佐世保方面、島原方面へ行くのに便が悪い。
そして、離島の切り捨てを考え始めなければと思ってる。
人口減少は止まらない。
子育て支援は重要だと思うが少子化対策は先行投資なのかも知れないが少ない人口層に投資しても2倍にはならない。
そして、推論だが子どもが多い時期は貧しい時期じゃないのかと思ったりする。
終戦後、焼け野原から立ち上がり日本は人口増加してきた。
発展途上国と呼ばれる国は子だくさん。
中国もその例にもれず資本主義経済の中に入り始めるまでは子どもが多い時代が続き「ひとりっ子政策」などを行った。
そして、今、減少に拍車がかかっている。
そもそも、子どもを増やそう減らそうなんて人間が行っていいものか?と思ったりさえする。
対馬市人口30,000人(全国離島人口3位)、壱岐市人口24,000人(全国離島人口6位)。
持続可能なわけがない。
人口減少は激化している。
10年後には半数になってる可能性すらある。
そして離島を一番多く抱える県。
限界が来ている。
その他の離島の人口はもっと少ないのだから。
離島のインフラ整備にどれだけ持ちこたえれるのか?
負担は長崎県全体に。
離島には離島振興補助金が出ている。
壱岐、対馬、五島には国境離島補助金も出ている。
それでいて離島は衰退していく。
美辞麗句を並べても事実を受け止めないといけないと思う。
【都道府県別財政力指数】


どうするのか?
本土への移転だ。
長崎県内であれば移転費用は長崎県負担、他県であれば他県に相談してくれ、と。
そのくらいの厳しさで接していいと思ってる。
ぬるま湯に浸かってきた部分も否めないのだから。
切り捨てるという言い方がよくないとは思う。
でも、危機はそこまで来ているということ。
道州制になった方がいいと思うがその前の準備としても考えておくべきだと思う。
もちろん、県民の意識改革も必要。
「断行」の時期は来ている。

にほんブログ村
